ここのところ、ニトリはマグネット式の収納グッズの取り扱いをかなり増やしています。山崎実業の「FLAT」シリーズはホワイト色に加えてブラック色も展開されるようになりましたし、そのほかにもオリジナルの商品をどんどん追加しています。
マグネット式なら位置の調整や着脱も容易です。なので、個人的にはとても良い傾向だと思っているのですが、いかんせんスチール面でないと使えません。しかし、そんな問題を解決できる新商品がニトリから発売されました。
※価格および仕様はすべて2022/07/28現在
ニトリ・つっぱりキッチンパネル
このたびニトリから新たに発売されたのは「つっぱりキッチンパネル(幅62cm BH640 ホワイト)」(税込2,990円)という商品。システムキッチンのワークトップと吊戸棚の間に突っ張れるスチールパネルです。これを使えば、FLATシリーズほか様々なマグネット収納グッズを壁面にくっつけられるというわけですね。
ちなみに、幅62~92cmで伸縮可能な「伸縮つっぱりキッチンパネル(BH640-940 ホワイト)」(税込3,990円)という商品も同時に発売されています。
百均の「吸着シート マグネット補助板」で良いのでは?
ニトリのつっぱりキッチンパネルのような商品はこれまでありそうでなかった画期的な商品に見えます。ただ、キッチンパネルやタイルの壁面があるなら、セリアなどで販売しているエルオーの「吸着シート マグネット補助板」(税込110円)を使ったほうが合理的なように思います。
エルオーのマグネット補助板は吸着シートと表示されていますが、表面に多少の凸凹のあるキッチンパネルでも貼り付けることが可能です。また、突っ張り式のように倒れてくる心配がないばかりか、ニトリのつっぱりキッチンパネルが設置できない高さ106cm以上の空間でも使用できます。
広い面で使いたい場合はこれをいくつも使わなくてはならず、見た目を損なう心配もあるわけですが、ほとんどはマグネット収納グッズの影に隠れるので問題ないのではないでしょうか。
山崎実業の「キッチンウォールバー」も良し
もしくは、タイルなら山崎実業の「フィルムフック キッチンウォールバーtower」でも良いんじゃないかと思います。キッチンパネルのように多少の凸凹があるところはNGですが、タイルなどツルツルの壁面なら取り付けできます。
こちらも倒れてくる心配はありませんし、見た目もスッキリ。前述のマグネット補助板と違って広い面でマグネット収納グッズを活用することができます。価格もニトリのつっぱりキッチンパネルとほぼ同じ税込3,300円です。
というわけで、ニトリのつっぱりキッチンパネルは画期的なようで、実際はあまり必要ないんじゃないかなと思います。強いて活用できるシーンがあるとすれば、壁面が漆喰などの場合や、壁面に窓があったり、セミオープンのキッチンでそもそも壁面がない状況などでしょうか。
ちなみに、今回ご紹介した代案の他にも、スチールやステンレスの板をアクリル系の両面テープで壁面に貼り付けるという方法もあります。そうすれば、コストはかなり抑えることができるでしょう。
収納はいろんな方法が考えられるから大変ですけど、だからこそ楽しいですね。
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