最近は子供がリビングダイニングで宿題などをするというお宅が一般的になっています。親としては子供の様子を見守るとともに、分からないところがあればサポートしやすい。子供にとっても安心だし、会話も弾みます。
一方で、良いことばかりではありません。子供が帰ってきたらランドセルはリビングダイニングの床に転がしたまま。宿題が済んでも子供部屋に持って行ってくれないことも多いです。ほかにも悩ましいことがありますが、とにもかくにもランドセルをどこに収納するかというのは大きな問題のひとつとなっています。
そんなときは上写真のようなランドセルラックを置くというのも良いでしょう。しかし、それなりのスペースが必要になります。また、テーブルから離れると、子供が自分でそこに片づけてくれるかという不安もあるかもしれません。
もっとコンパクトで、もっとテーブルに近いところに収納できれば…。
というわけで、今回はそんなときに最適なワゴンを紹介したいと思います。
山崎実業・ランドセル収納ラックtower
今回ご紹介するのは山崎実業の「ランドセル収納ラックtower(タワー)」。ダイニングテーブルの下にランドセルを収納するのに最適なスチール製のワゴンです。ホワイト(1747)のほか、ブラック(1748)もあります。
組み立て簡単!
ランドセル収納ラックtowerは組立式ですが、とても簡単です。付属の六角レンチで計8本のボルトを締め、最後に4つのキャスターを挿し込めばOKです。
コンパクトな2段ワゴンの完成!
あっと言う間に完成。幅26×奥行32×高さ45cmというサイズなので、かなりコンパクトです。
ハンドルの部分には樹脂製のフックが2つ付いています。また、キャスターの手前側2つはストッパー付きです。
耐荷重は各段5kgまで
ランドセル収納ラックtowerの耐荷重は各段とも約5kgまでとなっています。ですが、試しに2リットルのペットボトルが8本入ったダンボール箱(=16kg)を各段に乗せてみたところ、ギリギリ大丈夫な感じでした。
とは言え、この状態で手荒に動かしたら支柱が折れそうです。また、キャスターもスムーズに回転しません。やはり各段ともに5kg程度までと考えたほうが良いでしょう。
ダイニングテーブル下にピッタリ
既に高校生になった息子のランドセルを引っ張り出して乗せてみました。いやー、何でも取っておくものですねー(笑)
我が家のダイニングテーブル(冨士ファニチア・Koti)は幕板はないものの、天板が厚いので厳しいかなと思っていたのですが、ちょうど良い感じに収まりました。ちなみに、天板下の高さは664mm、ラックの高さ450mm+ランドセルの高さ200mm=合計650mmです。15mmしか余裕がないので、ベルトをキレイに折り畳まないと天板の下に当たってしまいます。
なお、下段には幅10cmのレギュラーサイズのファイルボックスが2つ収まります。奥行はピッタリ、幅は少し余裕があります。
引出しがあると厳しい
IKEA(イケア)のデスク「ミッケ」でも試してみました。しかし残念ながら、こちらは引出しに当たってしまって、ランドセルを乗せた状態では収まりませんでした。なお、ミッケの引出し下は625mmです。25mm足りません。
ちなみに、浜本工芸の学習机の下(628mm)も試してみましたが、同様に引出しに当たってしまいました。引出し付きのデスクやテーブルは厳しいかもしれないですね。
ノートパソコンやバッグにも良さそう
ミッケは妻がテレワーク用に使っているので、ノートパソコンやバッグを収納するのにも良さそうです。ただ、そういう使い方ならニトリのスチールワゴン「トロリ3 コンパクト」でも良いかなと思います。トロリのほうが価格も安いです。
幕板付きのテーブルも厳しいかも
私のオフィスで使っているコクヨのミーティングテーブル「ジュート」ならホワイトのスチール脚なので、ランドセル収納ラックtowerに合うかなと思って試してみました。
もちろん、合います。ただ、ランドセル収納ラックtowerは主張しないデザインなので、どんなテーブルにも合うと思いました。
ちなみに、こちらのテーブルは幕板があり、その下は654mmです。ランドセルを乗せた収納ラックtowerは合計650mmなので、かなりギリギリです。幕板のあるダイニングテーブルにセットする際は、その下の空間の高さとランドセルの厚みをしっかりと確認したほうが良さそうです。
リビングテーブルにもgood
ランドセル収納ラックtowerは基本的にダイニングテーブルにセットして使うことを想定しています。しかしながら、高さ45cmということはリビングテーブルよりも少し高いくらいです。リビングテーブルの横に置けば、ランドセルの中の教科書を出し入れしやすくて良いと思います。
ただし、ランドセル収納ラックtowerが邪魔にならない置き場所を考えると、ニトリの「Nクリック ディープ レギュラー3段」などを置いたほうが合理的だと思ったりもします。
ファイルスタンドよりファイルボックス
ランドセル収納ラックtowerの商品写真を見ると、下段にはファイルスタンドをセットしています。確かに、商品にスポットを当てるならそのほうが使いやすそうに見えるかもしれません。
しかし、ファイルスタンドを使っても、教科書などを取り出すにはスタンドを引き出す必要があります。また、ダイニングチェアに座った状態なら、ファイルボックスのほうが背表紙が見えやすいはずです。
ファイルスタンドを使うと重心が高くなって倒れたり、スタンドが変形してくることもあります。よって、私は上写真のようにファイルボックスを引出しのように引き出して使う方が合理的だと考えます。
ちなみに、ファイルボックスは無印良品のものよりニトリの「Nオール」のほうが切り欠きがあって教科書類を出し入れしやすいです。
以上の通り、山崎実業のランドセル収納ラックtowerはダイニング学習の際にランドセルをどこに置くかという悩みを解決してくれるひとつの選択肢になり得ると思います。シンプルなデザインで置く場所を選ばず、丈夫で安心して子供に使わせることができるのもありがたいです。
一方で、あと3cmほど低ければテーブルに幕板や引出しがあっても収まることが多かったのではないかと思います。下段にB4サイズや角形2号封筒を立てて収められるように配慮した結果でしょうけど、そもそもダイニングで使うならファイルスタンドに立てるよりもファイルボックスに収めたほうが出し入れしやすいことは先ほど説明した通りです。
なお、山崎実業には他にもランドセル収納グッズがたくさんあります。ランドセル収納ラックtowerありきで考えることなく、ご自宅に合ったものをチョイスしていただくと良いでしょう。
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