4月からの新学年。小学校6年生になった娘は新しい教科書を持ち帰ると、代わりに5年生の教科書やノート、プリントなどを本棚から取り出し、「これはもう要らない」と言って積み上げました。それを見て妻は「もう置く場所がない。どこに置いたら良い?」と私に聞いてきました。
古い教科書は何のために保管しておくの?
そこで私は妻に聞きました。「何のために教科書を取っておくの?」
返答に困る妻。
そこで私は、「○○○(小学校3年生になった息子)が教科書をなくす可能性があるから、そのためじゃないの?」と言うと、妻は「なるほど、そうだよね」ということで、教科書だけを残して残りは処分することにしました。つまり、ノートやプリントはすべて処分。ただし日記だけは思い出の品として残すことにしました。
過去の経験から、使いかけのノートは処分
その過程で、使いかけのノートも数冊出てきました。最初の数ページだけ使って残りは真新しいものも2~3冊ありました。
これらは使おうと思えば使えます。使える可能性があるわけです。しかし、私の経験から言うと、それらを取っておいたところで使うことがないのです。メモ用紙なら他にたくさんあります。ですから使いかけのノートは不確定要素に賭けず、過去の経験から処分することにしました。
古い教科書やノートがいっぱい出てきた
結果、娘が5年生で使った教科書やノートなどは、教科書だけを残すことで1/5程度のボリュームになりました。めでたしめでたし…と思ったら、妻がクローゼットの中をゴソゴソと掘り起こしてダンボール箱や紙袋が出てきました。
妻「じゃあこれも要らないモノは捨てたら良いのかな?」
見てみると、小学校1年生から4年生まで娘が使った教科書やノート、プリントの山。息子が1年生で使った教科書なども出てきました。
私「教科書を取っておく目的は、○○○(息子)が教科書をなくしたときのため。それなら3年生以降だけ取っておけば良いよね。」
ということで、3~5年生の3学年分の教科書だけを残して、残りは処分することにしました。
実はこうなってしまっていることは私も気付いていました。ただ、頭を打たないと気付けないと言うか、いくら口で言っても伝わらないものなんですよねー。本人なりにちゃんとできていると思い込んでいるとなおさらです。
片づけでは目的が大切です。何のために片づけるのか、何のためにモノを取っておくのか。そこをよく理解していないと「なんとなく」片づけたりモノを取っておくことになります。
しかし、なんとなくではダメなのです。今回の場合、息子のために3~5年生の教科書だけを保管しておくことに決めたら、収納スペースはたった1/5程度で済みました。教科書を取っておく目的を「息子のため」と決めるだけで、たったの1/5の量になるのです。
たったそれだけのことで、モノの量が減り、他のモノも片づけやすくなります。また、息子が教科書をなくしても代わりを探すのに掛かる時間や手間も1/5程度で済むことでしょう。
目的をシンプルにするだけで、身の周りもシンプルになっていくのですね。
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