目下、絶好調と言っても良いくらい好調を維持し続けている無印良品。2016年9月以降、直営既存店が前年割れを起こしたことがなく、ほとんど毎月10%前後成長し続けています。100円ショップからホームセンターに至るまで無印包囲網はどんどん広がっているはずなのに、これだけ力強く成長していることは本当に驚きです。
一方、無印良品の生みである西友は、親会社のウォルマートが手放すのではないかと噂されています。引受先にはドンキやニトリなどの名前も挙がっていますが、セブンイレブンとイトーヨーカドーの立場が逆転したように、良品計画が西友を傘下に収めるというのはどうでしょうか。
無印良品は既に食品販売にも手を広げつつありますので、かなり広い意味では西友と同じ業態です。西友くらいの規模と店舗数で無印良品の超大型店があちこちにできるとブランドイメージを維持するのは大変でしょうけど、あながちあり得ない話ではないと思います。
そんな風に丸く収まれば良いなーと妄想しておりますが、このたび無印良品から丸く収めるのに最適な商品が発売されました。ヒット商品「やわらかポリエチレンケース」に丸型などのラインナップが追加でございます。
やわらかポリエチレンケース・丸型
従来、無印良品の「やわらかポリエチレンケース」はすべて四角い形でした。また、サイズは最大でカラーボックス1段分相当となっていました。
今回あたらしく追加された丸型は円筒形で、「深」(上写真下)、「中」(上写真上)ともに、直径約36cmとなっています。つまり、カラーボックス1段には収まらない大きさで、ユニットシェルフ各種のほうが収まりが良いサイズと言えます。
円筒形ですからむしろ棚に収めるよりも床に直接置くなどしたほうが自然に見えます。なので、オモチャやブランケットなどを収めてリビングの隅に置くような使い方が適していると言えるでしょう。
従来の角型と同様に専用のフタが用意されているので、積み重ねることも可能です。
ゴリラタブより見た目スッキリ
やわらか素材で円筒形のバケツと言えば、先行するのはレッドゴリラ(旧・タブトラッグス)です。無印良品の「やわらかポリエチレンケース・丸型・深」はちょうどゴリラタブのMサイズ(直径38×高さ35cm)に近いサイズで、別売のフタを使えば積み重ねられる点でも似ています。
一方で異なる点は、無印良品は取っ手の部分は出っ張っていないこと、無印良品のほうがストレートに円筒形に近いということです(底に行くほど細くなっていない)。そのため、無印良品のほうがスッキリとした印象があると思います。
また、サイズ感は似ていますが、価格は無印良品のほうがお手頃です。「やわらかポリエチレンケース・丸型・深」が税込1,190円なのに対し、ゴリラタブのMサイズは2,000円近くします。室内でソフトに使うなら無印良品で十分と感じる方が多いのではないでしょうか。
今回のラインナップ追加では、従来の角型「大」よりも高さがある「深」なども発売されています。それほど丈夫なわけではないのに深さを追い求めるなんてますますどういう風に使うのかイメージが湧かないんですけど、よりユニットシェルフに収まりが良いサイズを目指したということなのかもしれません。
100円ショップでもイノマタ化学の「タルミー」シリーズなど、やわらか素材の収納ケースが人気を集めており、無印良品の「やわらかポリエチレンケース」のヒットも同様の傾向なのかもしれません。つまりは実用性よりも安全性であったり、さわって直感的に心地良さを感じるというところがウケているんでしょうね。
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