無印良品の店頭で「積み重ねができる竹材収納用品」を見ていてふと思いました。
たとえば、A4用紙が入るサイズの「重なる竹材長方形ボックス(3)」は税込2,800円です。同じくらいの大きさのプラスチック製の箱やカゴなら100円ショップでも手に入ります。道具としてのコストパフォーマンスで言えば、圧倒的に100円グッズの勝ちです。
正直に言って、私にはこんな高価な箱はとても手が出ません。でもリビングなど人目に付く場所に置くんだったら、ここまで高価なものはともかくとして、100均のカゴはやっぱり置かないかなー、と。
あれ?そう言えば我が家にはパッと目に着くようなところには100均のカゴは置いてない。けれど片づいていない家って、あちこちに100均のカゴが置いてある―――。この気づきが、今回の記事を書くきっかけになりました。
※この記事は2015年6月1日時点の情報に基づいています
無印良品の「積み重ねができる竹材収納用品」
無印良品の「積み重ねができる竹材収納用品」に使われている竹という素材は、インテリア用品としてあまり一般的な素材とは言えません。最近はイケアでも竹を使ったテーブルがありますが、無印良品もイケアも竹が継続的に伐採可能なエコ素材という点に着目して採用しているようです。
日本には竹林はたくさんありますから、エコ素材であることは誰にでも分かることです。しかも、竹は材料コストが安い。さらに成長が早いのに丈夫です。こんなにメリットの多い素材を使わない手はありません。
しかし、竹は非常に扱いが厄介でコストが掛かるのです。木材に比べると細く、節があります。そのため板状の集成材にするためには大変手間が掛かります。また、乾燥が早く、カビも発生しやすく、保管が難しい素材です。そのため商品化してもこんな値段になっちゃうから、普通に考えたら誰も買わないのです。そこを敢えて挑戦した無印良品はすごいなぁと思います。
良いインテリアを実現するためにはコスパを求めない
本来、収納というものはコストパフォーマンスが大事だと私は考えています。無駄なモノを買わない、無駄な手間やスペースを使わないなどといった合理性が大事です。
しかしインテリアはまったく逆で、非合理性が必要になってくるのです。必要以上に照明器具を設けて必要以上に照らしてみたり、高価な布を使って作られたソファを置いたり、車が1台買えるくらいの緞通を敷いてみたり。決して成金主義に走らなくても、良いインテリアを手に入れるためにはどうしても多少のお金は掛かるのです。
異素材を組み合わせることがインテリア的にはGOOD
また、ファッションでもちょっと変わった素材を使ってみるということがオシャレのポイントの一つであるように、インテリアでも同様にあまり一般的でない素材を使ってみたり、今までになかったような素材を組み合わせることがオシャレ感を出すポイントになります。
前述の通り、竹はあまりインテリア用品の素材としては一般的ではありませんから、無印良品の「積み重ねができる竹材収納用品」などをうまく組み合わせることはインテリア的にポイントが高いと言えます。
合理性の追求が求められる収納という側面で見ると、無印良品の「積み重ねができる竹材収納用品」はどうにも使えないシロモノです。しかしインテリアという側面で見ると、コストパフォーマンスが悪く、ちょっと変わった素材という点で、とても良いと言うことができます。
まずはしっかりと合理的に片づけて、いつかはインテリア的なことも考える余裕を持てるようになりたいものですね(←もちろん私も含めて・笑)。
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