今回は親世帯の片づけです。洗面化粧台と洗濯機の間に脱衣カゴを置きたいということで、まずはJEJの「レクエア・ランドリーバスケット2段」を設置。次いで、洗濯機の上に洗濯洗剤などを置けるスペースがあったほうが良いという話になりました。
しかし、一般的なL型ブラケットだと洗濯機を動かさないと取り付けできないし、見た目もイマイチです。この場所だとボードアンカーなどで下地を補強する必要性も高いでしょう。
一方で、前回使ったライン棚受は使えません。右側のホースや電源コードが干渉してしまうからです。
そこで今回は、そんな状況にピッタリな棚受を用意しました。
ラブリコ・トライアングルフレーム
今回、洗濯機上にウォールシェルフを設置するにあたって用意したのは、平安伸銅工業の「LABRICO(ラブリコ)トライアングルフレーム L WPW-68」です。形状は珍しい三角錐(さんかくすい)で、石膏ボード壁に取り付けられるように専用のピンも付属しています。これなら下地がなくてもOKで、賃貸住宅でも使うことができます。
隅に取り付けるのは結構大変
取り付け簡単と言いたいところですが、部屋の隅に取り付けるのは結構難しいです。ピンの頭を小槌で打ったり専用工具で押し込むスペースが取れないからです。
試行錯誤の末、上写真のようにラジオペンチの先でピンを掴んで押し込めばOKだと分かりました。なお、壁面の真ん中で取り付けるなら難しいことはありません。
壁が水平垂直ではなくてやり直し
トライアングルフレームを左右両方取り付けて棚板を乗せてみたところ、棚板がガタガタで安定しませんでした。天井までの距離をレーザー距離計で確認しながら取り付けたにもかかわらずです。
不思議だなーと思ったら、どうも洗面化粧台側の壁が垂直ではなかったようです。逆に言うと、壁が垂直だと信じてトライアングルフレームを取り付けたら、斜めになってしまったというわけですね。
木造住宅の限界なのか、はたまた大工の技術力の問題なのかは分かりませんが、こういうのは許容範囲を決めるのが難しいところです。ここは大人しく、棚板を水平にすることだけを考えてトライアングルフレームの取り付け位置を微調整することにしました。
棚板を下面からネジで固定
トライアングルフレームの位置を調整し、棚板を乗せて下面から付属のネジで固定します。一発でねじ込むのは無理ですから、下穴を開けてからドライバー等でネジを回します。
棚板はもちろんロイヤルホームセンターのメラミン化粧棚板。18mm厚のものを選んだのは、ネジが貫通しない厚みを確保するだけでなく、両端で固定する構造ゆえに厚みがあったほうが棚板がたわみにくいからです。
トライアングルフレームシェルフ完成!
というわけで、トライアングルフレームを使ったウォールシェルフが完成しました!壁が垂直ではないうえにフラットでもなく調整に手間取りましたが、壁にネジで固定するのと違って失敗がないのが良いですね。
また、一般的なL型ブラケットを使うのと違って見た目がスマートかつ個性的です。インスタグラムにアップしたらとても好評でした。
ちなみに、失敗だったのがフレームの厚みを計算に入れていなくて、洗濯機のフタを開けたときに棚板に少し当たってしまうことです。棚板の奥行+1cmくらいと考えておくべきでした。
それでも、ちょうど良い高さに洗濯洗剤を置けると言って母は喜んでくれています。やはり石膏ボード壁対応の収納棚は手軽にどこにでも取り付けられて便利ですね。
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