アキュラホームで建てた我が家のトイレには、標準でアキュラホームオリジナルの収納棚がビルトインされています(上写真)。決して立派なものではありませんが、トイレットペーパーのストックや掃除用ウェットシート、トイレブラシなども一通り収まる収納量です。
設計段階ではこれで十分だと思っていました。もう以前の住まいのようにトイレの上に棚を設ける必要はないと確信していました。ところが、引越してしばらくすると、妻が「トイレの上に棚を付けて欲しい」と言うではありませんか!
「それならそうと設計段階で言ってくれれば大工が体裁の良い棚を付けてくれたのに…」と思いましたが、物は考えようです。大工ほど上手ではないけれどもDIYならハウスメーカーに頼むよりも安く棚を付けられるはず。というわけで、市販のライン棚受を使ってトイレの上に収納棚を設けることにしました。
清水・ライン棚受SH-TL280W
壁に棚を取り付ける際はL型ブラケットを使うのが一般的です。しかし、それではあまりにも見た目が貧相なので、今回は清水(NEW HIKARI)の「ライン棚受SH-TL280W」を使うことにしました。
このアルミ製ライン棚受は2本セットで、16mmと35mmの木ネジがそれぞれ6本付属しています。木ネジの頭はホワイトに塗った皿なので悪目立ちしません。
今回は通常とは逆向きで取り付け
こちらのライン棚受は通常、正面から見て”「”の向きに取り付ける必要があります。しかしながら、それだと金具が丸見えになってしまうので、今回は”」”の向きに取り付けました。
棚板は前回紹介したロイヤルホームセンターのメラミン化粧棚板を使用。この向きに取り付けるために棚受金具の厚みを考慮して、壁から壁までの距離よりも少し短めにカットしてもらいました。
IKEAのSKUBBボックスを乗せて完成
壁の両側にライン棚受を取り付けてメラミン化粧棚板をネジで固定したあと、IKEAの「SKUBB(スクッブ)ボックス」を乗せて完成!逆に言うと、今回はSKUBBボックスに合わせて高さと奥行を決めました。
ちなみに、今回はたまたま下地があったのでボードアンカーを使用せずに済みましたが、下地がない場合は補強してやる必要があります。
掛かった費用はライン棚受とメラミン化粧棚板で合わせて3千円ちょっと。ハウスメーカーに設置してもらったらどんなに安く見積もっても1万円は下らなかったでしょうから、随分と安く済みました(笑)
今回はライン棚受を使用し、なおかつ棚受が目立たないように逆向きに取り付けたことがポイントです。また、そのために棚板は壁間よりも少し短めにカットしました。壁というのは意外と真っ平らではないので、その分も余裕を見るのがちょっとしたコツと言えます。
なお、棚板の奥行350mmに対して今回使用したライン棚受は280mmです。サヌキの「鉄製カウンターアングルLY-210」なら340mmでちょうど良いサイズだったのですが、これは鉄板を曲げて作ってあるため角に丸みがあり、”」”の向きで壁に取り付けるには不向きだと考えました。そのため、アルミ押出成型のライン棚受を使用し、棚板の奥のほうは支えがない状態にしました。軽いモノしか乗せないので大丈夫だろうという判断もあります。
構造上、あまり広い幅の棚板を渡すには適しませんが、トイレや廊下、階段下収納などの狭いスペースに棚板を取り付けたい場合はオススメできると思います。
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