ニトリがシールフックタイプの浴室用収納グッズ発売!アスベルとの違いは

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アスベル・ラックスMG ウォールラック&フック

最近は100円ショップでも販売されているということもあり、ユニットバスの壁面にマグネット式の収納グッズが使われることが一般化しました。我が家でもニトリの「マグネットボトルラック(ホワイト AL02)」(旧・アーバン)とほぼ同じ商品であるアスベルの「ラックスMG」などを使っています。

マグネット式なら吸盤式に比べて、取り付け位置の変更が容易です。おまけに、吸盤式のように外れてしまうこともありません。掃除もしやすいです。

良いこと尽くめのように思えますが、浴室の壁がタイル張りなどの場合は使えません。当たり前のこととは言え、残念に思われている方もいらっしゃることでしょう。そんな方のためにニトリがシールフックタイプの浴室用収納グッズのラインナップを増やしました。

※この記事は2024年10月28日時点の情報に基づいています

 

ニトリ・シールフックタイプ ボトルラック (AS01)

ニトリ・シールフックタイプ ボトルラック (AS01)

出典:ニトリ

このたびニトリから発売されたのは、上写真の「シールフックタイプ ボトルラック」を含む「AS01」という浴室用収納グッズのシリーズです。ボトルラックのほか、ソープラック、5連ラック、フック2個、タオルバーの5アイテムが用意されています。

マグネット式「AL02」のシールフックver,

新商品のシールフックタイプボトルラックの形状を見ると、「マグネットボトルラック レギュラーAL02」(旧・アーバン、上写真)とよく似ていることに気付きます。

マグネット式のAL02がよく売れているので、シールフック式を横展開した、と考えれば自然なことです。しかし、そうなると気になるのは製造元です。

アスベル「ラックス吸着シート式」と同じ

ニトリのAL02の製造元と思われるアスベルの公式ショップを見てみると、「ラックス吸着シート式」という商品が既に発売されていました。現時点では公式ショップ以外で扱われている様子がないので、新しい商品と思われます。

アスベルとニトリの比較

商品名 サイズ(mm) 耐荷重 アスベル ニトリ
ボトルラック 261×93×79 2kg 1,598円 1,290円
ソープラック 141×88×67 1kg 998円 799円
5連ラック 240×37×53 1.5kg 1,298円 799円
フック2コ 57×37×58 1kg 598円 499円
タオルバー 240×40×53 1kg 998円 699円

アスベルとニトリでは商品名が少し異なるものの、それぞれのサイズおよび耐荷重はまったく同じです。ほかの仕様も特に違いがないように見えます。一方で、価格はニトリのほうが約2~4割ほど安くなっています。

ただし、アスベルのほうは基本的に定価に近い価格となっていると思われるので、ほかでも販売されるようになるとニトリとほとんど変わらないのかもしれません。

シールフックだが吸着式?

ニトリではこれまでも浴室用のシールフックがいくつか扱われています。その多くは粘着式で、ユニットバスの壁面やキッチンパネルなど少しの凸凹がある程度なら取り付け可能なものです。

今回のシールフックタイプも同様だと私は思いました。しかし、そうではないようです。その根拠は2つあります。

まず、”取り付けられないところ”の条件のひとつに”天然大理石”が挙げられているところ。吸着式のフィルムフックには接着面にシリコーンが塗布されており、大理石の表面を劣化させてしまう可能性があるのです。

もうひとつ、アスベルのラックス吸着シート式は新しい商品なのでまだレビューがないものの、発売から時間が経過している「ポゼ 調味料ラックワイド 吸着シート」などを見ると、すぐに落ちてしまったという趣旨のレビューが散見されます。粘着式であればそんなに簡単に落ちることはないと思います。

なぜニトリが吸着式のものをシールフックと名付けてしまったのか謎ですが、一方で山崎実業もフィルムフックという名称で吸着式と粘着式の両方を併売していますから、業界で統一されていないことが最大の原因と考えられます。そろそろどこかが音頭を取って統一するか、消費者が容易に理解できるように表示方法を見直してもらいたいものです。

 

以上の通り、ニトリのシールフックタイプ浴室用収納グッズAS01はアスベルのラックス吸着シート式とまったく同じ商品ではないかと思われます。マグネットタイプのAL02のように抗菌仕様になっているわけでもありません。それでもニトリのほうが安いのですから文句を言う必要はないでしょう。

ただ、シールフックと言いながら粘着式ではなく吸着式というのは残念です。大理石でも使えるとは言え、そのメリットを享受できるお宅は少ないと思います。粘着式のほうが良いという場合は山崎実業の「フィルムフック トレー MIST(ミスト)」などを使ったほうが良さそうです。

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