子供が生まれてからある程度落ち着くまでの期間というのは、本当に子育てが大変です。収納面で見ても、「オモチャが片づかない」、「絵本が散らかりやすい」、「ダイニングテーブルに宿題が置きっぱなし」など、いろんな問題が出てきます。
基本的に子供の成長に合わせて収納はフレキシブルに対応できなければなりません。子供の成長とともに、オモチャは大きなモノから細々したモノに変わっていきます。そしてそれはたった5年ほどの間にめまぐるしく変わっていきます。しかしモノが変わったからと言って、その度に収納家具を買い替えるわけにもいきません。
その点、無印良品のスチールまたはステンレスユニットシェルフであれば、子供が使うモノに対してフレキシブルに対応できます。
単純に見た目だけで言えばパイン材やオーク材のユニットシェルフのほうが良さそうですが、なぜスチールまたはステンレスなのか?今回はその点も含めて、幼児のオモチャ収納から小学生のリビング学習まで無印良品のスチールまたはステンレスユニットシェルフがオススメな理由を紹介したいと思います。
「帆立補強パーツ」が使えるので投げ込み収納もOK
幼児のオモチャ収納は「投げ込み収納」とするのが基本です。キャスター付きのボックスにオモチャをポンポン放り込むだけでOKという片づけ方ですね。
一方、投げ込み収納や幼児の手が届くところに収納しようと心掛けると、どうしても背の低い収納が床面に広がっていってしまいます。上のほうも有効活用しなければ部屋が狭く感じられてしまうのです。
無印良品のスチールまたはステンレスユニットシェルフであれば、専用の帆立補強パーツを使うことで棚を高脚式にすることができ、投げ込み収納ボックスを置いた上の空間も有効活用できます。
幼児期は子供が手の届く範囲のモノを引っ張り出してしまうため、触られたくないモノを置く場所に困ることも多いです。しかし無印良品のスチールまたはステンレスユニットシェルフを高脚式にすればその問題も同時に解決できるのです。
ちなみに専用の帆立補強パーツがあるのはスチールまたはステンレスユニットシェルフだけ。パイン材やオーク材のユニットシェルフにはこのパーツがないのです。
「奥行約40cm」で安定しやすい
絵本や教科書などを収納するには棚の奥行は30cmあれば十分です。しかし無印良品のユニットシェルフは奥行約40cm。空間がもったいない、使いにくいと感じる人もいることでしょう。
しかし逆に考えて欲しいのです。奥行30cmの棚は倒れやすいとも言えます。やはり収納家具を安定させるには奥行40cm程度は欲しいところです。
なお、一般的にチェストは奥行が45cm程度であることが多いため、その横にユニットシェルフを置いても面が凸凹にならず収まりが良いというメリットもあります。
オモチャもランドセルも収納可能
奥行が約40cmであることは他にもメリットがあります。大きめのオモチャやランドセル、絵の具セットなども収納できるのです。専用のワードローブバーを取り付ければ制服を掛けることもできます。
無印良品にはユニットシェルフにちょうど合うサイズのポリプロピレンケース引出式が用意されているので、トレーディングカードや文房具などの小物も使いやすく収納可能です。
ユニットシェルフはオプションパーツが豊富なので連結も可能です。引っ越しのときにはバラしてしまうことも可能なので、運ぶ労力もコストも圧縮できます。また、シンプルなオープンラックですので、リビングで使わなくなれば子供部屋でも納戸でも使い回すことができます。
このように無印良品のユニットシェルフはフレキシブルに使うことができるので、幼児から大人まで使えるのが大きなメリットと言えます。コストパフォーマンスが非常に高い収納家具と言えるでしょう。
コメント
初めまして。
突然ご連絡し、失礼致します。
3歳の子供の絵本だな兼おもちゃ入れを探しています。
設置場所は、18畳のリビングダイニングです。
今置いている大きな家具は、幅1500mmのダイニングテーブルです。
無印良品のステンレスユニットシェルフではなく、同サイズのエースの本棚をおもちゃ入れ兼用として使うのはいかがでしょうか?
ホームセンターでエースの白系のサンプル板を見たのですが、「リビングに置くには、安っぽいかな・・・」と感じたり、反面「本棚なら、一番目につくのはフレームなので、質感はそれほど重視しなくていいかな・・・」と感じたりして、決めかねています。
※床や棚・扉はプリント合板なので、家具だけ『プリント合板では嫌』と言うるのは不合理な気もするのですが。。
4月下旬に、義母が関西から上京しました。
「いい加減、ソファやカップボードを買いなさい!家なんですから!」「高級感を」と。
有給を取らされ、義母立ち合いで家具屋に行ったのですが、結局、収納を決めないことにはソファは買えないと感じています。
また、収納の基本カラーを決めるまで、ソファの木地色も決められないとも感じています。
個人的には、「立派な家具よりも片付いた空間こそが貴重品」「向こう数年は、子供が走ったり広々と積木できるスペースを大切にしたい」と感じているのですが。。
義母なりの考えがあるようで、「食事と寛ぎを分けないとメリハリをつけた子育てにならない」と、ダイニングテーブルにソファ兼用のゆったり椅子はNG、ダイニングの一辺をベンチにする案もNGでした。
ソファ前のテーブルは、「従兄弟が来た時に子供たちが食事できるように、110cmは必要」と。(これは、黙殺するつもりです)
部屋が広く見えるようにしたいので、高さがある収納は白系がいいかな・・・と考えていますが、収納の候補を見つけられなくて困っています。
3年後には子供にリビング学習させたいので、それを満たす収納を検討していますが、「いつまでグズグズしているの!」という義母からのプレッシャーがあり、お知恵拝借したく問合せさせていただきました。
ひらめさま
はじめまして^^
いやはや、なかなかプレッシャーがキツイですねー^^;
エースラックの奥行や高さ、位置などはどのようにお考えでしょうか?
確かにプリント合板ゆえの安っぽさはあります。
ただ、これを部屋の中心に据えず、部屋の端に置くのなら、それほど気になることはないんじゃないかと個人的には思います。
絵本を中心に収めるのであれば奥行約31cmでOKですが、ちょっと大きめのオモチャが多い場合や、箱にオモチャを詰めて引出しのように使うのでしたら奥行40cmや46cmも検討の余地があるかもしれません。
また、お子さんのモノのみを置くのでしたら高さ70~135cmくらいでOKですが、大人のモノは上のほうに収めて収納家具をそれひとつで賄おうとするのであれば高さ178cm以上が良いですね。
リビングに置く収納家具なら他にも見た目の良いものがいろいろあります。
けれども、見た目の良い家具は棚板の可動範囲が狭くて、何を収めても中途半端になりがちです。
結果的に、家具は立派だけど片づかないのでせっかくの家具が良く見えないということになりかねません。
その点、エースラックは棚板の高さの設定に自由度があるので使い勝手が良く、散らかりにくいことは間違いないです。
壁紙が白系でしたら、部屋の端にホワイトのエースラックを置いても同化しやすく、圧迫感もありません。
ホワイト系でも下手に良い家具にすると存在感が出てしまって良くないこともあります。
※よろしければこちらもご参照ください
背の高い家具は圧迫感が強い!?インテリアの常識を覆す収納レイアウト&カラーコーディネート術
お義母様のお考えもごもっともではありますが、個人的にはひらめさんのお考えに賛成ですね。
まず形をしっかり作ってしまうのではなく、状況の変化を見ながら、必要最小限に、少しずつ楽しみつつ、家具を買い揃える。
そういう感覚が今は必要だと思います。
人に見せるための家じゃないですからね。
家族が寛ぎ、子供の成長を見守るための空間ですからね。
今の状態ではソファーを買えないというのはごもっともだと思いますし、やはりまずは収納を確保して、余ったスペース次第でソファーを決めるべきでしょう。
というか、お子さんが走ったり広々と積木できるスペースを確保しようと思ったら、ソファーやリビングテーブルはずっと先でも良いくらいですよね。
「食事と寛ぎを分けないとメリハリをつけた子育てにならない」とおっしゃるのもごもっともだとは思いますが、現代では食事も寛ぎも遊びも学習もシームレスにしてしまうという考え方が一般的です。
リビング学習というのは最たる考え方ですよね。
リビング学習を経て、ゆくゆくは子供部屋を作ることなどを考えると、家具そのものやレイアウトはフレキシブルに対応できるのが理想的です。
これはと思う家具は立派なものを揃えれば良いですが、特に収納などは捨てても惜しくない程度のものにしておく、もしくは他の用途に転用できるようなシンプルなものが良いと私は思います。
ひらめさんのように、身内の意見に戸惑う方を私は今までにたくさん見てきました。
けれども最終的にすべての責任を負うのはご本人です。
納得できないのに一度意見を聞き入れてしまうと、どこかでほころびが出るまで言いなりになりかねません。
決して摩擦を起こすことをそそのかすわけではありませんが、こだわりがある部分はしっかり貫き通したほうが良いように思います。
その一方で、どうでも良いや分からないところは相手に頼り、都合が悪いときは笑ってごまかすくらいでちょうど良いのではないかと思います^^