IKEA(イケア)の分別ゴミ箱ふた付「SORTERA(ソルテーラ)」はIKEA店頭でも実際に従業員用のゴミ箱として使われており、使用イメージが分かりやすい商品です。分別ゴミの処分の仕方で悩んでいる人なら迷わず飛びついてしまいそうになることでしょう。
ソルテーラはシンプルなデザインでそれなりに丈夫でもあります。しかし実際に分別ゴミ箱として使いやすいと言えるのでしょうか。今回は収納マン一押しの天馬「プロフィックス・カバコ」と比較してみたいと思います。
※この記事は2016年5月19日時点の情報に基づいています(2023年7月31日一部更新)
IKEA・SORTERA(ソルテーラ)
IKEAのソルテーラはポリプロピレン製で、stacksto,(スタックストー)の「ペリカン」のような形状をしています。つまりカインズホームのキャリコのような前面オープンタイプの積み重ねボックスというわけですね。
カラーバリエーションの多いペリカンとは異なりソルテーラのカラーはホワイトのみで、デザイン的にも丸みがあります。雰囲気的には無印良品的と言えます。また、ソルテーラのサイズバリエーションは37リットルと60リットルの2サイズのみです。
ソルテーラを分別ゴミ箱として使用した場合、容量が大きいのは魅力と言えます。また、奥行は55cmとかなり大きくキッチンに置くと邪魔になりがちですが、大型電子レンジ対応の食器棚と並べるなら逆に収まりが良さそうです。
ソルテーラはペリカン同様に開口部がそれほど広くなく、牛乳パックや空き缶を入れるにはちょうど良い一方、2リットルのペットボトルを収めるのは厳しそうです。また、フタが途中で止まらないので、積み重ねる場合はフタを片手で押さえながらゴミを放り込む必要があります。
天馬・プロフィックス・カバコ
前面オープンタイプの積み重ねボックスの代表格と言えばカインズホームのキャリコですが、今回はキャリコよりも優れている天馬の「プロフィックス・カバコ」と比較したいと思います。構造的にはキャリコやサンカの「froq(フロック)」のほうが似ているんですけどね。
IKEAのソルテーラと天馬のカバコを比較した場合、カバコは7サイズありますが、サイズの近い2タイプで比較すると容量は同じくらいです。カバコは奥行が40~42cmなので一般的な食器棚やオープンラックと同じかそれよりも浅いくらいの奥行と言えます。
カバコは前面の扉が天板下にスライドインする構造となっているので、開口部はソルテーラよりも圧倒的に広く、2リットルのペットボトルやプラスチックのトレーも楽勝で入ります。ただし、カバコに紙ゴミを入れる場合はその開口部の深さが逆に仇となってしまう可能性が高いです(底に溜まる量が少ない)。
ちなみにカバコは4色展開(一部サイズ除く)。専用のキャスターを取り付けることもできます。
価格の比較
IKEA | ソルテーラ | 410×550×280 1,999円 |
410×550×450 2,499円 |
---|---|---|---|
天馬 | カバコ | 450×420×310 1,680円 |
450×420×410 2,480円 |
※上段:サイズ(mm)、下段:2023年7月31日現在の税込価格
価格で比較すると、ソルテーラの37リットルが税込1,999円なのに対し、カバコの幅45cmMサイズが天馬公式ショップ価格で同1,680円。ソルテーラの価格が上がったため、現在ではカバコのほうが安くなっています。
60リットルサイズに関してはソルテーラが2,499円に対し、カバコは同2,480円。かたや奥行が大きく、かたや定価ですから単純に比較できないものの、ソルテーラのほうが安いということはないと言えるかと思います。
以上のことから私個人の好みで言うと、紙ゴミ主体に分別ゴミも統一したダストボックスで捨てるならソルテーラはアリだと思います。しかし、臭いも気になる紙ゴミは別にして資源ゴミを分別するならカバコをチョイスしたほうが使い勝手は良いように思います。カバコのほうが開口部が広くてゴミの出し入れがしやすく、フタを開けっぱなしでも邪魔にならないからです。おまけにコスパも優れています。
一概にどちらが良い悪いというわけではありませんが、ハッキリ言えるのはIKEAは案外安くないということです。
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