以前から島忠ホームズの店頭で見て、「シマホAR」なる3Dインテリアシミュレーションアプリの存在は知っておりました。でも、以前にIKEA(イケア)の同様のARを試してみたところ、なかなかうまく配置できなかったので、変に期待することなくスルーしていました。
しかしながら、前回紹介した島忠ホームズがTポイントを採用したという記事を書きながら、やっぱり先進的な取り組みをしている島忠ホームズだからということで、シマホARを試してみることにしたのです。
※この記事は 2017年2月22日時点の情報に基づいています(2023年8月10日一部更新)
シマホARは無料!しかも使い方は簡単
シマホARはiOSにもandroidにも対応しており、無料で使うことができます。
しかも、使い方が実に簡単。IKEAの場合はカタログを部屋の中の任意の位置に置く必要があり、手元にカタログがない場合は使えません(表紙の画像を探してきてプリントアウトすることもできますが)。しかも、IKEAの商品がすべて対応しているわけではないため、対応している商品を探すのがちょっと面倒です。
シマホARの場合ももちろん島忠ホームズで扱っている家具すべてが対象ではありませんが、品群とサイズを選択するだけでだいたいイメージに近い家具を選ぶことが容易です。また、マーカーはホームページからダウンロードしてプリントアウトすることができますので、IKEAのようにカタログを入手する手間がありません。
では早速シマホARを使ってみよう!
まずは配置したい家具の品群を選びます。選べるのは、ソファ、リビングテーブル、チェア、ダイニングテーブルだけですが、これらは収納家具と違ってサイズ感が分かりにくいものなので、イメージを掴むには最適と言えるでしょう。
幅・奥行・高さから選ぶ
今回はソファを選び、その中からサイズを指定します。何も選ばなくても候補は現れますが、サイズを指定することで候補を絞り込むことができます。
好みのデザインから選ぶ
サイズを指定して絞り込まれた候補の中から、好みに合ったデザインのソファを選びます。
画面の中央にあるのが事前にプリントアウトして任意の位置に置いたマーカーです。さて、どんな感じにソファが現れるのでしょうか?
どどーん!
近っっ!!いきなり画面いっぱいにソファの座面が現れてしまいました!
回転させようとも、床に設置することができず、空中をくるくると回るだけ。
使い方が間違っていたかもしれないと思って、改めてマーカーに近寄って画面いっぱいにマーカーを表示させてから再度トライするも、うまくいきませんでした。
なかなかうまくいかない…
ソファがぶるぶると震えながら空中を回転しています(汗)
制御不能…
これはまったく手に負えません(苦笑)
私が使っているandroidスマホが悪いのかと思ってiPhoneでも試してみましたが、まったく同じ状態でした。アプリを一旦終了させてから試してもまったく同じ。時々ちゃんと床にソファが現れることもあるのですが、宙に浮いた状態で、あまりイメージを掴むことはできませんでした。
張地のカスタマイズが自在
IKEAのARと違ってシマホARが優れているのは、張地をカスタマイズできることです。ただ、ちゃんと床に配置できないことには、イメージが掴めません(苦笑)
もうひとつ便利なのが、シミュレーションした様子をワンタッチでキャプチャできることです。もっともこの機能はIKEAのアプリにも実装されていますが、すべて日本語で表示されているということもあって、シマホARのほうが操作感が良いように思います。
結局のところ、シマホARはちょっと使い物にならない印象です。残念ではありますが、決してシマホARがダメなのではなく、まだまだ技術的に難しいところがあるということなのでしょう。今後に期待したいと思います。
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