私の息子は中学生になり、バスケットボール部に入りました。でも可哀そうなことに、コロナ禍で試合もなければ、ロクに練習すらさせてもらえません。基礎トレすらなく、週に2回、1~2時間ほどボール遊びをしておしまいだそうです。
実家に簡易式のバスケットゴールを置いて練習したらどうかと言ったのですが、近所に友達がいるわけでもないのであまりピンと来ないようで。かと言って、パソコンでゲームばかりしていたら目が悪くなるのは必至ですから、息子の部屋にミニサイズのバスケットゴールを設置することにしました。
SPALDING「バスケットゴール・ミニ」
このたび購入したのは、SPALDING(スポルディング)の「バスケットゴール・ミニ・スラムジャムバックボード 56098CN」です。
本当はバスケットボールの公式球に日頃から触れていたほうが良いのでしょうけど、さすがにそれを家の中で投げたら家が壊れてしまいます(苦笑)なので、室内用に適したサイズのものにしました。
ドアに引っ掛けられる構造だが…
このバスケットゴールはドアの上部に引っ掛けて使う構造です。しかし、息子の部屋は片引き戸であるうえに、天井いっぱいまでのハイドアです。そのままでは使えません。
ドリルでリベットを破壊
ドアに引っ掛けるためのスチール製パーツはリベットで固定されています。そこで、金属用ドリルでリベットを破壊してパーツを外すことにしました。
理屈は単純ですが、結構時間が掛かりましたよ。ほかの方法も試して、実質半日くらい悪戦苦闘しました(苦笑)
アクリル板のみの状態に
ちょっとキズをつけてしまいましたが、割ることなくアクリル板のみの状態にすることができました。
100均のPPシートをカット
これからアクリル板を壁に貼っていくわけですが、そのままでは貼れません。アクリル板の裏に緩衝用のクッションが付いており、それは残しておきたいからです。
そこで、100円ショップで半透明のPPシートを買ってきて、42×7cmを1枚、15×7cmを2枚、計3枚を切り出します。
カットしたPPシートをアクリル板の裏面に貼る
先ほどカットしたPPシートをアクリル板の裏側に、スリーエムの超強力両面テープ・平滑面用で上写真のように貼り付けます。
本当はいつも使っている粗面素材用のほうが強力で良いんですけど、白いほうが目立たなくて良いだろうという判断です。
壁にマステを貼ってから両面テープで固定
毎度おなじみのカモ井加工紙のマスキングテープを壁紙に貼り、その上に両面テープでバスケットゴールを貼り付けます。
このように横からご覧いただくと、PPシートを使った意味がよく分かっていただけるのではないでしょうか。
バスケットゴール設置完了♪
こうして、本来はドアに掛けるタイプのバスケットゴールを壁に直接貼り付けることに成功しました。思った以上にマステやPPシートが目立つことはなかったです。
実はここに至るまで、PPシートの貼り付け位置をミスって2回落下させてしまいました。しかし、今回ご紹介した方法にしてからは2週間ほど経つものの、一度も落ちていません。落ちてきてもベッドの上だし、足元に近い位置なので、息子がケガをする心配はないでしょう。
このバスケットゴールは、ドアに引っ掛けるためのスチール製パーツを外した状態で約1.3kgですから、しっかりとマステと両面テープで貼り付ければ耐え得る重さだと思います。しかしながら、ボールが当たるとボードが揺れるので、どうしてもテープは剥がれやすくなります。ですから、バスケットゴールが落ちてきても問題ない位置をよく考えて設置する必要があると言えるでしょう。
なお、今回ご紹介した方法を試してみる場合は、必ず自己責任でお願いします。壁紙が破れたり、子供がケガをする可能性があります。ドアに引っ掛けるためのパーツを外すのも結構大変ですし、アクリル板を破損する恐れもあります。
それでも、そこをクリアすれば、これはなかなか良いですよー。個性が出てインテリアとしても良いですし、息子はいつも学校から帰ってくるなりシュートしています。ゴムボールなので音はそれなりですが、私としては夜でも許容範囲。子供はやっぱり元気なのが一番です。
2021/07/17追記:
その後、マスキングテープの貼り方を上写真のように改良しました(白いマステが分かりやすいように、青色で示しています)。この貼り方にしてからは一度も落ちていません。ただし、マステが剥がれてくるので、たまに貼り替えたほうが良いと思います。
コメント
初めまして。同じモノを購入し、壁付にしたくて検索していたらたどり着きました。
壁掛け金具の取り外し方、ドリルで破壊とのことですが、もう少し詳しく教えて頂きたいです。
マエカワさま
はじめまして^^
アクリルのボードにスチール製の金具がリベットのようなもので留められているじゃないですか。
このリベットは断面から見ると「エ」の字型になっています。
そこで、「エ」の字の縦棒をドリルで潰してしまうわけです。
より正確に言うと、「-」と「⊥」の継ぎ目を壊して、リベットを取り外します(下写真参照)。
こんな説明で分かりますでしょうか?^^;
ご丁寧にありがとうございます!!
そして何度もすいませんm(__)m
上からリベットを見ると【◎】になっているので、その中に電ドリ突っ込むと「-」と「⊥」の継ぎ目が壊れて取れる、で合ってますか??
わかりやすい写真まで、ありがとうございます^_^ちょっとやってみます!
マエカワさま
> 上からリベットを見ると【◎】になっているので、その中に電ドリ突っ込むと「-」と「⊥」の継ぎ目が壊れて取れる、で合ってますか??
その通りで間違いありません。
ひとつ付け加えると、ドリルの回転でかなり熱を持ちます。
すると、リベットの円盤部分がボードに残ってしまうことがあります。
私の場合はまさしくその状態でした。
なかなか地味に大変な作業ですが、怪我のないよう気をつけて作業してください^^
いろいろとご指南ありがとうございました♪
遅ればせながら、本日無事外すことができ、我が家の吹き抜け部分に取り付け成功いたしました!!
ありがとうございます^^
マエカワさま
おおっ!吹き抜けに!
それは素敵ですね^^
しかも、取り付けは石膏ボード壁用のフックですかー。
このほうがマステよりも確実かもしれませんね。
ともあれ、少なからずお役に立てることができて良かったです。
わざわざのご報告ありがとうございました♪