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ターナー「エシャ」でIKEA「IVAR」をオイル塗装してみた

ターナー「エシャ」でオイル塗装したIKEA「IVAR」シェルフユニット@土間収納

新居に引越しをするにあたり、それまで私の事務所の倉庫で使っていたIKEAのパイン材シェルフユニット「IVAR(イーヴァル)」をオイル塗装することにしました。ラッカー塗装に比べて変質する心配が少なく、ウレタン塗装よりもコストを抑えられるためです。また、一般的な水性塗料などと違って塗りムラが生じないというのもオイル塗装を選んだ理由のひとつです。

つまり、オイル塗装は私のような無精者に向いているというわけですね。

 

ターナー「エシャ」

ターナー「エシャ」 クリアオイルラピッド0.75L缶と4L缶

パイン材でできたIVARをオイル塗装するにあたり、今回はターナーの「ESHA(エシャ)」を使用しました。まず「エシャ クリアオイル(0.75L)」を使ってみてなかなか良かったので、「エシャ クリアオイルラピッド(4L)」を追加で購入しました。

成分や性質がちょっと違う

ターナー「エシャ」 クリアオイルとクリアオイルラピッド

容量が違うだけで同じものだと思っていたのですが、ちょっと違ったんですね。前者は亜麻仁油が主成分で木材の内部に浸透するタイプ、後者は松ヤニが主体で概ね表面で留まるタイプということです。

色もちょっと違う感じで、クリアオイルのほうが赤みが強くて透明感があり、それに比べるとクリアオイルラピッドはちょっと濁っているように見えます。ただ、塗ってみれば基本的にクリアで違いは感じられません。「クリアオイルラピッドのほうがサラッとしていて乾きが早いかなー?」という程度の違いです。

なお、クリアオイルはラベンダーの香りのはずですが、ほぼ無臭です。少なくとも油臭いということはありません。クリアオイルラピッドも別に臭いは感じません。

伸びが良く塗りやすい

伸びが良く塗りやすい

エシャはクリアオイルもクリアオイルラピッドも伸びが良くてとても塗りやすいと感じました。これまで蜜蝋(みつろう)を主成分としたものなどいくつかのオイルを試してきましたが、かなり扱いやすい部類だと思います。

ちなみに、本来は刷毛(はけ)で塗るものですが、手元になかったのでスポンジで代用しました。ただし、スポンジは溶けるのであまりよろしくありません。

また、最初は素手で扱っていたら、松ヤニを塗りたくったように手がベタベタになってしまいました(苦笑)ポリプロピレンの手袋を2枚重ねで使用するのが良いでしょう。

1リットルで20平米強&1時間

エシャ1缶(0.75L)で約20平米&1時間

エシャ・クリアオイルは2回塗りで1Lあたり8.5平米、クリアオイルラピッドは同じく10平米と記載されています。私がIVARの棚板(83×50cm・両面)を1回塗りしたところ、クリアオイル1缶(0.75L)で20枚塗ってほとんど残らない程度でした。クリアオイルラピッドでも同様でした。つまり、いずれも1Lあたり1回塗りで約22平米、2回塗りで約11平米塗れた計算です。

塗布作業に掛かった時間は、棚板1枚あたり約3分、20枚で約60分でした。枚数が増えるとなかなか大変ですが、基本的には楽なものです。

ボロ切れ等でワイピング

ボロ切れ等でワイピング

オイルはただ塗りたくるだけでなく、ボロ切れ等でワイピングしてやる必要があります。ただ、基本的には余分なオイルを拭き取る感じでOK。そんなに難しい作業ではありません。

サンダーが大変

WHATNOT × 新興製作所 サンダー SDS200WN

順番が前後しますが、オイル塗装で大変なのはサンダー(ヤスリ掛け)です。サンダー→オイル塗装→ワイピング→サンダー→オイル塗装→ワイピング→サンダー…と、何度も繰り返す必要があるのです。

実は今回はエシャを試すことよりもサンダーを掛ける回数などを検証するほうが私にとって重要なテーマでした。

いろいろ試したのですが、結論だけ述べると、何回塗るとか、何回サンダーを掛けるとか、そんなことは美しいオイルフィニッシュを得るためにはあまり重要ではありませんでした。それよりも重要なのは、オイルを塗る前にいかにフラットに仕上げるかです。

逆に言うと、何回も塗ったりサンダーを掛けても、最初にしっかりサンダーしておかないと意味がありません。極端な話、最初にサンダーをしっかり掛けておけば1回塗りでもキレイに仕上がります。

エシャの取扱説明書に記載されている通り、最初に200番から400番の布ヤスリで粗削りし、800番で研磨すればOKです。ちなみに、紙ヤスリの800番は容易に手に入るのですが、布ヤスリは取扱店が少なくて、私はナフコに行ってようやく買うことができました。

電動サンダーは音がウルサイ

WHATNOT × 新興製作所 サンダー SDS200WN

今回オイル塗装をするにあたり、前々から欲しかった電動サンダー(SDS-200WN)を購入しました(笑)

大量の棚板をサンダー掛けするにはやっぱり電動ですねー。手でゴシゴシ削るのに比べると、はるかに作業効率が上がります。

一方で、「こんなにうるさかったっけ!?」と思うほどすごく音がウルサイです。都市部はもちろん、田舎の住宅街でも使うのを躊躇するレベルです。かと言って家の中で使うと粉まみれになりますし、使いどころが難しいですねー。

仕上がりは上々

ターナー「エシャ」は薄くニスを塗ったような仕上がり

肝心のエシャの仕上がりですが、クリアオイルのほうは内部に浸透するためか、クリアオイルラピッドよりも濡れ色がやや強い印象で、なおかつ手に吸い付くような質感です。それに比べるとクリアオイルラピッドは薄くニスを塗ったような感じで、あまり濡れ色にならず、ツヤがあり、サラッとした印象。

おそらく、多くの人がオイル塗装に求めるイメージはクリアオイルのほうでしょう。それに比べるとクリアオイルラピッドのほうはかなりニスっぽいです。もちろん、ニスのような塗膜はありませんし、そこまでツヤも強くありませんが。

なお、いずれもキズや汚れは普通につきます。無塗装よりはつきにくいし、ホコリが積もっても拭き取りしやすく、水に濡れてもある程度は撥水するという程度ですね。

クリアオイルとラピッドの違いまとめ

クリアオイルクリアオイルラピッド
税込価格/L3,652円2,394円
主成分亜麻仁油など天然テルペン樹脂など
標準塗布面積(2回塗)8.5平米/L10平米/L
指触乾燥時間(20度)6~8時間4時間以内
硬化乾燥時間(20度):1週間1週間
仕上がりオイル塗装らしい仕上がりニスやステインに近い仕上がり

※価格は2020/07/27現在の楽天24の場合

最後に、クリアオイルとクリアオイルラピッドの違いについておさらいしてみましょう。クリアオイルラピッドのほうが価格が安く、乾燥時間も短いので、初心者には手が届きやすいと思います。塗りやすいだけでなく乾燥がとても早いので、普通に1日で2度塗りができてしまいます。また、ニスやステインに近い仕上がりと言うとオイル塗装のイメージとは違ってしまうかもしれませんが、実用性を高めるために使用するのであればこれはむしろメリットです。

対してクリアオイルのほうはクリアオイルラピッドよりも価格が高く、乾燥時間は決して長くありませんがクリアオイルラピッドよりは時間が長いです。その代わりにしっとりと言うかネチョッとした感じと言うか、オイル塗装らしい仕上がりだと思います。その点では一般的なオイル塗装と変わりないですが、臭いがほぼないのが良いです。伸びが良く塗りやすいのも大きなメリットと言えるでしょう。

 

総じて、オイル塗装をするならエシャはかなりオススメです。そのうえで実用性やコスパ重視ならクリアオイルラピッド、あくまでオイル塗装らしさを求めるならクリアオイルをチョイスするのが良いと思います。

もっとも、IVARにこんなに手間とコストを掛けるくらいなら、最初からUV塗装されている無印良品のパイン材ユニットシェルフを買ったほうが賢いと思いますがね(苦笑)

 

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