みなさんはソファベッドと聞いて、どんなものをイメージするでしょうか。
もっともメジャーなのは、下写真のような、背もたれを倒せばベッドになるタイプだと思います。
ほかに、座面を手前にスライドさせるとベッドになるタイプもありますが、最近は背もたれを倒して座面を広げるタイプに取って代わられているようです。
今回紹介するベルメゾンの「寝心地にこだわったソファーベッド」は後者のスタイルに近いです。ソファの背もたれと座面を広げてフラットにすればベッドになるというわけですね。
※この記事は2017年7月17日時点の情報に基づいています
ベルメゾン・寝心地にこだわったソファーベッド
ベルメゾンの「寝心地にこだわったソファーベッド」はこんな風に姿を変えます。
畳んだ布団をソファ代わりに使うような要領で、ウレタンのマットレスを畳んだり広げたりするだけでソファやベッドになるわけです。また、その中間スタイルとしてカウチというかシェーズロングのように使うこともできます。
冒頭で申し上げました通りソファベッドにはいくつかのスタイルがありますが、このソファベッドは全体がウレタンでできているため、ソファからベッドにしたり、移動するのが、とても楽です。幅60cmタイプで3.6kg、幅100cmで6.0kg、幅140cmで8.5kgですから、木綿の敷布団と変わりません。
価格は60cmタイプで税込17,800円、一番大きい140cmタイプで同27,900円ですから、安物のソファベッドと変わらない程度です。マットレスとしては高価に感じるかもしれませんが、国産のウレタンソファと考えればむしろかなり安い部類じゃないかと思います。
触り心地や寝心地が微妙
ベルメゾンの「寝心地にこだわったソファーベッド」はベッドにもなるウレタンソファと考えればコスパがすごく良いと思うのですが、「寝心地にこだわった」というのは個人的にはちょっとピンと来ませんでした。
このソファベッドはハードタイプのウレタンを使用しており、変に沈み込まず、非常にしっかりとしています。また、表面材とウレタンの間にはシート状の綿が入っているので、触り心地もやわらかいです。
ただ、このソファベッドの寝心地を一言で表現するなら「パーム(椰子)のマットレスみたい」で、寝心地が良いというよりはベッド用マットレスで言えば最低ランクと感じてしまうのです。
もっとも、ソファベッドに寝心地を求めるほうがおかしいとも言えますし、この価格ですから十分な寝心地とも言えます。そんなわけで、商品名に囚われず冷静に考えれば妥当なところだと思います。
あと、張地がポリエステルと綿とレーヨンとアクリルの混紡なので、どちらかというと冬に適している感じです。また、アクリルが入っているので素肌で触れるとちょっとチクチクします。なので、長持ちさせるためにもシーツかカバーのようなものを掛けたほうが良さそうです。
Yahoo!ショッピング売れ筋1位との比較
最後に、パッと見た感じがよく似ている、Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング1位のソファベッドと比較してみましょう。
こちらのソファベッドの価格は税込たったの5,980円です。対してベルメゾンのほうは一番近いサイズの幅100cmタイプで税込21,900円。3倍以上も違うわけですが、この価格差はいったいどこから来るのでしょう?
おそらく一番影響が大きいのは張地そのものや縫製ではないかと思います。Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング1位のソファベッドのほうは実物を見たわけでないので何とも言えないところがあるのですが、おそらくベルメゾンのほうが良い生地を使っており、縫製もしっかりしていると思います。
あとはウレタンの品質の違いや産地の違い(中国製と日本製)も影響していると思いますし、ベルメゾンのほうがウレタンが厚いという違いもありますが、総じてベルメゾンのほうが高品質であるとは言え、この価格差を説明するのはちょっと難しいですね。
総じて、ベルメゾンのほうが高いと言うよりは、Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング1位のソファベッドが安すぎると言ったほうが正確ではないかと思います。
ウレタンや生地というのは一般には安く思われがちですが、これが結構高くつくものなんですよ。手芸屋さんに行って見ても、メーターあたり数百円の生地もあれば数千円もするものもあるでしょう。ウレタンも硬ければ良いわけでも軟らかければ良いものでもないので、一概に言えません。
ただ言えることは、ベルメゾンの「寝心地にこだわったソファーベッド」は国産のウレタンソファにしては安いということです。これだけ価格差が生じてしまうとさすがに国産にこだわる必要性に疑問を感じますが、安心して使えることは間違いないと思います。
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