自宅にキッズコーナー!ベルメゾン「ラグが洗えるコーナークッション」

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収納マンは15年ほど前まで家具メーカーに勤めておりまして、当時はよく得意先の家具店で販売応援をしていました。

リビング家具の売場ではザッと半分くらいがソファ、残り半分くらいがテレビボードの接客をするわけですが、当時はまだソファと言えば応接セットとイコールと言っても良い印象でした。つまり、ソファはお客様が座るもの。もしくは旦那が座るもの。家事で忙しい奥さんが座る暇なんてないので、旦那の好みで決まるということがほとんどでした。

今から考えるとちょっと信じられないことですが、当時は本当にそんな感じだったのです。でも今は違いますよね。当時と今ではライフスタイルや価値観も変わっていますが、ソファそのものも変わりました。当時は西洋文化のお仕着せのようなソファばかりだったのが、今では日本の住環境に合ったサイズのものも多くなっていますし、ソファを置くか置かないかということも含めて日本人もソファの使い方が上手になったと思います。

※この記事は2017年5月11日時点の情報に基づいています(2024年1月14日一部更新)

 

ベルメゾン・ラグが洗えるコーナークッション

ベルメゾン・ラグが洗えるコーナークッション

出典:ベルメゾン

今回紹介するベルメゾンDAYSの「ラグが洗えるコーナークッション」も日本人らしいソファの在り方を体現した商品ではないかと思うんですね。

一般的に狭い日本の住宅にソファを置くと、どうしても家具レイアウトに無理が生じるじゃないですか。幼児がソファから落ちたら危ないとも思いますし、やっぱりコタツでゴロゴロしたいという人も多いと思うんですね。かと言って座椅子を並べるというのもちょっと…という感じもします。

けれどもベルメゾンDAYSの「ラグが洗えるコーナークッション」なら、狭い部屋に置いても圧迫感がなく、幼児がソファから落ちるということもありません。逆に、子供が走り回ってもクッションの代わりを果たすので安心して遊ばせることができます。

もちろん、コタツを置くことも、横になってゴロゴロすることもできます。座椅子を並べる必要もありません。ベルメゾンDAYSの「ラグが洗えるコーナークッション」はソファではなくラグの周囲にクッションが付いたものですが、用途から言えば極めて日本人のライフスタイルにマッチしたソファと言うことができるかと思います。

2024/01/14追記:上記商品そのものは販売を終了していますが、現在は類似商品のラインナップiconが増えています。

 

分解して洗える!収納できる!

こちらの商品はそもそも撥水加工を施した生地を使っているので汚れにくいんですが、ファスナーとマジックテープを外してラグを洗濯機で洗えるようになっています。また、ラグはコンパクトに畳んで、クッションは分割して押入れの天袋などに収納することもできます。

もっとも、生地はサラッとしているのでオールシーズン出しっぱなしで使っても問題ありません。布なので多少暑苦しさはありますけど、子供が安全に遊ぶためのキッズスペースと考えれば夏もそのまま使い続けるのも良いと思います。

 

気になる耐久性は…?

ラグが洗えるコーナークッションのクッション側面

基本的に良い商品だと思うのですが、気になるのは耐久性です。まず、クッション部分は側面から見ると二等辺三角形のハードウレタンの上にチップウレタンを詰め込んだ袋が乗ったような構造になっています。

ハードウレタンはかなりシッカリしていますので、割りと雑に扱っても型崩れの心配は少ないと思います。ただ、チップウレタンのほうはオールシーズンで使えば、持って5年くらいかなという感じです。それでも2~3万円の商品ですので、5年使うことができればコストパフォーマンスは悪くないと思います(年間4~5千円のコスト)。

ベルメゾンDAYSの「ラグが洗えるコーナークッション」には2畳弱(小)と2畳強(大)の2サイズがあり、またラグタイプとウレタンマットタイプの2タイプが用意されています。上写真はウレタンマットタイプの断面図で、ラグタイプは上面のラグだけの仕様です。

ウレタンマットタイプはてっきりハードウレタンが使われているものと私は思っていたんですが、そうではなくてソフトウレタンなんですね。一般の方にも分かりやすく言うと、キッチンで使うスポンジみたいな軟らかさです。

軟らかいので当然へたりも早いですし、上にコタツやソファを置くとかなり沈み込むはずです。ここは薄手のハードウレタンを使うべきだったのではないかと個人的には思うところです。

 

私が家具店の売場に立っていた当時は、ちょうどウレタンソファが大ヒットした時代でもありました。従来のソファは木枠にウレタンを乗せて作るのに対し、ウレタンソファはウレタンのみで作りますから非常に軽くて掃除のときに動かしやすいということが大ヒットの理由でした。

当時は私も何本も売りましたが、意外にもウレタンソファの大ヒットは長くは続きませんでした。数年でペチャンコになることが分かったからです。それでも軽くて移動がしやすいというメリットは何事にも代えがたいところがあり、今もローソファを中心に根強い支持を集めています。

ベルメゾンDAYSの「ラグが洗えるコーナークッション」はウレタンローソファにラグをくっつけた、ウレタンソファの進化形のひとつと言えるかと思います。従来のウレタンソファ同様に長くずっと使えるソファではありませんが、無理して普通のソファを置くのではなく、子供の間くらいは広いスペースで伸び伸び遊ばせてあげたいと考える人には是非オススメしたい商品ですね。

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この記事を書いた人

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
安全性を第一に、コスパを重視した収納グッズ&家具選びを心掛けています。詳しいプロフィールはこちら

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