ニトリ、IKEA、マナベで!予算5万円で買える3人掛けソファ比較

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前回、「ニトリ、IKEA、シマホで!予算5万円で買えるダイニングセット比較」を取り上げたところ、思いのほか反響がありました。なので、今回は同じように3店のソファを比較したいと思います。

ただ、パッと見て構造や材質が分かるダイニングセットと異なり、ソファの中身はブラックボックスです。また、座り心地やサイズ感など好みが分かれるところだと思います。そのため、単純に比較することが難しい商品です。

そこで今回は、ニトリ、IKEA、マナベそれぞれの予算5万円くらいの3人掛けソファを簡単に紹介したうえで、ソファの内部構造について説明を加えたいと思います。

2023年8月15日更新。もともとシマホ(島忠ホームズ)を含めた3店の比較だったのですが、シマホがニトリ傘下になった影響からか、シマホの5万円以下で適当なソファがなくなってしまったので、マナベインテリアハーツに差し替えました。

 

ニトリ・コウテイ3 DR

まず最初はニトリの「コウテイ3 DR」(税込49,900円)から。ハイバックの布張りソファです。

実はこれとほぼ同じものが親族の家にあります。マナベインテリアハーツで購入した「プリンス」です。いずれもベースはSバネなので、座り心地はやや硬め。ハイバッグですから背中全体をしっかりとサポートしてくれるので、座り心地はなかなか良いと思います。

なお、ニトリには同じデザインでNシールド(合成皮革)の「Nシールド コウテイ」(税込59,900円)もあります。マナベにはMガード(合成皮革)仕様(同49,800円)があります。

 

ニトリ・CA10 DR

やわらかめがお好みの場合は「CA10 DR」(税込49,900円)が良いかもしれません。こちらは座面にポケットコイルを使用しているのでソフトな座り心地です。背もたれは軟らかく包むような感じで、2個の置きクッションを背中に当てれば小柄な女性でもフィット感を得ることができます。

さらに、「スツール」を組み合わせることでシェーズロングのようにレイアウトすることも可能。「別売りヘッドレスト」をセットすることでハイバックにもなります。Nシールド(布)バージョンもあるし、カラバリも豊富なので選びやすいですね。

IKEA・ソーデルハムン

IKEA・SÖDERHAMN ソーデルハムン 3人掛けコンパクトソファセクション, トネルード グレー

出典:IKEA

続いてIKEAからは布張りの「SÖDERHAMN(ソーデルハムン)」(税込42,990円~)。脚付きベッドに背もたれが付いたようなシンプルなデザインのソファです。

座面は主にウレタンフォームでできているということもあって、ベッドに腰かけているようなカジュアルな座り心地りとなっています。座面が広いので胡坐をかいて座るのに最適なうえ、エキストラベッド代わりに使うにも良いでしょう。

 

IKEA・リーナネス

IKEA・LINANÄS リーナネス 3人掛けソファ, 寝椅子付き/ヴィースレ ベージュ

出典:IKEA

IKEAの「LINANÄS(リーナネス)」(税込47,990円)はシェーズロングタイプの布張りソファです。見た目はチープですが、このボリュームで4万円台というのはなかなかないので、IKEAが好きな人には良いかもしれません。

それにしても、5万円以下というのはIKEAではボリュームゾーンだったと思うのですが、以前(2018年)と比べると選択肢がほとんどないですね。それでも買っている人は10年保証というワードを真に受けているから驚きます。

IKEAのソファで10年保証を受けるには、レシート原本の提出が必須で、基本的にはフレームおよび脚の破損や分離のみが対象です。私の経験上、そんな壊れ方はほとんどあり得ません。

 

マナベ・ニーナ

マナベインテリアハーツの「NINA(ニーナ)」(税込49,800円)はタモ材のフレームを使ったハイバックソファです。

この価格でタモ材をふんだんに使ったフレームなんてスゴイと驚いたのですが、実はノックダウン(組立式)。個人的にはちょっとドン引きしたものの、基本的にノックダウンばかりのIKEAのことを考えたら別にアリなのかもしれません。ちなみに、座面にはSバネが使われています。

 

マナベ・クロエ

最後は「Kuroe(クロエ)」(税込43,780円)。こちらも背もたれがノックダウン(組立式)になっています。幅180×奥行84×高さ88cmというボリュームを考えると、搬出入が容易という点で助かる方は多いかもしれません。

こちらも座面はSバネとウレタンフォームです。背もたれにはシリコンフィルという羽毛を模した化学繊維の詰め物が使われており、背中が包み込まれるような座り心地となっています。

 

ソファの内部構造について


ソファーは中身を切り開いてみないと本当の良し悪しが分かりません。どんな材料を使っていると簡単に説明されても、それだけで分かるものではないのです。だからこそベッド同様に、ブランドが非常に重要になってきます。

上写真はIKEAの「ESSEBODA(エスエボーダ)」(税込99,990円)の内部構造を示したものです。基本的には国産高級ソファも同様の構造です。

ただ、この写真の通りだとすると、背中のウェビングテープの本数が少ないんじゃないかとか、Sバネが1本ずつ独立しているのはどうなんだろうとか、私が見ると不安に感じるところも散見されます。これで背もたれや座面が抜けても10年保証の対象にはならないはずです(フレームそのものの破損ではないので)。

もっとも、ニトリやマナベも内部構造をすべて公開しているわけではありませんから、5万円クラスでは怪しいものばかりです。それを踏まえたうえで言えばなおさら、そのメーカーの信用というものが大事になってくると思います。

 

高級ソファはともかく、予算5万円程度で買えるソファの中身をうかがい知る機会はほぼありません。また、売場でちょっと座ったくらいでは、耐久性を知ることは困難です。

ポケットコイルを使っているなどといったスペックだけで判断することも不可能です。単に良い材料を使っているということだけでなく、むしろそれがどれだけ丁寧に組み立てられているかのほうが重要です。

ちょっと座って座り心地が良いと感じるソファは、長く座ると腰が痛くなったり、1~2年でヘタってしまうこともあります。5年以上使えるソファを買おうと思ったら、上辺だけでなくブランドの信頼性を考慮したほうが良いと言えるでしょう。

ソファの内部はこんな感じになってます
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この記事は2013年4月12日時点の情報に基づいています(2024年1月23日一部更新)※前回の続き妻が「ソファがキレイになるならなんでもいい。」と言ってくれたので、ソファーを「塗り替える」ことにしました。しかし、ソファーの正面から見て左側...

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