ホームセンターもなかなか競争の激しい業界です。大阪で言えばベターライフやジョイフル朝日、マイハンド、ジュンテンドーなどが姿を消した一方で、西からはナフコ、ダイキ、東からは島忠ホームズ、ケイヨーD2、ムサシ、ビバホーム、カインズが攻め込んできました。
しかしながら、いずれも王者コーナンを攻めあぐねているように見えます。今度は九州からハンズマンが上陸するということですが、果たしてどうなるでしょうか。
ハンズマンが2021年に松原市に出店
ハンズマンは宮崎県都城市に本社を置くDIYを重視したホームセンターです。”1店舗あたり22万アイテムの品揃え”、”100名の従業員数(業界平均の3倍)”、”POSシステムに頼らず、お客様の要望商品は全て品揃え”などといった特徴を有しています。
そのハンズマンが九州外では初となる出店に選んだのは大阪府松原市。イオンが開発するショッピングセンターの一角に約1万坪という広大な敷地を借り受けたことを発表しました。
ハンズマンの出店予定地
ハンズマンの出店予定地は大阪府松原市新堂4丁目の一部。国道309号線と中央環状線が交わる丹南交差点の北側に位置します。そこに「(仮称)イオンタウン松原」ができるということは少し前に明らかとなっていましたが、その敷地内にハンズマンがオープンするというわけですね。
ちなみに、南に2kmほど下った下黒山交差点の西側には「(仮称)ビバホーム美原店」が今年のオープンを目指して建設中。国道を挟んで東側には「(仮称)ららぽーと美原」がオープンするという話があります(未着工)。
下黒山交差点の北西にはムサシ美原店、ハンズマンの出店予定地の北側にはコーナンPRO松原市役所前店が既にありますから、松原市から堺市美原区にかけての国道309号線沿いはホームセンター激戦区となりそうです。
ハンズマンは1店舗が巨大!
さて、2021年(以降?)に松原市にオープンするというハンズマン。いったいどんなホームセンターなのでしょうか。残念ながら私は行ったことがりません。
ハンズマンは現在、九州に11店舗を展開しており、年商は310億円(2018年6月期)となっています。ホームセンター最大手のDCMホールディングスの年商が4457億円(2019年2月期)ですから、売上は1/10にも満たない規模です。しかしながら、1店舗あたりの売上を比較すると、DCMは店舗数が671店舗なので1店舗あたり約6.6億円、ハンズマンは約28.2億円。ハンズマンは1店舗でDCM系列の約4.3倍の規模と言えます。
そりゃあ、業界平均の3倍の従業員数でも足りないくらいですよねー(苦笑)
ちなみに、スーパービバホーム和泉中央店で総敷地面積が約1.8万坪ということですから、それと比較すると約1万坪のハンズマン大阪松原店は従来の九州の店舗よりも小型なのかもしれません。ただ、複層階で売場面積は十分に確保される可能性もあるので、やっぱり期待大です!
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