モデルハウスで営業マンと話をすると、他社と比較する話をよく聞きます。と言っても、ローコストハウスメーカーはそもそも自社商品の説明すらほとんどないので、主に大手ハウスメーカーでのことですが。
こういう話はあまり好ましく思わない人もいるかもしれません。ですが、私は大好きです(笑)各社とも自社の良いところしか話さないので、競合他社から聞く他社の悪口は貴重な情報源となり得るからです。
ともあれ、そんな文化というか習慣のある住宅業界において、もっとも悪評高いのが旭化成ヘーベルハウスです。
ヘーベルハウス@和泉第二阪和住宅公園
ヘーベルハウスのどこが評判悪いかというと、まずはこの象さんです。この象さんを見て、子供が「ゾウさんのおうちに行くー!」と言って飛び込んでしまうのですね(笑)これは競合他社にとって面白くありません。
一般的に住宅展示場ではモデルハウス前に掲示可能な広告物の規制というものがあります。それに照らし合わせると、こちらのゾウさんはNGである可能性があると他社は言うのですが、20年来、認められてしまっているという現実があります。
ほかにも、最近はヘーベルハウスが「津波にも負けない白い家」として有名になったことで、「ウチだって負けてないですよ!」という話は山ほど聞きますし、「実はヘーベルの壁は脆い」などと言われることもあります。
このように、ヘーベルハウスはとかく競合他社から目の敵にされているのです。
壁だけじゃなく、床も天井もヘーベル!
そんなわけで私もヘーベルハウスに対してあまり良いイメージを持っていませんでした。ですが、これはヘーベルハウスが強力なライバルだからこそ目の敵にされていることに気づくべきだったと今は思います。
ヘーベルハウスは重量鉄骨ALCシステムラーメン構造という工法を採用しています。重量鉄骨のフレームとALC(軽量気泡コンクリート)を組み合わせた構造ということですね。
私はてっきりALCは外壁だけだと思っていたのですが、実際には天井や床にも使われています。そのため、階下に音が響きません。モデルハウスでは木造の床との比較コーナーがあり、ヘーベルハウスなら息子が飛び跳ねても静かだということが実感できました。
床もヘーベルだからシロアリの心配もナシ!
ヘーベル(版、以下同)なら階下に音が響かないだけではありません。木材を好む白アリの心配がないというのです。
私の実家は鉄筋コンクリート造なのですが、数年前に白アリが見つかっちゃったんですよ。コンクリートなのに白アリの被害を受けるなんて不思議に思われるかもしれませんけど、コンクリートでできているのは外壁と屋根だけで、床は木造だったんですね。
白アリの予防や駆除にはかなりの出費を伴います。そればかりか、気づくのが遅れると大規模なリフォームをしなければなりません。そんなことを考えると、ヘーベルハウスはすごく魅力的に思えました。
ヘーベル+ネオマフォームで夏も冬も快適!
さらに、ヘーベルはスゴイ断熱性能を持っているのです。モデルハウスでは、ヘーベルとタイルやサイディングなどとの熱伝導率の違いを体感できるコーナーがあり、真夏の直射日光でもヘーベルハウスなら快適に暮らせることがイメージできます。
ヘーベルだけでも十分スゴイのに、ネオマフォームという発泡ウレタンの板を内側に貼ることでさらに断熱性をアップ!しかも壁だけでなく、床にまでネオマフォームを貼るというのですから、超が付くほど寒がりな私にはありがたい限りなのです。
スカイツリーにもハルカスにも使われている!?
ヘーベルはその軽さ、防音性、断熱性などを期待されて、世界一高いタワーである東京スカイツリーや、日本一高い高層ビルのあべのハルカスにも使われているそうです。そのほか、東京都庁や駅のホームにも採用されているということです。
そんなものを我が家でも使えたら最高なんですけどね。
正直言って、飛び込みで入ったヘーベルハウスで、2時間半も掛けて説明を受けたのには参りました(苦笑)体験コーナーはもちろん、動画まで見せられて、おまけに粗見積りまで出てきたのには驚きましたし、初見で資金繰りのことまで根掘り葉掘り聞かれたのにはムッとしましたね。
でも、悔しいかな、ヘーベルは素晴らしい。しかも、粗見積りの段階ではありますが、坪単価75万円というのは魅力的。他社で出ている粗見積りと比較すると1,000万円ほどアップする計算ですけど、断熱性やシロアリ駆除や再塗装などのメンテナンスコストのことを考えると、初期投資はそれなりに高くてもゆくゆくは元が取れそうです。
とりあえず、宝くじ買いに行こうかなー(笑)
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