片づけは「ふだん使っていない場所」から始めるのが基本!その3つの理由

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足の踏み場もないくらいに散らかっている場合は玄関から片づけ始めるのが得策です。その理由は、まず不要品を搬出することで作業をスムーズに進めやすくなるからです。

さすがにそこまでは散らかっていないという場合、なおかつ料理をするのが基本的に自分一人だという場合は、キッチンから片づけることをオススメします。リビングなど他の家族も使う場所はコントロールが難しいですが、基本的に自分だけが使うキッチンならコントロールしやすいからです。また、リビングの状況は各家庭で違いが大きい一方、キッチンは広さを含めてそれほど大きな違いがなく、参考にできる情報が豊富だというメリットもあります。

ほかにも、状況に応じてオススメする場所があります。それは普段あまり使っていない場所です。納戸や押入れはもちろん、キッチンの吊り戸棚や床下収納なども含みます。家全体的に見て、もしくは部分的に見て、あまり使っていないと感じるところが重要なポイントとなってくるのです。

今回はその理由などについて説明したいと思います。

 

使っていない場所から片づけるべき理由

納戸・イメージ

不要品が眠っている可能性が高い

普段あまり使っていない場所から片づけるべき理由は主に3つあります。ひとつめは不要品が眠っている可能性が高いスペースだということです。

仮に不要品がたくさん出てきたとしましょう。そうすれば、足りないと思っていた収納スペースを確保することができます。ほかの場所でオーバーフローしたモノをそこに移動させることもできるわけです。

作業スペースを確保しやすくなる

不要品を処分して納戸のようなスペースがスッキリ片づくと、ほかの部屋を片づけた際に出た不要品を一時的に搬入したり、モノを広げるスペースが生まれます。

狭いところでモノをあっちにやったりこっちにやったりするのは非効率です。作業スペースにゆとりがあるということは片づけが捗るだけでなく、心にもゆとりが生まれます。

普段の生活に悪影響が出にくい

キッチンやリビングは片づけを中断しにくい場所です。日々、料理をしたり家族がやってきたりするからです。

その点、普段あまり使っていない場所は影響が少ないです。システムキッチンのシンク下などは料理のときに必ず使いますが、吊戸棚の中は使わなくても良いことが多いはずです。納戸なども然り。比較的、時間を気にせずに落ち着いて作業を進めることができます。

 

使っていない場所から片づける際の注意事項

以上の理由から、普段あまり使っていない場所から片づけ始めるというのは良い方法のひとつと言えます。しかし、誤解しないでください。この場所は必ずしも簡単ではありません。

思い出の品や趣味のモノが多い

まず、この場所は「2年間ルール」が適用できないことが多いです。思い出の品や趣味のコレクションは直近2年間で使っていないからと言って手放せないですよね。こういったモノを手放すためには独自のルールを検討する必要があります。

思い切った判断が必要なことも

特に趣味のモノはひとつひとつ精査するのに骨が折れます。そんなときに有効な方法のひとつは、思い切った判断をすることです。

たとえば、ゲームが趣味の場合、ハードを何機種も持っていることがあります。それぞれに本体、アクセサリー、ソフト、攻略本などがあり、それぞれ少しずつ減らすのは大変です。しかし、ハードを1つ減らすと決めれば、それに関連するモノもゴソッと減らすことができます。

ほかの家族のモノには手を出さない

納戸のようなスペースの場合、往々にして他の家族のモノもあります。自分が片づけたいからと言って、家族のモノを勝手に処分してしまうのは論外ですが、自分の価値観で処分するように求めるのは控えるようにしましょう。

家族のモノが邪魔だと感じたときは、なぜ片づけたいのか、片づけてどのようにしたいのかを丁寧に説明し、しっかりと納得してもらうようにするのが得策です。

 

以上、普段あまり使っていない場所から片づけ始めることがオススメの理由を説明しました。納戸のようなまとまったスペースとキッチンの吊戸棚などを一緒くたに説明してしまったので分かりにくいところがあったと思いますが、普段あまり使っていない場所が重要という点では同じです。

逆に言いましょう。多くの人は片づけようと思ったときに、リビングなど普段よく使っている場所から片づけようとします。しかし、普段よく使っている場所というのは非常にハードルが高いのです。生活必需品が多く(=モノを減らせる余地が少ない)、作業スペースが確保しにくく、普段の生活に影響が出やすい。つまり、普段あまり使っていない場所とは真逆です。

どの家、どの部屋を片づけるときでも、普段あまり使っていない場所を意識して作業を進めるようにしましょう。そうすれば、きっと今までより上手くいくはずです。

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