汚部屋脱出!足の踏み場もない状態から片づける際の手順

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汚部屋を片づける方法

足の踏み場もないくらいに部屋の中が散らかっているときは、どうすれば良いかと途方に暮れると思います。

自分ではできないとあきらめて業者を頼りたい気持ちになることもあるでしょう。しかし、業者に依頼すれば数十万円ほどの出費になることもあります。おまけに、最終的なゴミの処分は自分でしなければなりません。

では、まず洋服を集めるところから始めれば良いのでしょうか。もしくは、目の前にあるペットボトルをゴミ袋に入れるところから作業を開始すれば良いでしょうか。

残念ながら、いずれも正解とは言えません。玄関まで散らかっているような状態の場合なら、まず玄関から片づけ始めるのが汚部屋脱出のための最短ルートと言えます。

 

汚部屋脱出には玄関から片づける

散らかった玄関・イメージ

汚部屋を脱出のために玄関から片づけ始める理由は、ゴミを処分するに必ず通るルートだからです。また、ゴミ収集日までに一時的に保管することが多いからでもあります。

逆に、リビングなどから片づけ始めてゴミが出た場合、そのゴミを置いたり搬出するルートに困ります。結局、ゴミを散らかったままの玄関に置くことになり、ゴミ出しを失念し、玄関が余計にワケが分からない状態になってしまうのです。

ダイエットと同様に、まずはデトックスしやすい状態を作り出しましょう。ですから、玄関から片づけ始めるのです。

不要品を処分する

玄関から片づけると決めたら、さっそく作業にかかりましょう。片づけ作業の基本は、まず「要るモノ」と「要らないモノ」を分けることです。

この際に、頭を使ってはいけません。「これはまだ使えそう」とか「これはどこに片づけようかな」などと考えてはいけないということです。「直近2年間で使ったかどうか」だけを思い出して、2年以内に使ったモノは「要る」、2年以上使っていないモノは「要らない」と割り切ってください。

2年以上使っていないモノは捨てなさい、と言っているわけではありません。それはリサイクルショップなどで売ったり、人にあげたり、思い出の品だから取っておく、ということでも構わないです。ゴミとは別にして箱などに入れておき、あとで判断するとしましょう。

種類別に分けるのは後で

片づけが苦手な人ほど、天才的なことをしようとします。要るモノと要らないモノを分ける作業をしながら、誰かもらってくれる人はいないかと考えたり、これはクローゼットに片づけようと考えたり、床に汚れを見つけて掃除を始めてしまったりするのです。これではいつまで経っても片づきません。

要るモノを種類別に分け始めてしまう人もいます。靴、シューケア用品、傘、殺虫剤、レジャー用品などなど。確かに収納する際は種類別に分けたほうが良いですが、ただでさえ作業スペースを確保しにくい状況なのに、手狭になってしまいます。せっかく種類別に分けても境界線が分かりにくくて、「ハンガーは玄関に置くモノじゃないからクローゼットだ」などと言って移動してしまうことにも繋がります。

とにかく、要るモノと要らないモノを分ける作業をしているときは、頭を使わずに機械のように作業に没頭してください。

「まだ使える」と考えない

要るモノと要らないモノを分ける作業をしていると、まだ使えそうなモノがたくさん出てくると思います。当然です。まだ使えると思って取っておいたモノばかりですから。使えない、使わないと思っていたら、とっくに手放しているはずです。

ですから、「まだ使える」と思い始めたら、今まで通りです。横によけておしまい。そうならないように、自分(家族)が直近2年間で使ったかどうかという事実だけを判断するようにしましょう。

ゴミ収集日をチェック

ある程度、作業が進んだら、ゴミの収集日をチェックするようにしましょう。たとえば私が住む地域の場合、粗大ゴミ(燃やせないゴミ)とペットボトル、資源ゴミ(缶・ビン・古紙・古布など)は月に1回しか捨てるチャンスがありません。それを逃すと、あと1ヶ月、自宅で保管することになります。

ゴミがスムーズに家の中から出てくれないと、作業が進めにくくなります。精神衛生上も良くないですし、1ヶ月後に忙しくて捨てられなかったり、忘れてしまっているかもしれません。そうこうしている間にもモノはどんどん家の中に入ってきます。

ゴミの収集日をスケジュール帳に書き込むなどして、段取り良く捨てられるようにしましょう。

ベランダor勝手口からでもOK

散らかった部屋を片づける際は玄関から手を付けるのが鉄則ですが、それが適わないこともあります。また、片づけて玄関がゴミでいっぱいになってしまい、次のステップに進めないこともあると思います。そんなときは、ベランダや勝手口を片づけても良いでしょう。そこにゴミを一時保管したり、そこから搬出することもできます。

片づけ始めたら、片づくまで手を止めないことです。丸一日、片づけに没頭できる日なんてほとんどありません。時間が経てば経つほど逆に散らかりかねませんから、頭を使わずに片づけられる場所から作業を進めるようにしましょう。片づいた状態をイメージするなんて目標設定は後からでもできます。

汚部屋を片づけるのに便利なアイテム

クローゼット用コロ付き衣装ケース

最後に、汚部屋を片づける際に便利なアイテムを紹介します。まずはクローゼット用の「コロ付き衣装ケース」。基本的には他の部屋に移動させるモノを一時保管するのに使いますが、ゴミを詰め込んでもOKです。ゴミ袋をセットしてからゴミを入れればケースが汚れませんし、捨てる際も楽です。

このサイズのダンボール箱でも300円くらいします。その2~3倍程度の金額でもっと丈夫で、透明で中身が見えるものが手に入るのですからコスパが良いです。ダンボール箱は積み上げると潰れてしまうこともありますが、コロ付き衣装ケースならまず潰れません。積み重ねても中身が見えるので、何が入っているかが一目瞭然です。

中身が空のときは本体とフタをそれぞれ重ねることでコンパクトになります。また、不要品の処分が済んでからクローゼットや押入れを収納する際に使うこともできます。

丈夫なゴミ袋

自治体指定のゴミ袋が決まっている場合はそれを使うのが良いですが、そうでない場合は0.020mm以上の厚手のゴミ袋を使うようにしましょう。これをケチると、すぐに破れて中身が飛び出てしまい、最悪の場合はせっかく分けたモノが他のモノと混じってしまいます。

0.020mm以上の厚手のゴミ袋はダイソーなど100円ショップでも購入できます。10枚で税込110円です(1枚あたり11円)。

養生テープ

養生テープは手で切ることもでき、剥がしやすいのに強力に貼り付きます。また、油性ペンで書くこともできます。なので、ガムテープよりも使い勝手が良いです。捨てるモノだけでなく、保管するモノを束ねる際にも使えます。

 

このようにして、玄関が片づいたら、次は廊下、それに続く部屋というように、順番に同じ手順を繰り返します。

くれぐれも頭は使わないようにしてください。とにかく不要品を家の中から出すことに集中してください。家の中から出す不要品が多ければ多いほど、あとの作業が楽になります。

不要品を出し切ってから、誰にあげようかとか、リサイクルショップに持ち込もうかとか、これはあっち、これはそっちに片づけようと考えてください。頭を使うのは不要品を処分し終わってからでOKです。

頭を使わなければ片づけは簡単です。誰でもできます。どうしてもできないというときは、コメントをいただければアドバイスします。もちろん費用は掛かりませんので、お気軽にどうぞ。

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