我が家ではこれまで、ペットボトルで自作したレジ袋ストッカーを使っていました。
これはコストが安いだけでなく、使い勝手も割りと良かったのです。山崎実業のTOWERシリーズのポリ袋ストッカーなんかと比べると不細工ですけど、レジ袋を丁寧に折り畳まなくてもクルクルぽいと放り込んでも大丈夫な大容量の約2リットルで、しかも大中小と大きさ別に分けることができます。
ただ、難点が一つありました。我が家は賃貸ハイツの2階なので、夏場は恐ろしく暑いんです。そうすると、いくら超強力両面テープで固定していても、熱で接着剤が緩んで剥がれてきてしまうのです。何度か両面テープを交換しましたけど、根本的には改善しませんでした。
そこで、ちゃんとしたレジ袋ストッカーを買うことにしました。あれから3年も経ちますから、きっともっと良いのがあるに違いないと期待して探したんです。しかし、やはり私の眼鏡に適うものは見つからず、結局また自分で作ることにして、100円ショップやニトリなどに材料を物色に行きました。
※この記事は2016年12月11日時点の情報に基づいています
キミに決めた!ニトリのA4ファイルケース
今回、私がレジ袋ストッカーの材料に選んだのは、ニトリのA4ファイルケース(ファイルボックス)です。本当は、ほぼ同じサイズの無印良品のファイルボックスのほうがオシャレで良かったんですけどね。失敗するとイヤなので、とりあえず安いニトリのほうで試してみることにしました。
カッターナイフでカットします
用意したニトリのA4ファイルケースをカッターナイフでカットしていきます。レジ袋を取り出す穴の部分ですね。しかしこれが、予想通り苦戦。約1時間も掛かってしまいました~。
レジ袋を折り畳むヒマはないのに、レジ袋ストッカーを作るのに1時間も掛ける収納マンって、ひょっとしてアホですか?(苦笑)
1時間後、カット完了
約1時間後、なんとかレジ袋の取り出し口の切り抜きに成功しました。もう、腕に力が入りません。でも苦労の甲斐あって、思ったよりはキレイに切り抜くことができました。
ちなみに、糸鋸などを使えばもっと早く切り抜けたとは思います。しかし、糸鋸って真っ直ぐ切るのが難しいし、角の部分に大きめの穴を開けないといけないので、結局仕上げに時間が掛かってしまいます。それで今回はカッターナイフで地道にカットしたというわけです。
紙やすりで断面をキレイに仕上げる
次に、カットした部分を紙やすりでキレイに仕上げます。最初は80番で、最後は1200番で削りました。
やっぱりちゃんと紙やすりで仕上げたほうが美しいですし、断面で指を傷つける心配もなく安全です。
背面上部にドリルで穴を開ける
背面上部の左右2ヶ所に、フックで掛けるための穴を開けます。最初はキリで下穴を開け、次にドリルで穴を広げます。
同じ穴開けと言っても、レジ袋の取り出し口に比べたら一瞬で終わります。
プラダンGO!仕切りを作る
レジ袋ストッカー本体の加工が済んだら、今度は内側を3分別にするための仕切り板をプラスチックダンボールで作ります。
幅360×高210mmのプラダンを用意し、幅方向に45、90、90、90、45mmの切れ目を入れます。
取り出し口の部分をカット
プラダンで作った仕切り板の真ん中のパネルの下部を上写真のように切り落とします。
仕切り板をセットしてテープで貼り付けて固定
プラダンで作った仕切り板は上写真のようにセットし、背面を養生テープで貼り付けて固定します。
3分別レジ袋ストッカーの完成!
というわけで、これで収納マンオリジナルの3分別レジ袋ストッカーが完成です!レジ袋の取り出し口の加工は苦労しましたが、それさえ済めばあとは簡単です。
「かけまくり」で石膏ボード壁に取り付け
キッチンの石膏ボード壁には東洋工芸の「かけまくり」を使って掛けます。左右2ヶ所を留めるだけなので、2本1セットあればOKです。つまり、今回の材料代は600~700円くらいということですね。
「かけまくり」1つあたりの耐荷重は3kgですので、計算上、2つ使えば6kgまで耐えると言えます。軽いレジ袋とストッカーならまったく問題ありません。
それでも今回、レジ袋の取り出し部分を底面ではなく正面に向けたのは、下方向に過剰な力が掛かるのを防ぐためのほかにもう一つ理由があります。それは、たまに混じっているキレイに折り畳んだレジ袋の落下を防ぐためです。
以前にペットボトルで作ったレジ袋ストッカーは底面に穴を開けました。穴はくるくる丸めたレジ袋の出し入れに最適なサイズにしたのですが、その場合、キレイに折り畳んだレジ袋が底面の穴から落ちることがあったのです。
今回は正面に取り出し口を設けたので、キレイに折り畳んだレジ袋が下に落ちることはありません。また、十分な大きさがあるので、丸めたレジ袋もスムーズに取り出すことができます。
正面からスムーズにレジ袋を取り出せる!
このように、正面からスムーズにレジ袋を取り出すことができます。また、底面から取り出す場合は手探りとなりますが、正面ならレジ袋の視認性も高いです。
ただし、「かけまくり」に対して手前方向に力が掛かるため、「かけまくり」が壁から抜けてしまうリスクが生じます。レジ袋の取り出しの際には、レジ袋ストッカーを反対の手で軽く押さえたほうが良いでしょう。
今回、作り方を紹介しました収納マンオリジナルの3分別レジ袋ストッカーは特許申請中となっております(ウソ)。
でもコレ、マジで需要あるんじゃないですかー。どこかのメーカーで作ってくれませんかねー?お問合せをお待ちしております♪
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