最近は100円ショップに行っても目新しい収納グッズに出会うことがほとんどありません。収納グッズだけでなく、家事関連グッズも然りです。それでも100円ショップ各社は概ね前年度実績をクリアしているのですから、いかにキャラクターグッズや季節小物の売上が好調かが分かります。
ともあれ、そんなわけで100円ショップで商品を物色していてもなかなかテンションが上がらないわけですよ。何もネタを見つけられず、レジの横を素通りして帰るときのなんと悲しいことか。
しかし、今回はテンション爆上がりでした!セリアで見つけた新商品が私の中でスマッシュヒットしたのです。
※この記事は2025年3月17日時点の情報に基づいています
まるき・石膏ボード壁用収納グッズ
今回ご紹介するのはセリアで見つけた新商品。まるきの「ピン跡が目立ちにくい石膏ボード壁用」シリーズ5点です。
いずれも石膏ボード壁にピンで取り付けて何かを掛けるなどするための収納グッズ。これまでも100円ショップにはピンタイプの石膏ボード壁用フックがいくつもありましたけど、こんなにバリエーション豊かなのは初めてじゃないですか。
壁面用差し込み型フック
JANコード | 4978446037057 |
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サイズ | 本体:29×22×7mm シート:60×60mm ピン:25mm |
材質 | 本体・ベース:ポリスチレン シート:PET、ポリウレタン ピン:ステンレス |
耐荷重 | 800g |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 110円 |
※製造国および税込価格は以下同じため省略
順番に紹介して参りたいと思います。まずは「壁面用差し込み型フック」。以前に元林の「差し込み型シールフック」という商品を紹介しましたが、こちらは片方がそれと同じシールフックで、片方が石膏ボード壁用のベースという組み合わせになったものです。
両方がシールフックだと、貼り付けられるのは建具や家具のほか、キッチンパネルなどに限定されます。それがこの商品を使うと、石膏ボード壁に取り付けられるというわけです。テンション上がるじゃないですか!
ベースとシールフック各1点
内容は壁側ベース1点、それを石膏ボード壁に固定するためのピン(3本+予備1本)、小物入れなど壁に引っ掛けたいものに貼り付けるシールフック1点です。上写真だとちょっと分かりにくいですが、差し込んだときにカチッとハマるように、ベース下部に凸部、シールフック下部に凹部が設けられています。
ベースをピンで壁に固定
さっそく取り付けてみましょう。まずベースを石膏ボード壁にピンで固定します。3本でOKなので楽ですよねー。
小物入れにシールフックを貼り付け
石膏ボード壁にベースを取り付けたら、次は小物入れの背面にシールフックを貼ります。普通のプラ箱では面白くないので、今回はIPシステムの「並べる小物収納ケースTall」(JAN:4580004041255)を使うことにしました。片開きのフタが付いたボックスです。
で、準備が整ったら、あとはベースにシールフックを上から差し込むだけです。カチッとハマるまで押し込みます。
小物入れを空中収納!
なんということでしょう!フタ付きの小物入れを空中収納することができました。ベースの厚みが7mmあるので、フタを開けても壁に当たらないんですね。
石膏ボード壁にマスキングテープを貼って、超強力両面テープで小物入れを貼り付けても同様のことはできます。しかし、それだと小物入れを脱着するのは少し面倒です。今回の壁面用差し込み型フックなら手軽に脱着できるというのが素敵なのです。
ピン跡は許容範囲
ちなみに、ピン跡はこんな感じです。押しピンの跡と変わりません。賃貸住宅であっても許容範囲でしょう。壁紙用補修材でカバーするのも容易なレベルです。
壁面用木材取り付けパーツ
JANコード | 4978446037101 |
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サイズ | 壁面側パーツ:17×22×8mm 木材側パーツ:8×24×6mm ピン:25mm ビス:10mm |
材質 | 各パーツ:ABS樹脂 ピン・ビス:ステンレス |
耐荷重 | 3kg |
次の「壁面用木材取り付けパーツ」も素敵です。先ほどは小物入れなどにシールフックを貼るタイプでしたが、こちらは木材に木ネジで固定するタイプです。付長押(つけなげし)やウォールシェルフをイメージしてもらうと良いでしょう。
ベースと木材側パーツ各2点
こちらは付長押のようにある程度の長さがある木材を壁に固定することを想定しているため、壁側ベースと木材側パーツが2つずつ入っています。各1つずつ使って先ほどのような小物入れを壁に固定することもできなくはないですが、差し込んだときにロックされない(と言うかユルユル)構造なのでオススメはできません。
木箱に木材側パーツをビスで取り付け
適当な木材が手元になかったので、今回は桐の木箱を使ってウォールボックスを作ることにしました。木箱の底板にビスで木材側パーツを取り付けます。
石膏ボード壁にベースを取り付け
木箱に取り付けた木材側パーツに合うように壁側パーツをピンで取り付けます。あとは上から差し込めばOKです。
ウォールボックスが完成
木箱に100均のDIYパーツを組み合わせるだけで、こんなに素敵なウォールボックスが完成しました。耐荷重は3kgなので重いモノには適しませんが、逆に言うと軽いモノならラブリコの「ナゲシレール ブラケット」を買うまでもないということですよ。
帽子・ハンガー用フック
JANコード | 4978446037064 |
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サイズ | 本体:48×38×35mm ピン:25mm |
材質 | 本体:ポリスチレン ピン:ステンレス |
耐荷重 | 1kg |
どんどん行きましょう。お次は「帽子・ハンガー用フック」。野球帽とハンガーの両方を同時に掛けられるフックです。
本体とピンのみ
帽子・ハンガー用フックの中身はシンプルに本体とピンのみです。透明なので目立ちにくいというのは良いかもしれませんね。
ピン4本でフックを取り付け
最初、上側のピンをどこに刺せば良いのか分からなかったのですが、フックの根元に穴が隠れていました。透明なので老眼ジジイには厳しいです(苦笑)
野球帽とハンガーを掛けてみた
さっそく野球帽とハンガーを掛けてみました。先日、ダイソーで販売中の小久保工業所の「CAP壁かけ」を試したところですが、ぶっちゃけコッチのほうが良いです。帽子とハンガーを同時に掛けられて便利ですし、何よりステープルを何本も打つ手間がなくて楽だからです。
さすが大阪府河内長野市が誇るまるき。和歌山県海南市の小久保工業所にも負けていません。
ちなみに河内長野市と言えば、先日、自称占い師の女性が逮捕されましたが、私の家の割りと近所です。ときどき通る道沿いなので、まさか―という感じです。
ハンガー1本をちょうど掛けられる
雑談はさておき、遠目から見ると分かりにくいのでアップで撮影してみました。野球帽は小久保工業所のCAP壁掛けと同様に頭頂部のボタンを挿し込む形状になっています。ハンガー用のフックはハンガー1本がちょうど掛けられる大きさです。
ベルト用ホルダー
JANコード | 4978446037071 |
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サイズ | 本体:120×20×70mm ピン:25mm |
材質 | 本体:ポリプロピレン ピン:ステンレス |
耐荷重 | 1kg |
「ベルト用ホルダー」はその名の通り、ベルトを4本掛けられるホルダーです。こういうのがクローゼット内外の壁面やウォークインクローゼットに付いていると便利ですよね。
さっそく壁に取り付け
こちらも本体とピンのみ。ピン3本で石膏ボード壁に取り付けるだけなので楽ちんです。
ベルトを掛けてみた
ベルトを掛けてみると、なかなか良い感じです。ただ、左端のベルトのように根元の部分が二重になっているタイプだと、ホルダーより上に飛び出す部分が大きくて不安定になります。改善の余地はありそうですが、まあ100均ですから十分でしょう。
アクセサリー用可動フック
JANコード | 4978446037040 |
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サイズ | 本体:100×18×6mm フック:5×20×20 ピン:25mm |
材質 | 本体・フック:ポリスチレン ピン:ステンレス |
耐荷重 | 100g/1フック |
最後は「アクセサリー用可動フック」です。壁側にレール状のホルダーを設置し、そこに山崎実業の樹脂製フックのようなフックを3つ掛けられるようになっています。
ホルダー1本とフック3本
中身は幅10cmのホルダーが1本とフックが3本。ホルダーはフックがレールに沿って動くように上下の向きが決まっているので取り付け時は注意しましょう。いずれも透明なのでアクセサリーを掛けると良い感じになりそうです。
ホルダーを壁に取り付け
ホルダーは両側から2本ずつピンで取り付けます。なかなか刺さらないときもありますが、サクッと一発で入ったときは気持ちが良いですよねー。
鍵などを掛けても便利
あいにくアクセサリーを持っていないので、手近にあったモノを掛けてみました。玄関近くに取り付けて鍵などを掛けても便利そうです。
ファイルボックスポケットも掛けられる!
ここでふと思ったんですよ。これなら小久保工業所の「ファイルボックスポケット」などを引っ掛けることもできるんじゃないかと。
結果は大成功。上写真の細型だけでなく、幅広の深型もOKです。
フック部が大きいものはNG
一方で、イノマタ化学の「ペンたて用ポケット2P」のようにフック部分が大きめのものはダメでした。同様の理由で冷蔵庫内で使うポケットもすべてNGでした。フック部分に厚みがあるため、ホルダーと壁のすき間に入りきらないのですね。
ちなみに、上リンク先の「ひゃくえもんプラス楽天市場店」の運営元である河内物産も河内長野市で、私の家の裏手です。イノマタ化学はお隣の堺市。
というわけで、セリアの新商品、まるきの石膏ボード壁用収納グッズを一挙5点ご紹介しました。いずれも素敵な商品で、久々にテンションが上がりました。
特に素敵なのは「差し込み型フック」と「木材取り付けパーツ」ですよ。これさえあれば、石膏ボード壁に取り付け可能な収納グッズの幅が格段に増えます。取り付けできるだけでなく、着脱が容易であることも大きなポイントです。
「帽子・ハンガー用フック」も小久保工業所のCAP壁掛けより良くできていると思います。「ベルトホルダー」に至ってはこれまで100円ショップはおろか、ネットショップでも類を見ない画期的な商品と言えましょう。
「アクセサリー用可動フック」はアクセサリーや鍵を掛けてももちろんOKですし、ファイルボックスポケットを掛けてペンなどを立てることもできます。ちょうどこういう無印良品の「マグネットバー」の石膏ボード壁用みたいな商品が欲しいと思っていたところなので、私としては運命を感じるほどの出会いでした。
いや~、まるき、すてきです。これだけ出来栄えの良い商品は滅多にないので、当面は品薄になること間違いなしでしょう。是非お近くのセリアでお早めにお買い求めください。
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