DIY女子のブームやコロナ禍のおうち時間の増加を経て、もはやDIYの定番となったと言える2×4材(ツーバイフォー材)。気が付けば2×4材を使うDIYパーツも随分と増えました。
こちらでもこれまで多くのDIYパーツを紹介して参りましたが、ここらで一度まとめてみたいと思います。
若井産業・DIAWALL
2×4材を天井と床の間に突っ張れるDIYパーツの元祖と言えば、若井産業の「DIAWALL(ディアウォール)」。ゴムと内部に仕込んだスプリングの力で天地方向に突っ張ることができます。
現在はカラバリや2×6材用などの対応サイズが増えただけでなく、レクタングルなデザインの「ディアウォールS」や、棚受けや中間ジョイントなどラインナップも増えています。
平安伸銅工業・LABRICO
ディアウォールが主にDIY好きの男性の間でヒットしたのに対し、女性も巻き込んで大ムーブを引き起こしたのが平安伸銅工業の「LABRICO(ラブリコ)」です。ネジ式のため、より確実に突っ張ることができます。
ラブリコがヒットしたのはカラバリとラインナップの豊富さによるところも大きかったと思います。ホッチキスを使うことでより強力に固定できる「STAPLER FIX」や、屋外でも使えるスチール製の「ラブリコ アイアン」もあります。
和気産業・Walist
ラブリコと同時期に発売された和気産業の「Walist(ウォリスト)」は2×4材などを束ねることでより奥行のある棚などを作れることが最大の特徴となっています。ジャッキ×ばねの力でより確実に固定することが可能です。
ウォリストは基本的に従来の金物と変わらないデザインや質感なので、様々な金具を組み合わせて使いやすいというメリットもあると思います。
ハイロジック・WALL TQOOL
ハイロジックの「WALL TQOOL(ウォールツクール)」はラブリコ同様にアジャスター式でありながら、ディアウォールのようにネジの見えないスッキリとした外観となっていることが最大の特徴となっています。
後発の商品ゆえにラインナップも少ないですが、今後に期待というところでしょうか。
アイワ金属・STAND BAR
アイワ金属の「STAND BAR(スタンドバー)」は天井と床の間を突っ張るのではなく、石膏ボード壁に直接固定してしまうためのDIYパーツです。そのため、突っ張り損ねて倒れてくるという心配がありません。
これからはむしろこちらのほうがスタンダードになっていくんじゃないかと個人的には期待している商品です。
ニューヒカリ・WALL BASE
ニューヒカリ(清水)の「WALL BASE(ウォールベース)」は前述のスタンドバーに近い商品です。ロック機構を設けることで外れる心配がほとんどないなど、かなり安全第一に設計した感があります。
平安伸銅工業・LABRICOシェルフフレーム
平安伸銅工業の「LABRICO(ラブリコ)シェルフフレーム」は1×4材や1×6材を棚板として使って、石膏ボード壁にウォールシェルフを作るためのDIYパーツです。棚板の位置や枚数をアレンジしやすいのが素敵だと思います。
平安伸銅工業・LABRICOトライアングルフレーム
平安伸銅工業の「LABRICO(ラブリコ)トライアングルフレーム」は1×4材から1×8材に対応した石膏ボード壁用の棚受け金具です。カラーボード(化粧棚板)を使うこともできます。
アイワ金属・2×4材で作れる立て掛けシェルフ
アイワ金属の「2×4材で作れる立て掛けシェルフ」はその名の通り、2×4材で立て掛けシェルフを作るためのDIYパーツです。アイワ金属は他にも「2×4スツールキット」なんて商品も販売しています。
以上、2×4材などを使って壁面収納棚を作ることができるDIYパーツを9点ご紹介しました。
つっぱりタイプではカラバリやラインナップの多さでラブリコがもっともオススメできるかと思います。2×4材だけでなく1×8材に対応したパーツなどもありますし、横方向に突っ張れるパーツもあるので使い勝手が良いです。
一方で、つっぱりタイプよりも石膏ボード壁に直接固定するアイワ金属のスタンドバーやニューヒカリのウォールベースが現在のイチオシです。突っ張り式と違って天井下地のある場所を探す必要がないうえに、天井までの長い材を使う必要がなく圧迫感が少ないのもメリット。最近は2×4材も値上げがすごいので材が短くて済むのも助かります。
「よく考えたら棚板1~2枚あれば十分だわー」という場合はラブリコのシェルフフレームなども良いですね。選択肢が色々あって悩ましいところだと思いますが、最適なものをチョイスしてもらえたらと思います。
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