無印良品の「スチールユニットシェルフ」がリニューアルしてグレーからライトグレー(というか、ほぼホワイト)になって早1ヶ月。早くオプションパーツもライトグレーに対応してくれないと困るなーと思っていたら、ようやく販売が開始されました。
同時に、もはや廃番かと思っていた奥行25cmタイプもリニューアルして登場です。
※当記事は2019年3月16日現在の情報に基づいています
つっぱりパーツ
まず、もっとも重要なのが「つっぱりパーツ」。これさえあれば、横揺れしやすいスチールユニットシェルフの揺れを抑えることができます。吊り天井にいくらつっぱっても地震対策としては不十分ですが、ないよりは全然良いでしょう。
これまで通り、小・中・大の3サイズが用意されており、価格も変わりません。しかしながら、ホームページにサイズの記載がないというのは困りますね。
帆立補強パーツ
もうひとつ重要なのが「帆立補強パーツ」。帆立補強パーツがあれば最下段にキャスター付きのチェストやボックスを置くことができます。オープンラックは基本的に高脚式に組むのが良いと考える私にとっては必須のパーツです。
こちらも従来通り、幅56cm用と84cm用が、それぞれ奥行41cm用と25cm用に用意されていて、計4アイテム。価格にも変更はありません。
高さ調整金具
地味な商品ではありますが、これもすごく重要。「高さ調整金具」を使えば0.5段分(=約9.5cm)、棚板の高さを調節することができます。A4ファイルよりも一回り大きな大判のアルバムを収めるときのほか、スチールユニットシェルフをデスクのように使いたいときにも必須です(天板高を一般的なデスクに近づけるため)。
無印良品のユニットシェルフは棚ピッチが広すぎると言う人がいますが、このパーツの存在を知らないようですね。なお、こちらも価格に変更はありません。
バックパネル&サイドパネル
「バックパネル」、「サイドパネル」もリニューアルされていますが、これらはちょっと事情が異なります。
バックパネルもサイドパネルもこれまでからグレーではなくライトグレーでした。ただ、ライトグレーと言っても無印良品の「スチールデスク」のようにマットでグレーがかったホワイトです。リニューアル後のほぼホワイトのスチールユニットシェルフとは色が違います。
このたびリニューアルされたバックパネルとサイドパネルは「ツヤ有」と明記されている通り、従来品とは色が異なります。また、ほぼブラックのダークグレーと、連結したときに使うインナー用サイドパネルは廃番なのか、そのまま継続なのか、これからリニューアルするのか、ちょっと分からない状況です。
なお、新しいツヤ有ライトグレーのバックパネルは幅56cm用と84cm用、それぞれ2段用と3段用が用意されており、サイドパネルも2段用と3段用があり、いずれも価格に変更はありません。
サイドパネル補強パーツ
ちなみに、「サイドパネル補強パーツ」というパーツも新たに投入されています。こちらはリニューアルではなく、新商品です。
サイドパネルを補強する必要なんてあるのかと思ったら、取扱説明書を見る限り、サイドパネルを補強するというよりサイドパネルを前後方向の揺れを抑えるために活用する固定具のようです。取扱説明書には最下段に取り付けるように記載されています。上の写真では誤解を生じかねませんね。
サイドクロスバーの投入と言い、無印良品はなんでまた急に前後方向の揺れを気にし出したのでしょうか?
追加用帆布バスケット
あと、「追加用帆布バスケット」や「追加用ワイヤーバスケット」もライトグレーにリニューアルされていますが、個人的にはどうでも良い感じです。というか、廃番になって欲しかったくらいです。
開閉が全然スムーズじゃないし、ストッパーピンがポロポロ抜けるんですよ。こんなの使うくらいだったら、「ポリプロピレンケース・引出式」などを組み合わせたほうが良いと思います。
ともあれ、いずれも幅56cm用と84cm用が継続。ただし、ワイヤーバスケットは100円ずつ値上げされています。
奥行25cmタイプ
奥行25cm用の帆立、追加棚、帆立補強パーツもライトグレーにリニューアルされています。ただし今回、木製棚はリニューアルされませんでした。
一方で、サイドクロスバーの奥行25cm用が投入されています。奥行が浅ければ前後の揺れは少ないはずですが、果たして必要なのでしょうか?
今回、スチールユニットシェルフの主要パーツがライトグレーに対応したことで、スチールユニットシェルフの購入をためらう必要はなくなりました。これまで通り、予算を抑えたければスチール、見た目や防錆性能を重視するならステンレス、という選び方で問題ないと思います。
一方で、今回のリニューアルに際しては、商品詳細ページにサイズの記載がないなどの不備が見られます。サイドクロスバーやサイドパネル補強パーツといった新商品はイマイチ使い方が分からず、ユーザーを混乱に陥れたように思うところもあります。
お店で聞けば済む話かもしれませんが、それなら店員の教育をシッカリしてもらいたいものですね。
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