本日3月15日からまた無印良品週間が始まりました。このチャンスを虎視眈々と狙っていた方はもちろん、これから新生活を始めるにあたって色々と揃える必要がある方には絶好の買い場となることでしょう。
それはさておき、何の前触れもなく定番の「ステンレスユニットシェルフ」がリニューアルされたようです。従来品に混じって「(2019)」という記載がある商品の販売が開始されています。
いったい何が変わったのか。はたまたどんなメリットやデメリットが生じうるのか調べてみました。
※当記事は2019年3月15日現在の情報に基づいています
追加棚の幅が1cm小さくなった?
リニューアルされた「ステンレスユニットシェルフ・追加棚(2019)」と従来品の違いは一言で言うと、幅が1cm短くなっただけのようです(ただし、幅42cmタイプだけは0.5cm短くなった)。まだ実物を見たわけではありませんが、現時点ではそれ以外の違いは見つけることができませんでした。
新旧サイズ比較
幅タイプ | 従来品 | 2019 |
---|---|---|
42 | 40 | 39.5 |
56 | 54 | 53 |
84 | 82 | 81 |
112 | 110 | 109 |
※単位はすべてcm
上表の通り、幅42cmタイプを除いてはすべて幅が1cm短くなっています。奥行や厚みには変化はありません。また、短くなったからと言って価格が安くなったわけでもありません。
なお、オークやウォールナットなど、ステンレス以外の追加棚はそのままです。
ステンレス棚セットの幅は変わらず
今回リニューアルされたのはステンレス追加棚と、ステンレス棚のセット品(上写真)だけです。おそらく新しいセット品は幅が1cm短い棚板がセットされているはずですが、外寸幅は86cmのまま変わりません。
リニューアルに際して特にアナウンスはなく、セット品は「(2019)」の表記はされず商品名はそのままです。これらの事実から、ステンレス追加棚の幅は1cm短くなったものの、互換性はあると考えて良さそうです。
どうして追加棚の幅を1cm短くしたの?
無印良品はなぜステンレス追加棚の幅を1cm短くしたのでしょうか?
最初に考えたのは原料コストの圧縮です。しかし、2台以上を連結した場合にすき間が生じますし、互換性の問題などあらぬ誤解を生じかねません。原料コストを下げることに成功しても、デメリットのほうが大きいと感じます。
そこで考えられるのが、同時に登場した新商品「ステンレスユニットシェルフ用サイドクロスバー・ステンレス 2組セット」(上写真)の存在です。このサイドクロスバーはその名の通り帆立に取り付けるパーツで、最下段に取り付けられていることから主に前後方向の揺れを防ぐためのものと考えられます。
ただ、このサイドクロスバーは帆立のラダーよりも外側に取り付ける形なので、普通に使う分には棚板には干渉しません。そう考えると、この商品がために棚板を1cm短くしたとは思えないのです。
しかしながら、2台以上を連結した場合はどうでしょう?帆立の外側に取り付けたサイドクロスバーも、横に連結した棚板から見れば帆立の内側になります。その場合、おそらくサイドクロスバーが棚板に干渉してしまうと考えられます。
基本的に無印良品のスチールもしくはステンレスのユニットシェルフは、横揺れこそ気になるものの前後方向の揺れが気になることは少ないと思います。そのため、シェルフ単体で使う場合はサイドクロスバーの必要性は感じないでしょう。
しかし、2台以上を連結した場合、ちょっと手前に引くだけで慣性力がはたらくため前後の揺れを感じやすくなります。2台分を連結するときは3枚の帆立と背面クロスバーで支えるわけですから、幅方向には安定感が出ても奥行方向は逆に弱く感じるのですね。
そんなときにこそサイドクロスバーが必要になるのであって、連結した際に棚板がサイドクロスバーが干渉するので棚板の幅を短くする必要があったのだと考えられます。
実はスチール追加棚も1cm短くなっていた
ステンレスだけでなくスチールの方にもサイドクロスバーが新たに加わっています。そこで改めて新旧のスチールユニットシェルフの追加棚を比較してみたところ、新しいライトグレーの追加棚も同様に幅が1cm短くなっていました。まったく、私の目の節穴っぷりには毎度驚かされます(苦笑)
しかし、無印良品のユニットシェルフが揺れるというのは周知の事実なのに、今さらサイドクロスバーを投入したというのはちょっと不思議な感じがしますね。サイドクロスバーの用途にはまったく触れず、取扱説明書を見ても当たり前のように最下段の位置に取り付けるよう示しているというのも違和感を覚えるところです。
もっと言えば、サイドクロスバーはハッキリ言って不細工です(苦笑)サイドパネルではダメなんでしょうか?もっとも、サイドパネルは棚板などに干渉しやすいので、サイドクロスバーよりも取り付け位置が限定されるのでしょうが。
そもそも、2台分を連結した場合に帆立は3枚になるのに、サイドクロスバーが2個セットというのもちょっと解せません。
今回の追加棚の幅が1cm短くなったことやサイドクロスバーの投入は、なんだかパンドラの箱を開けてしまったような気がします。
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