無印良品のスチールユニットシェルフの上位に位置づけられるステンレスユニットシェルフは、実はサイズオーダーが可能。棚板実寸を25cmから81cmまでの間で1cm単位でサイズオーダーすることができるのです。
無印良品の銀座店、名古屋名鉄百貨店店、グランフロント大阪店など全国7店舗にあるMUJIインフィル・プラスだけのサービスと思われていることもあるようです。しかし、これは無印良品の店頭に設置してあるカタログにもちゃんと記載されている通常のサービスです。
ステンレスユニットシェルフのサイズオーダーについては、MUJIインフィル・プラス以外の店舗ではあまり積極的にPRされていないものの、何としても決められたスペースに無印良品のステンレスユニットシェルフを収めたい人には朗報ですね。

出典:無印良品
棚板サイズオーダー価格表
幅(cm) | オーク価格 | ウォールナット価格 |
---|---|---|
25-36 | 5,500円 | 6,000円 |
37-46 | 6,000円 | 6,500円 |
47-56 | 6,500円 | 7,000円 |
57-66 | 7,000円 | 7,500円 |
67-76 | 7,500円 | 8,000円 |
77-81 | 8,000円 | 8,500円 |
既製40 | 2,490円 | 2,690円 |
既製54 | 2,690円 | 2,990円 |
既製82 | 3,590円 | 3,990円 |
※価格(円)はすべて税込 ※2019/06/26時点
サイズオーダーなんて良心的な対応だなぁと思ったんですが、既製品に対してどれくらい価格がアップするのか確認してみたところ、いずれも2倍以上にアップ。受注生産で板1枚のサイズオーダーを受けるだけでそれほど価格がアップするというのはハッキリ言ってボッタクリだと思います。
たとえば冒頭の写真の「ステンレスユニットシェルフ・ウォールナット材棚セット・ワイド・大 幅86×奥行41×高さ175.5cm」(32,900円)同等の組み合わせを幅2cm分縮めた場合、58,460円となり、実に約78%のアップとなります。
私は家具業界の常識に照らし合わせると非常に高いと思うんですが、日本国内ではなく台湾での生産ですので、オペレーションの問題から致し方ない部分もあるのかもしれません。また、日本国内で特注で棚板を作るよりは安く上がるとも言えますので、少なくともこういう選択肢を用意してくれているだけでも良心的と言うこともできるかと思います。
さらに言えば、2018年に既製サイズの木製棚板が値下げされた一方で、オーダー価格は据え置かれたことで、余計に割高に感じられるという節もあると思います。ぞれ以前は約50~70%アップという感じでしたからね。
なお納期は約60日とのことです。また現状では、同じステンレスユニットシェルフに用意されているタモ材の木製棚板やステンレス製棚板のサイズオーダーは受け付けていないようです。あくまでも高価格帯商品のみの特別待遇という位置付けなんだと思います。
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