わたくし収納マンはベッドの寝心地で重要なのはマットレスだと考えています。逆に言うと、ベッドのフレームは重要ではありません。また、マットレスは消耗品であるのに対し、フレームはまず壊れる心配のないものだとこれまでも言ってきました。
ところがです。あろうことか、ニトリで買ったシングルベッドのフレームが壊れてしまいました。私の目の前で、息子がベッドに腰かけたときに、「ガタンッ!」という音とともにフットボードの脚のあたりが折れたのです。
息子の体重は55kgくらいです。決しておとなしい子ではないですけど、普段からベッドに飛び乗るようなことはしません。普通に使っていて壊れてしまったのですから、自分でもちょっと信じられない気持ちになりましたよ。
※この記事は2021年2月23日時点の情報に基づいています
壊れてしまったニトリのベッドフレーム
このたび壊れてしまったのはニトリのシングルベッドフレーム「ロデリック-S」です。4月に新居に引越してから使っているので、まだ8ヶ月ほどしか経ちません。
脚が折れたというよりはサイドフレームが落ちてしまった状態です。
脚のダボが破断
ご覧の通り、脚とフットボードを接合しているダボが破断してしまっています。このダボが破断したことによって、フットボードとサイドフレームが一緒に落ちてしまったわけですね。
無垢の反りと接着不良が原因
応急処置をするためにゴムハンマーで叩いて分解してみて、壊れた原因が分かりました。
原因のひとつは、フットボードの上の無垢板部分が反り、脚との間にすき間が生じ、脚が外側に広がりやすい状態になっていたことです。
もうひとつは、破断したダボを含め、フットボードの接合部に使われているダボのほとんどが接着不良の状態だったことです。接着剤が少なかったというより、ひょっとしたら全く入っていなかったのかもしれません。
インドネシアやベトナムならともかく、中国でこういうことは珍しいように思います。
OPPテープとPバンで応急処置
ダボに木工用ボンドを付けて組み直し、破断したダボの周りはOPPテープを外側から貼って接合しました。また、それだけではまったく耐久性がないので、Pバンを巻いて脚が左右に広がらないようにしました。
ダボの接着などにおいて、ハタ金では長さが足りないものや滑りやすい形状の場合はPバンが便利です。
1ヶ月ちょっとで交換完了
ベッドフレームが壊れたのが年末で、しかも運悪く珪藻土マットにアスベストが混入した件で問い合わせが殺到していた時期だったため、結局交換が完了したのは1ヶ月ちょっと経ってからでした。私としては代わりのフットボードさえもらえれば良かったのですが、全交換となりました。
でもさすが5年保証。壊れてしまったことは残念でしたけど、気持ち良く交換してもらえたので私としては後悔はありません。先日もニトリの掛け布団カバーのファスナーが取れてしまって返品させてもらったところで、四の五の言わずに対応してくれるところは素晴らしいと思います。
というわけで、ニトリのベッドフレームがいとも簡単に壊れてしまったことはまったく想定外だったものの、いつものように気持ち良く交換に応じてくれたという話でした。
某北欧風B級家具店ならこうはいきません。あそこはクレーム入れてもまったく返事を寄こさないですからね。こういった違いが、某店は売上不振に陥る一方で、ニトリが成長を続ける理由のひとつになっているんだと思います。
ともあれ、同じベッドフレームを娘も使っているので、まだ一抹の不安があります。壊れるならあと4年以内に壊れてくれることを願っています(苦笑)
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