ニトリの公式オンラインショップ「ニトリネット」では、ここのところカラーボックス用インナーケースの「Nインボックス」が常に収納・衣類収納ランキングの売上トップとなっています。カラーボックスに収める以外にも様々なところで使えるサイズ感、シンプルなデザイン、そして何よりコスパが良いことが消費者の支持を集めているのだと思います。
一方で、ほかにもニトリネットの収納・衣類収納ランキングに時折り姿を現すカラーボックス用インナーケースがあります。「ライラ3」という商品です。
「ダイソーでも売ってそうな商品なのにどうして?」と思っていたのですが、やはり売れるのには理由があったのですねー。
※この記事は2020年3月13日時点の情報に基づいています(2023年10月18日一部更新)
ニトリ・ライラ3
ニトリの「ライラ3」はスチールワイヤーのフレームに紐状にした紙を編み込んだバスケットです。カラーバリエーションは上写真のダークブラウンのほか、ナチュラルとグレーの3色となっています。
また、サイズバリエーションは上写真のレギュラーのほか、高さが半分のハーフ、幅が半分のたてハーフ、容量が1/4サイズのクォーターの4サイズ展開で、いずれも一般的なカラーボックスに合わせやすいサイズとなっています。
風合いの良さが人気の理由?
ライラ3はメンズファッション誌で紹介されたことが店頭で掲示されていますが、それで人気に火が点いたとは思えません。人気の秘訣はおそらく、その質感にあると思います。
ライラ3は前述の通り紐状の紙を編み込んで作られているので、自然な風合いが感じられます。色合いもナチュラルな感じで、ポリプロピレンなどでは出せない質感です。
それでいて、フレームはスチールワイヤーですからそれなりに丈夫な印象を受けます。価格もカラーボックス1段に相当するレギュラーサイズで税込999円ですから、手頃感があるのでしょう。
ダイソーなら同様のものが550円
ダイソーならスチールワイヤーのフレームにテープ状のポリプロピレンを編み込んだ「PP素材バスケット」が同程度のサイズで税込550円で買えます。ニトリのライラ3のおよそ半値です。ポリプロピレンのほうが紙よりも、熱や薬品、水、汚れに強いですし、道具としてのコスパはこちらのほうが明らかに上です。
このような競合がありながらライラ3がランキング上位に食い込むほど売れているのは、やはり風合いの良さが重要なのだと思います。機能性重視のポリプロピレンではなく、あくまでインテリア性を重視して紙を選ぶ消費者が少なくないということですね。
クローゼットサイズもあり
人気上位となっているライラ3にはカラーボックスサイズ以外にもラインナップがあります。中でも驚いたのは、クローゼットサイズのものがあるということです。
写真だと分かりにくいと思いますが、上写真の「収納ボックス・ライラ3」はなんと幅530×奥行380×高さ240mmという巨大サイズ!クローゼット内に収めた引出式衣装ケースの上などに置くのにちょうど良いサイズとなっています。
ライラ3にはほかにも、専用のフタ、マガジンラック、ティッシュボックス、ダストボックスなどが用意されています。いずれも手頃な価格とは言え、同様の構造のものはダイソーでも手に入りますから、やはり紙でできている風合いが支持されているのでしょう。
ただし、”※火のそばに置かないでください。※ぬれた場合や強くこすった場合、クッションフロアで直置きした場合など衣類や床に色移りすることがありますのでご注意ください。”と注意書きされている通り、やはり使い勝手の悪いところはあります。また、レビューを見ると、紐状になった紙がほつれてボロボロになってくることも少なくないようです。基本的に衣類など軽いモノを収める以外には適さないと思います。
そういうネガティブな要素もあるものの、適切な環境で使えば、インテリアと収納を両立できるアイテムとして有効なのではないでしょうか。
コメント
こんにちは。
本ページの画像がダイソー550円のバスケット以外、表示されませんでした。
ご連絡まで。
中川さま
はじめまして^^
ご指摘ありがとうございます。
リンクに変更があったようです。
ご指摘を受けて修正させていただきました。
またお気づきの点がございましたらよろしくお願いしますm(_ _)m