ニトリ「フィッツプラスNT」とプロパーの違い→価格が安くて天板3色展開

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ニトリがエディオンと資本業務提携することを発表しました。建材大手のリクシルが保有していたエディオン株8.6%を102億円で取得し、相互に商品を供給したり、物流、リフォーム業などでシナジー効果を狙うということです。

同業では2019年12月にヤマダ電機が大塚家具を傘下に収め、ヤマダ電機の売場に大塚家具の家具が並び、大塚家具にも家電が並びましたが、エディオンにニトリのホームファッション品群が並んだり、エディオンとニトリでオリジナル家電の共同開発がされるのでしょうか。もともとエディオン傘下のミドリ電化では家具も扱っていたので違和感は少ないと思います。

それにしてもまあ、ニトリはスゴイ。M&Aもそうですけど、メーカーに対するバイイングパワーがますます強くなっていると感じます。

今年に入ったあたりから天馬の「フィッツプラス」のニトリ版である「NT」が「NT2」になりましたが、これもニトリのスゴさを実感させるものでした。

※この記事は2022年4月28日時点の情報に基づいています(2024年6月3日一部更新)

2023/03/26追記:現在は「NT2」ではなく「NT」という表記になっています。
2023/12/08追記:再び「NT2」という表記に戻っています。

 

ニトリ×天馬・フィッツプラスNT2

ニトリの「フィッツプラスNT」が「フィッツプラスNT2」になったことは少し前から気付いていました。しかしながら、天馬も値上げしているのでその影響だろうとか、また値下げを連呼しながらシレッと値上げしているのだろうとか思ってたんです。

ところがこれが「下剋上」と言って良いほどの大きな変化だったんですね!

ニトリ版はここが違う!

  • 引出し前板のデザイン
  • 天板カラー3色展開
  • プロパーよりも安い
  • サイバリが少ない

もともとプロパーのフィッツプラスに対してニトリのフィッツプラスNTは、(1)引出し前板のデザインが少し違う、(2)幅35cmタイプがないという、主に2点の違いでした。2016年の発売当初は価格もほとんど変わらず、メーカーによる競合店対策という色合いが強かったように思います。

しかし、知らない間にプロパーのフィッツプラスからダーク系の天板カラーがなくなりメープル1色に。その一方で、NT2は2色展開を維持しつつホワイトウォッシュとミドルブラウンとなりました。

また、天馬のフィッツプラスが値上げされた一方で、NT2はNTと比べてもほとんど変わらず。相対的にニトリのほうが割安感が出ています。

2024/06/03追記:5月31日からモカ色を加え、3色展開となりました。また、2023年12月頃から幅35cmが追加されています。

サイズバリエーションと価格

段数 型番 ニトリ 天馬公式 DCM楽天
35cm 3段 F3503 9,990円 13,800円 11,200円
4段 F3504 10,990円 14,800円 12,800円
5段 F3505 12,990円 16,800円 13,800円
7段 F3507 17,990円 21,800円 21,200円
55cm 3段 F5503 10,900円 14,800円 13,200円
4段 F5504 11,900円 16,800円 13,800円
5段 F5505 13,900円 17,800円 15,300円
7段 F5507 19,900円 24,800円 22,800円
65cm 3段 F6503 12,900円 16,800円 14,300円
4段 F6504 13,900円 17,800円 15,300円
5段 F6505 15,900円 19,800円 18,480円
7段 F6507 21,900円 27,800円 24,800円
75cm 3段 F7503 14,900円 17,800円 14,800円
4段 F7504 15,900円 18,800円 16,480円
5段 F7505 19,900円 21,800円 19,580円
7段 F7507 24,900円 28,800円 25,800円

※2024年6月3日現在に更新済み

上表はニトリのフィッツプラスNT2の税込価格をプロパーのフィッツプラスと比較したものです。プロパーのほうは天馬公式のテンマフィッツワールドと、ホームセンター大手のDCMオンライン楽天市場店の価格を一覧にしました。

こうして比較してみると、一部サイズを除くとほとんどに於いてニトリのほうが安いことが分かります。DCMと比較した場合、概ね0~20%ほど安くなります。

ただし、ポイントやクーポンも考慮すると、楽天市場で購入した場合は実質的にDCMオンラインのほうが安いことも多いと思います。天馬公式の場合も同様に、20%OFFクーポンが出るなどするとニトリよりも安いです。タイミング次第で必ずしもニトリのほうが安いとは言えないわけですね。

 

インテリア業界でオリジナル商品と言えば、プロパーとほとんど違いが分からない程度の仕様変更で、価格もほとんど変わらないどころかむしろ割高というのが相場です。フィッツプラスNTも当初はそんな感じでした。

しかし、プロパーのフィッツプラスが値上げされ、カラーバリエーションも1色だけになってしまったのに対し、フィッツプラスNT2はなんだかんだでプロパーよりも安く、カラーバリエーションも多くなっています。サイズバリエーションこそプロパーのほうが多いものの、オリジナルを超えた下剋上と言える状況だと思います。

ぶっちゃけ、フィッツプラスのような高級品がニトリで売れるのかと懐疑的に見ていた人も少なくなかったでしょうけど、実際に売れているようですからニトリは本当にスゴイです。これで幅35cmタイプや深引出しタイプも登場したら完全に下剋上ですねー。

2023/07/28追記:フィッツプラスNTのほうばかりに気を取られてしまってましたが、「フィッツプラスNTメッシュ」も「フィッツプラスNTメッシュ2」にリニューアルされています。おそらく2022年夏頃だと思います。
こちらはプロパーと比べて天板の色が違うだけだと思います。また、メッシュではないNTと異なり幅35cmサイズが用意されています。価格はメッシュのほうが2千円高いです。
2024/04/04追記:フィッツプラスNTメッシュ2にマーブル色とダークグレー色の2色が加わり、計4色展開となりました。

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