天馬「フィッツプラス」と同「イージー」の違いは天板!価格も安い

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ポリプロピレン製チェストの最高峰と言える天馬の「フィッツプラス」。引出しの開閉がとてもスムーズで、側板と背面がフラットなのでホコリが積もることがなく、引出ロック機構が付いているので安心、完成品ながら木製チェストに比べると軽くて移動も簡単です。

アイリスオーヤマの「HGウッドトップチェスト」と違って、引出前板が外れてしまうようなこともなく安心。2007年頃の発売以来、クライアント宅に何台もお届けしました。

フィッツプラスは高価ですが、それでも他社製品が追い付けない無双状態です。そのため、これまでにも姉妹商品がいくつも発売されています。

今回はその中でも「フィッツプラス・イージー」にスポットを当てて参りたいと思います。

※2023年5月30日更新

 

天馬/フィッツプラス・イージー

フィツプラス・イージーは2015年に発売されました。イージーの登場より以前に発売された「プレミアム」「メッシュ」が高級感を志向したのに対し、イージーはカジュアルなシリーズと言えます。

では、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

天板が違う

イージーフィッツプラス

スタンダードのフィッツプラスもイージーも天板はハニカム構造の木製天板です。ハニカム構造とはハチの巣状に加工した紙を合板でサンドイッチしたもので、軽く丈夫に仕上げることができます。

いずれも天板の構造自体は同じですが、フィッツプラスがMDF合板を上から被せるような形に整形しているのに対し、イージーはハニカムをパーティクルボードを囲ったうえで側面にテープを貼っています。そのため、フィッツプラスのほうが天板全体で荷重を支えることができる構造と言え、天板耐荷重に違いが生じています(イージー:10kg、フィッツプラス:20kg)。また、見た目はフィッツプラスのほうが美しく、一方でイージーのほうがコストを抑えられているとも言えます。

サイバリが違う

イージー
段数\幅55cm65cm75cm
5段14,800円17,800円19,800円
4段13,800円16,800円17,800円

※税込価格はすべてテンマフィッツワールドの場合(2023年5月30日現在)

フィッツプラス
幅\段数35cm55cm65cm75cm
7段21,800円24,800円27,800円28,800円
6段24,800円
5段16,800円17,800円19,800円21,800円
深型4段21,800円
4段14,800円16,800円
木目:19,800円
17,800円18,800円
深型3段19,800円
3段13,800円14,800円16,800円17,800円

※太字はイージーと共通サイズ

イージーは標準のフィッツプラスとサイズバリエーションも違います。イージーはサイズバリエーションを売れ筋に絞り込むことでも価格を抑えていると見られるのです。

標準のフィッツプラスと比較してイージーは1,000円から3,000円、約6~22%ほど安くなっています。サイズの小さなものほど価格差が大きいことから、天板のコストがより大きく影響していると考えられます。

カラバリが違う

2015年の発売当時、イージーは「フィッツユニット」と同じカプチーノ色1色でした。従来のフィッツプラスがアイボリー系だとすると、それよりもグレーが強い色です。また、天板の色もフィッツプラスのビーチ系ナチュラル色に対し、イージーはスプルース系のホワイトウォッシュ色になっています。

2022年からは幅55cmと幅75cmの5段タイプにホワイト色とブラック色が追加されています。もともと天板2色展開だったフィッツプラスが現在は1色のみになってしまったのと比較すると、イージーの人気が高まっているのではないかと思われます。

「デコ」は幅65cmのみ

ちなみに、同じシリーズには引出前板がパンチングボードになった「フィッツプラス・デコ」があり、こちらもホワイトとブラックの2色展開です。しかしながら、デコは幅65cmのみなのでイージーとは直接競合することは少ないと思います。

なお、デコの天板耐荷重はイージーと同じ10kgながら、価格はフィッツプラスと同じです。

「プレミアム」は高級感

「フィッツプラス・プレミアム」もホワイトとブラックの2色展開です。2012年の春に東京・赤羽の天馬の本社にお邪魔した少し前に発売されましたが、その光沢感と高級感には驚かされたことをよく覚えています。

プレミアムは標準のフィッツプラスに近いサイズバリエーションで、価格はイージーに比べると高価です。

籐チェストっぽい「メッシュ」

プレミアム発売の翌2013年に発売された「フィッツプラス・メッシュ」にもホワイト色があります。ただ、こちらは引出前板が籐チェストっぽい加工が施されており、カジュアルというよりはベーシックなナチュラルテイストに仕上がっています。

価格はプレミアムほどではないものの、標準のフィッツプラスよりも高いです。サイズバリエーションはプレミアムに準じます。

 

というわけで、フィツプラス・イージーは従来のフィッツプラスよりもサイズバリエーションが限られているものの、価格がちょっと安いのが魅力となっています。天板耐荷重は数字の上で見ると半分ですけど、実際はそこまでの違いはないんじゃないかと思います。もちろん、それ以外の使い勝手は従来品と同じです。

一方で、イージーのカプチーノ色は白い壁紙の前に置くと割りと存在感が出ます。あまり存在感を出したくない場合はホワイト色か、従来のフィッツプラスなどを選んだほうが良いでしょう。

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