先日、ニトリの公式通販「ニトリネット」がリニューアル後の不具合で一時閉鎖されて話題になりました(現在は復旧済み)。それ以前には日経新聞誌上の「私の履歴書」での似鳥社長の仰天の半生が話題になるなど、国民的に関心の高い「ニトリ」。
そんなニトリの扱う商品の中でも、やはり国民的に支持されているカラーボックスが2015年に入ってから仕様変更されました。先日、それを組み立てる機会がありましたので、ちょっとレビューしてみたいと思います。
上の写真…ニトリネットのカラーボックス特集のトップにある画像なんですけど、私は最初、これがカラーボックスとは思えませんでした。これ、いったいどうなっているの?
※この記事は2015年6月25日時点の情報に基づいています(2023年9月13日一部更新)
樹脂製の棚受けで可動棚板を支える構造に
以前のニトリのカラーボックスは棚板をすべて側板の外側からネジで固定するようになっていました。一方で、仕様変更後は以前同様に側板の外側からネジで留める箇所と、白い樹脂製パーツで棚板を受ける箇所があります。
上写真では樹脂製パーツの取付け位置を間違ってしまっていますが、たくさん穴が開いている列が可動棚、真ん中2ヶ所が固定棚の位置です。冒頭の写真は、天板をこの固定棚の穴に合わせて取り付けているんですが…ちょっと説明が難しいですね(苦笑)下図を参照してみてください。
棚受けは必ず小ネジで固定する必要あり
私は当初、一般的な書棚のように棚受けの位置を変えられて便利になったのだと思っていました。しかし、棚受けは1つずつネジで側板に固定しないといけないのです。
このネジは狭いところの作業なので結構大変です。力が入っていないと簡単にネジ山をナメてしまいます。しかも、3段タイプの場合は計8本も留めねばなりません。ドライバーの扱いに慣れていない人は途中で放棄してしまうことでしょう。
では、このネジを留めないとどうなるかというと、本などを収めたときに荷重で側板が左右に広がってしまい、棚板が落下します。ネジを留めるのは大変だし、棚板の高さを変える度に大変な思いをすることになるわけですが、残念ながらネジを留めずに使うという選択肢はありません。
背板は天地板にネジで固定
裏板は天地板に小さな木ネジで固定するようになっています。上下とも4段目まで裏板固定用の下穴が開いていますが、冒頭の写真のように天板を低くすると、裏板を天板に固定するためには、下穴がないところに無理矢理ネジを留めることになるはずです。
ちなみに背板をネジで固定しないと、かなりグラつきが生じます。
ニトリのカラボは以前に比べてグラつきが少しマシになり、見た目も少し良くなったとは思います。しかしながら、組み立ては結構大変になり、簡単に棚板の高さを変えられるわけではないというのが非常に残念です。
しかしながら、現在はサイズラインナップやオプションパーツが格段に増え、全国津々浦々に店舗があるニトリで買えるという利便性も手伝って、使い勝手は決して悪くないと思います。コスパ重視であれば決してナシではないでしょう。
一方で、グラつきが気になるようであれば、大洋のエースラックなどのマトモな組立式本棚を買うことをオススメします。
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