以前に「一冊の手帳に書き留める」ことと「やるべきことのリストアップ」について触れました。
片づけと手帳なんて関係がないと思う人のほうが多いかもしれません。しかし、私の経験から言うと、それらは大いに関係があるのです。実際、片づけが苦手だという人で手帳を使っている人はほとんどいません。何か書き留める必要が生じるとメモ用紙に書き込み、それらのメモ用紙を紛失するリスクを常に抱え、不揃いな大きさのメモ用紙をどのように収納すれば良いかと悩んでしまうことになります。
また、自宅のカレンダーに予定を書き込んでいたり、スケジュール帳に予定を記入するだけでは、時間を上手く使うのは難しいでしょう。やるべきことを効率良くこなすためにはToDoまたはタスクを管理する必要があります。スケジュール帳+タスクリスト+メモ帳がセットになった1冊の手帳を常に持ち歩いて、時間を上手に使い、忘れ物をしないようにしたいものです。
とは言え手帳を持ち歩くのは面倒だという人も多いと思いますので、今回はまず、私が普段使っている手帳アプリ「Refills(リフィルズ)」を紹介したいと思います。
アプリ版フランクリン手帳と言われる「Refills(リフィルズ)」
私はもともとフランクリンプランナーというシステム手帳を使っていました。この手帳は第4世代手帳と呼ばれる大変優れたもので、スケジュール、目標、タスクの管理から、人生の設計までできるというものです。手帳アプリ「Refills(リフィルズ)」はいわゆる第3世代手帳レベルの内容で、スケジュールとタスクを管理するためのツールですが、第4世代手帳のように使うことも可能だと思います(私は一応、そういう使い方をしています)。
iOS版(1,200円)とandroid版(980円)があるので、ほとんどのスマホに対応しています。iOS版には無料お試しのRefills Liteもあります。iOS版とandroid版では少し仕様が異なりますが、今回はiOS版を中心に紹介したいと思います。
「今日やるべきこと」がバッジで表示される
iPhoneやiPadのOSであるiOS版のリフィルズは、アプリのアイコンに赤丸のバッジが表示されます。これは「今日やるべきこと(=タスク)」の数を表示しています。タスクの数がパッと見て分かりやすいですよね。
iOSの場合はリマインダーアプリがプレインストールされていますが、カレンダーとは直接連携していません。リフィルズはスケジュールとタスクの両方を一度に管理できるのです。なおandroid版にはアイコンにバッジが表示される機能はありません。
リフィルズの月間スケジュール
iOS標準のカレンダーと異なり、月間スケジュールに記入した予定が一目瞭然です。スケジュールもタスクもgoogleカレンダーと同期させることができるので、パソコンからgoogleカレンダーで確認・編集することもできますし、色分けして複数のアカウントのスケジュールを管理することも可能です。
リフィルズの週間スケジュール
こちらは週間スケジュールを表示した場合の画面です。私は使っていません。
リフィルズの1日スケジュール
タイムスケジュールの上にその日のタスクを色分けして表示することができます。このようにタスクとタイムスケジュールを同時に表示できるのがリフィルズの一番素晴らしいところです。時間軸に組み込まれていない「やるべきこと」をその重要度などに応じて自分で予定に組み込むことができるからです。私の場合は一日に何度もチェックし、何かを思いついたらすぐにタスクを追加します。
予定やタスクに詳細メモを書くことが可能
予定やタスクには詳細なメモなどを添えることができます。予定は、タイトル、場所、開始および終了時刻、メモを記入することができ、ポップアップやメールで通知をすることもできます。タスクは、期限、タスクリスト(カテゴリー)を設定したり、メモを記入することができます。
上写真はいわゆる買い物リストです。コストコのトマトソースが品切れの状態が続いていてなかなか消すことができません(苦笑)
タスクはカテゴリーに分けることが可能
私の場合は、タスクを上写真のようにカテゴリー分けしています。
- A…緊急かつ重要
- B…緊急性はないが重要
- C…緊急だが重要ではない
- D…緊急でも重要でもない
言うまでもなく、緊急かつ重要なAから順にタスクをこなしますが、重要なのに後回しにしがちなBのタスクを大事にしています。CやDのタスクは重要ではないので、まあ順番にやっつけるか、先延ばしするか、人に任せるか、スルーします。
ほか、年間目標や長期目標、人生の目標もタスクで管理しています。
iOS版リフィルズはタスク数のバッジ表示が便利
冒頭で述べた通り、iOS版リフィルズはタスク数をバッジで表示できるのが便利です。表示の仕方も複数から選べます。
こちらはandroid版です。未完了のタスクすべてか期限切れタスク数を表示することしかできず、iOS版と比べると非常に不便です。私はこれがためにiPhoneを手放すことができません(苦笑)
android版リフィルズはウィジェットが利用可能
ウィジェット表示が可能なのはリフィルズに限らずandroidの良いところです。リフィルズでもウィジェットが利用できますが、サイズが微妙です。これ(4×4)では大きすぎるし、2×2や4×1では小さすぎます。そんなわけで私は目下、「ジョルテ」のウィジェット(4×2)を使ってます。
今までにもリフィルズについては紹介したことがありましたので、今回は能書きからではなく具体的なところからお伝えしました。端末にもよるのかもしれませんが、android版のリフィルズはgoogleタスクとの同期がうまくいかないこともあり、いくつかの点で不満があります。しかしスケジュールとタスク管理が同時にできる手帳アプリとしては、リフィルズより素晴らしいものはないと私は思っています。
リフィルズでスケジュールとタスクを管理すると、時間軸に固定された予定と時間軸とは関係のないタスクが同時に確認でき、時間をうまく使うことができます。また、やり忘れや忘れ物をなくすことができます。ただスマホを携帯し、逐一確認する習慣を持てば良いだけです。
フランクリンプランナーだとリフィル代で年間5,000円ほどが必要ですし、持ち歩くには不便な大きさです。しかも使い方がすごく難しい。私は挫折者をたくさん知っています(笑)しかしリフィルズならたったの1,000円ほどで、操作が簡単で、ずっと使うことができます。無料のスケジュールアプリや同じくタスクアプリはたくさんありますが、スケジュールとタスクが1度に確認できるアプリでこれほど良くできたアプリは他にありません。時間不足や忘れ物を痛感している方は是非お試しください。
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