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東大阪の「シューノマン」だと!?ロイヤル「SSシステム・シューノ」

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前回はロイヤルの店舗内装用陳列金物「AA SYSTEM」を紹介しました。一般ユーザーでも購入可能なプロユースの店舗什器で、壁面に棚柱を取り付けたうえで棚板やハンガーバーなどのオプションパーツを自在に組み合わせられるというものです。

アパレルショップが使うガチ店舗什器!ロイヤル「AA SYSTEM」
ロイヤルの「AA SYSTEM」はアパレルショップが使うガチ店舗什器です。さすがプロユースだけあって棚板やパイプハンガーなどのパーツが豊富で、しかもコストパフォーマンスに優れています。ただし、DIYで手軽に取り付けられるという感じではありません。

ただ、基本的には店舗専門の内装業者が扱う商品なので、取り付け方法など詳しいことは広く開示されていません。パーツの種類も多すぎて、どれを選ぶべきか目移りしてしまいます。

そこで、一般ユーザー向けに提供されているのが姉妹商品の「SSシステム・シューノ」です。

※この記事は2019年3月4日時点の情報に基づいています

 

ロイヤル・SSシステム・シューノ

ロイヤル・SSシステム・シューノ

出典:ロイヤル

ロイヤルの「SSシステム」(愛称:シューノ)は直接的な明示はされていないものの、同社の店舗内装用陳列金物「AAシステム」を一般ユーザー向けにアレンジしたシリーズと考えられます。AAシステムと比較してパーツの種類がかなり絞り込まれており、組み合わせで悩む必要がありません。

ただ、そう言うとSSシステムはAAシステムの廉価版のように思われるかもしれません。しかしながら、SSシステムはAAシステムに比べて価格が安いわけでも、仕様を落としているわけでもありません。あくまで一般ユーザー宅に最適化したシリーズと言えます。

後日ロイヤル本社に突撃してお話をうかがったところ、実は一般ユーザー向けのSSシステムのほうがサビにくくて耐荷重も大きいということです。決して廉価版ではありません。詳細は文末より取材記事をご覧ください。

 

シューノ19とシューノ32の2ライン

シューノ19シューノ32
耐荷重最大53kg最大100kg
ピッチ19mm32mm

SSシステムは「シューノ19」と「シューノ32」の2ラインに分かれています。ホームページを見ると、シューノ19は玄関やリビング収納、シューノ32はクローゼット収納となっていますが、パッと見た目は同じです。

では、どこが違うのかと言うと、ホームページで大きく書かれているのは間口900mmあたり耐荷重の違いです。シューノ19の最大53kgという数字でも立派ですが、シューノ32は同じく100kgまで耐える安心設計です。

「じゃあシューノ32のほうが良いんじゃないの?」と思ってしまうところですが、必ずしもそうではありません。シューノ32のほうがわずかに価格が高くなるだけでなく、シューノ19の棚板などの高さピッチが19mmなのに対してシューノ32は32mmになるのです。

改めて言うまでもなく、シューノ19とシューノ32のそれぞれの数字は棚板などの高さピッチに由来することは間違いありません。シューノ19のほうが細かく高さを調節でき、小さなモノを収納するときに効率良くスペースを活かすことができます。それでシューノ19は玄関の靴やリビングのオーディオや書籍を収納するのに最適、シューノ32はクローゼットの洋服を収納するのに最適という風に分けられているのですね。

ちなみに、シューノ19とシューノ32はピッチが異なるので互換性はありません。プロユースのAAシステムとももちろん互換性はありません。

 

一間幅で1.5万円程度から

主にクローゼット用のシューノ32で半間(幅約900mm)のスペースに棚板1枚とハンガーパイプを取り付けると、税込定価1.5万円程度からとなります。一間(幅約1800mm)だと3万円からという計算ですから、価格的にはすごく手頃に感じます。

クローゼット内に棚板やパイプハンガーがない場合、スチールラックを置けば最低でも5千円はするでしょうから、見た目がスマートで使い勝手の良いシューノ32が1.5万円程度からならすごく魅力を感じると思います。

ただ、一般的な枕棚とハンガーバーのセットだと半間で5千円前後からです。いま比較しているシューノ32の価格はあくまで定価ですから、工務店などならもっと安く仕入れられるのかもしれませんが、それでも一般的な枕棚とハンガーバーのセットに比べると割高なことは間違いありません。

 

シューノマンって何者!?

そういうこともあってでしょうか、SSシステムは収納カウンセラーの飯田久恵先生に収納提案の監修を依頼するなどして販売促進に努めています。収納提案の監修というのは、商品そのものの設計をするのではなく、その商品の良さを消費者に理解してもらうための啓蒙や、コーディネート事例の作成のことだと思われます。わたくし収納マンもこれまで複数の商品で同様の仕事をさせていただきました。

ロイヤルはSSシステムを宣伝するにあたって、飯田久恵先生に収納提案の監修を依頼する一方で、「シューノマン」なるキャラクターを起用しています(上動画参照)。「シューノーマン」とちゃいまっせ。「シューノマン」でっせ(笑)

わたくし「収納マン」に言わせれば紛らわしいことこの上ない話ですが、「シューノ」を宣伝しているのですから「シューノマン」というのはごく自然なネーミングです。ましてや「収納マン」は商標登録していませんから、私には法的に対抗することができません。

 

しかし、このまま黙って見過ごすわけにもいきますまい。ロイヤルが本社を構える東大阪市は私のオフィスからチャリでたった1時間半ほどの距離です。その気になれば、いつでもシューノマンに挑戦状を叩きつけることができます。

冗談はさておき、ちょうど自宅の新築を画策しているということもあって、可能であればSSシステムを使ってみたいと思っています。なので、より深くAAシステムとSSシステムについて理解するためにも、一度乗り込んで詳しくお話をうかがえればと思います。

ロイヤル本社に乗り込んで詳しく聞いてきました!

ロイヤル本社で聞いてみた!「AAシステム」と「SSシステム」の違い
「AAシステム」と「SSシステム」の違いについて、東大阪市のロイヤル本社に行って聞いてみました。AAシステムは店舗用でタフなイメージがありますが、SSシステムのほうが耐荷重が大きく、サビにくく、子供が触っても安全にできています。
実は工務店も知らない!ロイヤル「SSシステム・シューノ」の取り付け方
ロイヤルの「SSシステム・シューノ」取り付けに際して注意点をうかがいました。工務店に依頼するときは構造用合板を下地に入れてもらえばOK。DIYはなかなか難しいので基本的にプロに任せるのが良いそうです。

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