収納グッズは数あれど、引出しを仕切るトレーやボックスに関してはコレといった定番がなかなかありません。100円ショップでサイズの合うプラ箱を見つけてきて、引出しの底に滑り止めシートを敷き、その上にプラ箱を乗せるというのがやっぱり一番合理的だと思います。
ただ、言うのは簡単ですが、実際のところ、収めるモノや引出しに合うサイズのプラ箱を見つけてくるというのがなかなか大変です。基本的に引出しを仕切るように作られたプラ箱というのはほとんどありませんから、同じ形状でサイズ違いのものを見つけることが難かしいのですね。
そう思っていたら、収納マンが住んでいる大阪府河内長野市の隣村(千早赤阪村)のサナダ精工がやってくれました!100円ショップのセリアでも入手可能な、サイズバリエーションのある引出し仕切りトレーの新商品2つを紹介しましょう。
※この記事は2017年8月28日時点の情報に基づいています(2023年6月13日一部更新)
サナダ精工・引き出し整理ボックス
L | M | S(2個入) | |
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JANコード | 4973430020930 | 4973430020923 | 4973430020916 |
品番 | D-5571 | D-5570 | D-5569 |
サイズ | 80×305×52mm | 100×200×52mm | 100×100×52mm |
材質 | ポリプロピレン | ||
製造国 | 日本 | ||
税込価格 | 110円 |
まずひとつめは、サナダ精工の「引き出し整理ボックス」。上表の通り3つのサイズバリエーションがあります。
同じようなサイズバリエーションの仕切りトレーはホームセンターなどでも扱っていますよね。DCMの「ズレにくい整理ケース」やカインズホームの「スキット」などは以前にこちらでも紹介しました。
ただ、ホームセンターで扱っているものの場合は200~300円以上します。一方のサナダ精工の「引き出し整理ボックス」をセリアで買えば税別100円。素材は若干薄めのポリプロピレンですからそんなに頑丈ではありませんけど、仕切りトレーとして使うには十分な強度です。
ただ強いて難を言えば、Lサイズは玉じゃくしなどのキッチンツールを収めるのにちょうど良さそうな長さであるものの、幅がないためキッチンツールを1つ入れたらいっぱいいっぱいという感じです。このあたりはさすがに100均の限界というところでしょうか。
サナダ精工・ジョイントトレー3Pクリア
ロング | ショート | |
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JANコード | 4973430538107 | 4973430021005 |
品番 | D-5381 | D-5384 |
サイズ | 68×260×42mm | 68×176×42mm |
材質 | ポリプロピレン | |
製造国 | 日本 | |
税込価格 | 110円 |
お次はサナダ精工の「ジョイントトレー3Pクリア」で、こちらはサイズバリエーションが2つとなっています。
それぞれ3つセットになっており、長辺のジョイント部で2つもしくは3つを連結することができます。ロングタイプとショートタイプを連結することはできませんが、こういうジョイントタイプというのは珍しいですよね。
ただ、こちらは何を考えてこういうサイズになったのかがイマイチよく分かりません。細長いので玉じゃくしなどのキッチンツールを収めるには適しません。また、お箸を収めるにはロングでは長すぎ、ショートでは短すぎ。ティースプーンを収めるならショートで良さそうですが、大きめのスプーンだとショートでは短く、ロングでは長すぎます。
前述の「引き出し整理ボックス」と一緒にキッチン用品売場に並んでいましたけど、これは文房具を収納する仕切りボックスとして使うのが適切ではないかと思う寸法ですね。
100円ショップでも引出しの仕切りに使えるプラ箱が入手しやすくなったことは結構なことです。しかし、収納はまず「何を収めるか」を考えることが大事です。成形機とコストにまかせて寸法を決めてもらっては困ります。
100円で販売できる値段で作るという制約があるので難しいことだとは思いますが、もっと使いやすいサイズバリエーションが増えることを願うばかりです。
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