以前に、組立てが簡単なカラーボックスを考案しまして、収納グッズなどを扱っているメーカーに提案したところ、即却下されたことがあります(苦笑)
私は家具の組立てやDIYが好きなのでカラーボックスの組立てなんて余裕なんですけど、男女問わずそういうのが苦手な人というのは結構多いんですよね。仕事を通じてそういうことが分かっていたので、「これはニーズがあるに違いない!」と思い、企画したわけです。
しかし、カラーボックスというのはコモディティー化した商品です。相当なロットが組めないと、価格で競合商品にやられてしまいます。そんなわけで、実際のところどれほど需要があるか分からないというか、それほど優位性があるとは言えない私の企画は即却下となったのです。
もう何年も前の話なのでそんなことはすっかり忘れていたのですが、今回は「同じようなことを考えた人がいるものだなー」という商品を紹介したいと思います。
※この記事は2017年3月24日時点の情報に基づいています
白井産業・シャローゼCRS-9040
最近、ホームセンターでよく見かけるこちらの商品。背板に猫の柄が印刷されたカラーボックスですね。あとで調べてみたら白井産業の「シャローゼCRS-9040」という商品名でした。
私はただ猫ブームに乗った商品だと思っていたんですけど、これこそまさに私が求めていた、組立てが簡単な構造のカラーボックスだったんです。
組立て簡単!タナクイック
一般的なカラーボックスは、板と板をネジで留める構造です。そのため、片方の手で板を抑えながらもう片方の手でネジを回すという複雑な作業を強いられます。
一方、シャローゼは「タナクイック」という独自の構造(特許取得済み)を備えており、基本的には板の端の突起をもう一方の板の穴に押し込むだけで組み立てができるのです。これなら、カラーボックスの組立てが苦手な人でも楽に組立てができますね!
白井産業ではタナクイックを含め、高いデザイン性と、安心・安全・高品質の日本製という、3つの特徴を持ったラックを「EK-Cube(イーケーキューブ)」と総称しているそうです。
でも、ホルムアルデヒド放散量は最低ランクのF☆☆なんですね~(苦笑)それのどこが「安心・安全・高品質の日本製」なんだと思ってしまうわけですが、タナクイックは良いと思います。
組立てが簡単なのに、横揺れテストをしてみてもまったく問題ありません。また、合板はファルカタのランバーコアまたはフラッシュ合板を使っているのか、結構軽めです。いくら組立てが簡単でも、重くて取り回しが大変だと、やっぱり組立ては大変ですからね。そこも含めて、良いと思います。
私と同じようなことを考えていたのが白井産業だったと知ったときは思わず苦笑いでしたが、目の付け所はさすが白井産業だなーと思った次第です。
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