お料理の際にもっとも神経を使うのは火加減と味加減です。火加減はコンロのレバーを調節すればOKですが、味加減は適切なタイミングで適切な調味料を選択して適量を計って入れる必要があるので、様々な調味料をサッと手に取れる体制を整えておく必要があります。
そうすると、ともすればコンロ周りに調味料ポットやボトルをズラリと並ぶことになります。また、調味料を計ったり鍋の中を混ぜたりするために必要な計量スプーンや玉じゃくしなどのキッチンツールを立て掛けたり吊るしたりしがちです。機能的ではありますが、どうしてもゴチャついた感じに見えてしまいます。
必要なモノがサッと手に取ることができて、なおかつ規則正しく一ヶ所に調味料やキッチンツールを収納できたらどんなに素敵でしょう!そんな希望を叶える商品が山崎実業から発売されました。
※この記事は2020年1月31日時点の情報に基づいています(2024年8月21日一部更新)
山崎実業・レンジフードメッシュパネルTOWER
山崎実業の新商品「レンジフードメッシュパネルTOWER」はレンジフード(換気扇)の縁に引っ掛けて使う、ワイヤーメッシュパネルと樹脂製フック(10個)のセットです。ブラック(4833)のほか、ホワイト(4832)もあります。
自立式メッシュパネル用の別売パーツが使える
新商品のレンジフードメッシュパネルは、2年ほど前に発売された同じくTOWERシリーズの「自立式メッシュパネル」(上写真)専用別売パーツがそのまま使えます。そのため、フックにキッチンツールを掛けるだけでなく、調味料ポットやスパイスボトル、鍋のフタに至るまで、およそコンロ周りに必要なモノの多くを一元的に収納することができるのです。
突っ張り式のように倒れる心配がない
レンジフードメッシュパネルが良いのは、一般的な突っ張り式のキッチン収納(上写真)と違って倒れてくる心配がないということです。また、そもそもレンジフード下は突っ張り式のキッチン収納が使えないことがありますから、その点でも選択肢が増えて助かります。
組み合わせを自由に選べる
TOWERシリーズには従来から「レンジフード調味料ラック」(上写真)など、レンジフードに引っ掛けて使うキッチン収納グッズがありました。しかし、フックは固定式なので掛けたいモノの大きさに合わせて位置を調節することができませんし、組み合わせのパターンを選ぶこともできません。ユーザーが収納グッズに合わせてキッチンツールをチョイスするという、本末転倒なことになりかねませんでした。その点、レンジフードメッシュパネルは自由に組み合わせを選べて良いと思います。
欲張ると予算がアップするのがネック
ただし、欲張っていろいろ組み合わせると、価格が高くなってしまうというのがネックです。ベースとなるレンジフードメッシュパネルに、例えば調味料ストッカーラック、ワイドラック、キッチンツールホルダーを組み合わせると、4点で約9千円になってしまいます。
それでもキッチンが片づけば安い買い物かもしれませんが、普通ならステンレス製のものが買えてしまう値段だなーと思ってしまう私はただの貧乏性でしょうか(苦笑)
山崎実業・シンク下伸縮鍋蓋収納バーセットTOWER
価格面はさておき、レンジフードメッシュパネルはとても素敵な収納グッズだと思います。それでも、さすがに全部の調味料や鍋フタを吊るすことはできません。そんなときは、こちらも新発売の「シンク下伸縮鍋蓋収納バーセットTOWER 」(ホワイト:5075、ブラック:5076)はいかがでしょうか。
システムキッチンに純正の仕切りバーが付いていれば必要ないかもしれませんが、購入時にセットしなかった人も少なくないと思います。シンク下伸縮鍋蓋収納バーセットは2本組で、幅約555~905mm。引出しの側面の厚みが約12㎜以内であれば設置できます。
ベルカの「システムキッチン用引き出し間仕切り棒L(HMB-67)」よりもちょっと高価ですけど、TOWERのほうは2本のうち1本が低い位置で仕切られるのが便利だと思います。
というわけで、コンロ周りとコンロ下で使えるTOWERシリーズの新商品を2つ紹介しました。システムキッチンのメーカーからすればレンジフードに最大で約7kgも掛けられることを想定していないでしょうけど、実際のところ大きな問題はないのではないかと思います。ユーザーとしては組み合わせが自由に選べるのはありがたい限りです。
シンク下伸縮鍋蓋収納バーセットのほうは目新しい商品ではないものの、最大905mmの引出しまで対応でき、なおかつスチール製なので耐久性が期待できるところが良いと思います。
しかしまあ、今回の新商品ラッシュでますますキッチンはTOWERシリーズだけで全部片づけることができそうですね。
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