最近は学校や家庭でタブレット学習の普及が進んでいます。将来的には教科書のデータは各々のタブレットにダウンロードし、提出物もネットワークを介しておこなわれるのでしょうか。そう考えると、学校の教育現場でもペーパーレス化が進んでいくと考えられます。
一方で、まったく逆の現実もあるようです。2020年度以降、小中学校で順次施行される新しい学習指導要領によると、板書の時間を減らしてその時間を各々が考えたりディスカッションする時間に充てるために、プリントがこれまで以上に積極的に使われることになるそうです。先生方の働き方改革や、教育サービスの平準化という観点で見ても、プリント学習はこれまで以上に普及する可能性があるのかもしれません。
そうなると、学生もプリントの整理には今まで以上に頭を悩ませそうです。プリントはプリントだけで綴じ、記入事項はノートを使って板書するか。もしくはプリントをノートに貼って一元化するか。それぞれ一長一短ですし、使うべきノートやファイルも変わってくることでしょう。
その点、ルーズリーフならノートもプリントも一緒にしやすいです。しかし、私もルーズリーフを活用していたから分かるのですが、ルーズリーフは重いし、かさばるというデメリットもあります。
そこで、コクヨがそういった問題を解決すべく、「Campus(キャンパス)プリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー」を発売しました。
※この記事は2019年1月23日時点の情報に基づいています(2023年8月27日一部更新)
Campusプリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー
パッと見た感じ、新発売の「Campus(キャンパス)プリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー」は、どこにでもある2穴ファイルに見えます。しかし、細部までこだわりを持つ人が多い文房具の世界です。普通の2穴ファイルを発売するようなコクヨではありません。画期的なポイントがいくつも盛り込まれています。
2穴&まっすぐリングで抜き差しが容易
「プリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー」は、OリングでもDリングでもなく、かなり四角に近い形状のリングを採用しています。そのため、ルーズリーフやプリントを抜き挿ししやすいのです。
また、一般的にルーズリーフはA4版で30穴、B5版で26穴なので、それだとバインダーへのページの抜き差しがちょっと煩わしくなります。その点、こちらは2穴ですから、スムーズにページの抜き差しが可能です。
四角いリングなのでスリムな厚み
四角に近いリングはもうひとつのメリットを生みます。それは、無駄なスペースが生じるのを防ぎ、バインダーの厚みをスリムにできるということです。
プリントを貼ることでルーズリーフに厚みが生じる場合は、従来のOリングなどでもスペースに無駄を生じることもありません。しかし、プリントに穴を開けて綴じるならページが膨らむことはないので、こっちのほうが理に適っていますよね。
2穴&樹脂製リングなので軽い
26穴や30穴のスチール製バインダーを備えたファイルはズシリと重くなります。しかし、こちらは2穴でしかも樹脂製。表紙もポリプロピレン製なのでA4版で200g強と軽くなっています。学生の通学時はもちろん、書棚から机に持ち運ぶときも軽いほうが助かりますよね。
ちなみに、こちらのファイルはリングが太いので、綴じたルーズリーフやプリントがズレにくくなっています。
表紙に折り目があるので片手で持って開きやすい
一般的にルーズリーフはガバッとフルオープンになるのがメリットです。しかし、机の上ではなく空中で開く場合はそのメリットが仇となって両手で開く必要が生じます。
その点、「プリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー」は表紙の綴じ具側に折り目が付いているので、空中でも片手で開くことができます。もちろん、これも軽いからこそできる芸当です。
2穴ファイルなんて100円ショップでも買えますが、「プリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー」はさすがコクヨが開発しただけあって価格相応の価値が実感できそうです。何より四角っぽいリングがナイスですね。ルーズリーフなどの抜き差しがしやすく、無駄な厚みが生じず、しかも太めなのでページがズレにくい。
おまけに、100均とはデザインの質感が違います。ポリプロピレン製のカラー見出しシートが5枚も付属しますし、表紙にもポケット付き。文房具にこだわる人には満足度が高いのではないでしょうか。
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