無印良品のユニットシェルフには現在、スチール、ステンレス、パイン材の3ラインが用意されています。
基本的にステンレスはスチールよりもキズやサビの心配がないことから価格は高く、上位のラインナップという位置付けです。また、パイン材はそういう合理的な話は別として、あくまでナチュラルな雰囲気で選ぶものとなっています。
一方で、ユニットシェルフ各種はこれまで何度か価格改定をおこなっており、コスパで選ぶ際の”正解”は変化しています。
というわけで今回は、改めてスチール、ステンレス、パイン材のユニットシェルフを比較してみたいと思います。
※この記事は2019年2月19日時点の情報に基づいています(2023年6月14日一部更新)
価格の比較
商品名 | パイン材 | スチール | ステンレス |
---|---|---|---|
セット・ワイド大 | 19,900円 | 17,900円 | 34,900円 |
セット・大 | 15,900円 | 14,900円 | 29,900円 |
追加棚・幅80cm台用 | 2,990円 | 2,290円 | 5,490円 |
追加棚・幅50cm台用 | 1,990円 | 1,990円 | 4,490円 |
追加用帆立・大 | 3,990円 | 3,390円 | 7,490円 |
クロスバー・L/大 | 1,290円 | 790円 | 1,790円 |
ワードローブバー・幅80cm台用 | 2,490円 | 2,490円 | 2,490円 |
ワードローブバー・幅50cm台用 | 2,290円 | 1,990円 | 1,990円 |
全部のセット品やパーツを比較すると分かりにくいので、今回は高さ175.5cm、幅は80cm台および50cm台の主要アイテムだけをピックアップして比較しました。
無印良品のユニットシェルフ各種は直近では2023年1月に最大8割もの大幅値上げがおこなわれました。それまで割安感のあったスチールのセット品が39~67%の値上げとなるなど、特に影響が大きくなっています。
現在の価格では、もっとも安いのはスチールです。パイン材はスチールと比較すると特にクロスバーの価格差が大きいですが、全体としては概ね数%から30%程度の違いとなっています。
一方で、ステンレスの価格はスチールの2倍程度です。2023年1月の値上げ以前からこのくらいの価格差はあったものの、さすがにこの価格は手が出しづらい感じがします。
オプションパーツの比較
スチールとステンレスのオプションパーツは素材が違うだけで同じ形状のものがたくさんあります。よりこだわるならステンレスという向きはあったと思いますが、使用感には大きな違いはないです。また、スチールとステンレスはサイズや構造が同じなので、スチールのパーツをステンレスに組み合わせて使うこともできます。
一方で、パイン材のほうはスチールやステンレスに比べると、オプションパーツが豊富ではありません。スチールともほとんど価格が変わらないことから、パイン材はあくまでも天然木の雰囲気を重視したい方向けと言えます。もちろん、パイン材にはスチールやステンレスのパーツは使えません。
様々なパーツを組み合わせてトコトンこだわりたいならステンレス、あくまで価格を重視するならスチールというところでしょうか。
2015年に比較したときはまだオーク材ユニットシェルフが健在でした。しかし、事実上その選択肢はなくなったので、幸か不幸か現在は選びやすくなったと思います。
価格重視で天然木が良ければパイン材。同じく価格重視で拡張して使いたいならスチールですが、キズやサビの心配もあるので、予算があるならステンレスを選ぶのも良いでしょう。なお、ステンレスはサイズオーダーも可能です(割高ですが)。
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