コロナ禍以降、キャンプやDIYのブームが到来し、自宅や職場のインテリアをアウトドア風にコーディネートするケースが増えました。アウトドア系はアパレルもインテリアも丈夫で機能的、しかもコスパも良いので、とても合理的だと思います。
そんなアウトドア系インテリアのパイオニア的存在と言えるのが無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」。それがこの度、リニューアルされるのではないかという雲行きです。
※価格および仕様はすべて2021/12/21現在
無印良品・[NEW]PP頑丈収納ボックス
上写真は2022年1月中旬発売予定の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」です。現在のところ従来品も好評発売中ながら、商品名は従来品とまったく同じ。新旧を入れ替えないとややこしすぎることからリニューアルではないかと考えられます。
従来は特大(70リットル)、大(50リットル)、小(30リットル)の3サイズでしたが、新型はミニ(22リットル)が加わって4サイズ展開となっています。
トランクカーゴ・スタッキングタイプの独自仕様
今回のリニューアルによって何が変わったのでしょう。まず外見やサイズから、リスの「トランクカーゴ・スタッキングタイプ」(上写真)とほぼ同じになったことが分かります。もともとポリプロピレン頑丈収納ボックスはリスの「トランクカーゴ」の色違いだったわけですから、自然な流れだと思います。
ただし、トランクカーゴ・スタッキングタイプとまったく同じではありません。色が違うだけでなく、無印良品版にはベルトガイドがないのです。上写真の天板の縁中央の凹みの部分ですね。 無印良品のほうはここがフラットになっています。
新旧価格比較
旧仕様 | 新仕様 | 変動率 | |
---|---|---|---|
特大(70L) | 2,590円 | 2,990円 | +15.4% |
大(50L) | 1,790円 | 1,990円 | +11.2% |
小(30L) | 1,290円 | 1,490円 | +15.5% |
ミニ(22L) | – | 1,290円 | – |
さて、今回のリニューアルで価格がどうなったかというのも気になるところです。新旧の税込価格を比較してみたところ、およそ10~15%程度アップしていることが分かります。
消費者としては残念なお知らせですが、原油や物流のコストが上がる現在、その程度の値上げはやむを得ないというところでしょうか。というか、リスのトランクカーゴとスタッキングタイプを比較しても同じくらいの価格差があるので、値上げと言うのはちょっと違うかもしれません。
なお、サイズについては、外寸、内寸ともに、新旧でほぼ変わりありません。
プロパーとの比較
リス スタッキングタイプ | 無印良品 新仕様 | 価格差 | |
---|---|---|---|
特大(70L) | 4,480円 | 2,990円 | -33.3% |
大(50L) | 3,480円 | 1,990円 | -42.8% |
小(30L) | 2,480円 | 1,490円 | -39.9% |
ミニ(22L) | 1,980円 | 1,290円 | -34.8% |
※それぞれ公式オンラインショップの2021/12/21現在の税込価格
それでは、リスのトランクカーゴ・スタッキングタイプと無印良品の新型を比較するとどうでしょうか。上表の通り、無印良品のほうが30~40%程度も安くなっています。
トランクカーゴ・スタッキングタイプはこの1年以上、amazonや楽天市場などでもほぼこの価格で固定となっているので、配送料が掛かっても無印良品のほうが安いと言えると思います。
以上の通り、無印良品の新しいポリプロピレン頑丈収納ボックスはリスのトランクカーゴ・スタッキングタイプと同様に積み重ねやすい天板形状に変更になった一方で、価格は10~15%ほどアップしています。それでも、トランクカーゴと比較して割安であるという事実は継続です。なので、コスパ重視なら無印良品で決まりと言えるでしょう。
とは言え、インテリアとして考えた場合はカラーはとても重要だと思います。グリーン、ブラック、グレーのほうが良い場合は、多少高くてもリスのほうがしっくり来るということもあるでしょう。そこはやはりプライスレスではないでしょうか。
コメント