皆さんは洋服の保管に防虫剤を使っていますか?
私は衣替えをしないということもあって、これまで防虫剤を買ったことがありませんでした。しかし、久しぶりに着ようと思って手に取ったセーターが虫に食われていたことに気づいて初めて防虫剤を買いました。防虫剤って、やっぱり必要なんですねー。
でも、とりあえず防虫剤を置いておけば大丈夫と安心してしまっていないでしょうか。少なくとも私はそんな感じで、とりあえずワードローブのパイプハンガーに1つだけ掛けていました。
※この記事は2019年7月22日時点の情報に基づいています
適正使用数量が守られているのは2割弱
しかし、そんな粗忽者は私だけではなかったようです。「ムシューダ」を製造しているエステーがおこなった調査によると、防虫剤の適正使用数量が守られているクローゼットは2割に満たないことが判明しました。
たった2割弱って。ムシューダ1個でどれくらいの洋服を害虫から守ってくれるかなんて考えていない人がほとんどっていうわけですね。
ムシューダは防虫剤です。御守りではありません!
きっと、エステーの社員の方々はそう思っていることでしょう(苦笑)
「ムシューダ」がリニューアル
そこでこのたび、衣類を正しく害虫から守るために、ムシューダが正しい使用数量が分かりやすいパッケージと個装袋にリニューアルされました。
リニューアル前は「800Lに1個」が目安
リニューアル前は、たとえばクローゼット用の場合、”クローゼットの大きさに合わせて800Lに対し1個を目安としてご使用ください”と書かれていました。
空間の大きさに合わせて使用するという理屈は分かります。しかし、自宅のクローゼットが何リットルかという認識を持つ人は少ないと思います。というか、私は収納のプロですけど、クローゼットをリットルという単位で見たことはありません(苦笑)
リニューアル後は「60cm幅に1個」が目安に
そこで今回のリニューアルに際しては、”60cm幅に1個の使用が目安です”という風に改められました。クローゼットの高さや奥行によっては語弊が生じるものの、こっちのほうが分かりやすくて良いと思います。
しかし、一間幅(180cm幅)のクローゼットを”標準クローゼット”と記載しているのはちょっと違和感がありますね(苦笑)田舎の戸建て住宅はともかく、都心のマンション住民からしたらまったく”標準”ではありません。
引き出し用などもリニューアル
それはさておき。今回はクローゼット用だけでなく、ムシューダの関連商品の多くが同様に使用数量が分かりやすいようにリニューアルされています。引き出し・衣装ケース用も入数よりも”12段分”という文字が分かりやすくなりました。
同時に、引出しの衣類の上にムシューダが2つ並べられている状態にパッケージ写真が差し替えられています。芸が細かいというか、こんなの普通、気づきますかね?(笑)
ドライペットもリニューアル
ちなみに、同じくエステーの除湿剤「ドライペット」も使用シーンが分かりやすいようにパッケージがリニューアルされました。
でも、こちらはどれくらいの空間につき1個という目安はないようで、適当に置けば良いのかなという感じです。まあ、場所によって湿度が違いますからね。満タンになったらサッサと交換すれば良いということでしょう。
片づけが苦手な方は几帳面な方が多いので、「防虫剤って何個使えば良いの?」というような悩みが出てきがちです。その点で、今回のムシューダのリニューアルは悩む心配がなくなって良いと思います。少なくとも、適正な使用数量を促すうえで良い注意喚起になったと思います。
今年の梅雨は長雨で気温も低かったので、冬物を片づけるタイミングがうやむやになっているお宅も多いはず。防虫剤を正しく使って大切な洋服を守りたいものですね。
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