マイホームを建てるにあたって、建築予定地にある建物を解体する必要があります。現在は私が事務所として使っており、今月中に退去しなくてはなりません。
それで、ぼちぼちと不要品の処分を始めています。ほとんどがゴミにしかならないようなものばかりですが、売れるものはメルカリで売却することに。自転車の室内トレーニングで使う3本ローラーは一瞬で売れました。
大きなものなので梱包は大変だし送料も安くないですが、これくらいの値段で売れたらその甲斐はあるというものです。
一方で、困ったのがテーブルや自動車で使うジュニアシートです。送料のことを考えたら割りに合いません。どうしたものかと思案した結果、地元の掲示板「ジモティー」で買い手を探すことにしました。
※この記事は2019年8月9日時点の情報に基づいています(2023年8月24日一部更新)
ジモティーで不要品を売却
ジモティーは昔からある地域のミニコミ誌の「あげます・譲ってください」のコーナーを切り出したようなサイトです。以前に「アレもコレも、みーんなタダ!」という景表法違反まがいのテレビCMを垂れ流していたので、個人的にはどうにも好きになれませんでした。
しかし、背に腹は代えられません。ものは試しにIKEAのローテーブル、ジュニアシート、座椅子、洗濯機を出品してみることにしました。
メルカリのように瞬時に売れることはない
私はメルカリでの売却経験は2回しかないのですが、いずれも即座に売れました。値付けも良かったんだと思いますけど、そもそも参加人口が多いのだと思います。
一方でジモティーはと言うと、手渡しが前提だと手を上げる可能性がある人は極端に減ります。そのため、魅力的な値付けをしたはずでもメルカリに比べると取引成立まで時間が掛かりました。
結局、IKEAのローテーブルは投稿から実質2日、某社の座椅子は7日、売却決定まで時間が掛かりました。それでも人口の少ない片田舎で4品中2品が売れたのですから良しとしなければならないのかもしれません。
ちなみに、取引が成立したのはいずれも閲覧数が100を超えたもの。洗濯機は一気に閲覧数が100を超えましたが、普通車では積めないことから今のところ取引成立に至っていません。大阪市内などもっと人口密度が高い地域なら、もっとスピーディーなのかもしれませんね。
取引は意外とあっさり終了
初めて取引現場に向かうときはなんだか不思議な感じでした。前日まで連絡を取ったこともない人と、指定した場所で落ち合って品物を渡すわけですから。メッセージでのやり取りでは誠実な人のように思えても、怖いお兄さんが待ち構えているかもしれません(苦笑)
幸い、1件目はメッセージの印象通りの素敵な女性でした。2件目の方も高級車で待ち合わせ場所に来られたときはちょっとビビりましたけど、中身はとても紳士な方でした。
ただ、いずれも物品を細かく確認するようなことはなく、挨拶もそこそこに一瞬で取引が終了。あっ気に取られる感じではありましたが、逆にドライで良いかもしれないとも思いました。
メルカリの次の手と考えたら悪くないのかも?
先日ジモティーがプレスリリースしたところによると、2019年上半期の全国人気取引ランキング1位は家具、2位は家電だったそうです。これはメルカリの1位がレディース、2位がホビーであることと比較すると、随分と様相が異なります。
私自身がそうだったように、家具や家電などのかさばるものは配送料の負担が大きいためメルカリで売るのは難しく、それがジモティーに流れているのではないかと思います。手渡しなら梱包の手間も必要ないので、その点でも助かります。
ただ、メルカリに比べるとスピーディーに売却に至らないので物足りなさを感じます。また、「アレもコレも、みーんなタダ!」というテレビCMの影響か、価格に厳しい印象です。近所とは言え、時間とガソリンを使って運んで500円とかなら、家の前に粗大ゴミとして捨てるほうが合理的だとも思います。
もっとも、売る方も買う方も基本的にそういうノリなんでしょうね。メルカリのようにすぐに売り切れるということもないから、とりあえず「お気に入り」に登録してさらに値下がりするようなら買っても良いかなーとか。ちょっと遠いけど、ほかに同じ地域で取引する機会があればそのついでに買おうかなとか。
売るほうもメルカリで売るのは難しいものや、メルカリで売れなかったものを一応出品しておこうかなという感じで。いろいろ問題視されることが多いメルカリで出品するのが難しいものもジモティーならザルみたいですし、ちょっとした刺激を楽しむには良いのかもしれません。
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