二世帯住宅の我が家には玄関横に土間収納があり、そのスペースを親世帯と共有しています。ここは主にアウトドア用品や私の趣味の自転車、工具などを収納していますが、それ以上に重要なのがゴミを保管するということです。
前回もご紹介した通り、ペットボトルは圧縮しても1ヶ月で45リットルの袋が2袋くらい出ます。しかし、月に1回しか回収されないので保管する必要があるのです。プラスチック容器は1ヶ月に2回回収されますが、やはり半月で1~2袋くらい溜まるのでスペースを確保しておかなければなりません。
以上のことは入居前に覚悟していたので、ゴミ置き場はしっかりと計画していました。
※この記事は2020年6月5日時点の情報に基づいています
収納マン邸のゴミ分別ステーション
ご覧ください!こちらが収納マン邸の玄関横の土間収納に設けたゴミ分別ステーションです。
普通、ゴミ置き場を確保するのにここまでスペースを確保するお宅なんてないですよね(苦笑)ですがこれは、それだけ私がゴミがスムーズに家の外に出ていくことが重要だと考えていることの表れだと思ってください。
収納で大事なことはまず家事動線。次に洋服動線。その次に重要なのはゴミ動線です。美容と健康を維持するにはデトックスがものすごく大事なのと同様、明るく快適な生活を送るためにはゴミが家の中で滞留しないことがとても大切なのです。
メインフレームはIKEA「IVAR」
ゴミ分別ステーションのメインフレームはIKEA(イケア)の「IVAR(イーヴァル)」の奥行50cmタイプです。
別にゴミ置き場だからゴミみたいな家具で良いと思ってIKEAを選んだわけじゃないですよ(笑)旧オフィスで使っていたものをそのまま再利用しただけのことです。アウトドア用品が大きいので、それに合わせた感じです。
アスベル「エバンMP」がIVARにシンデレラフィット
基本的にはキッチンに置いた「ゴミTOWER」と同じ分別の仕方です。
ただし、ペットボトル、プラスチック、可燃ゴミは、二世帯分でたくさん出ることから、アスベルの「エバン密閉MPプッシュペール45L」を3つ置きました。これはイーヴァルにシンデレラフィットで、なおかつ楽天市場のセールでめちゃぐちゃ安く買えたからというチョイスです。フタは別に要らなかったんですけどね。
その上にはニトリの「Nインボックス・レギュラー」を3つ置いて、缶びん、不燃ゴミ、牛乳パックを分別しています。これもイーヴァルにシンデレラフィットです。
ゴミ袋のストックやカッターも収納
さらにその上段にはニトリの「Nインボックス・ハーフ」を3つ並べ、カッターナイフやハサミ、ゴミ袋のストック、ゴミシールを収納しています。モノは使う場所の近くに収納するのが理想ですからね。
ちなみに、ビニール紐やガムテープなどは横のポリプロピレンチェストに収納しています。
回収待ちのゴミ袋の保管スペースも十分確保
それだけスペースを確保していれば十分だと思われるかもしれませんが、冒頭で申し上げた通り、ペットボトルやプラスチック容器は回収日直前には2袋くらい溜まってしまうのでそのためのスペースが必要です。
また、私は買い物のほとんどをネットショップで済ますのでダンボールが大量に出ることから、ダンボールを畳んで保管しなければなりません。なので、上段は回収待ちのゴミ袋やダンボールを保管するスペースを十分に確保しました。
ちなみに、前回紹介した「アルミ缶&ペットボトルつぶし」もここに置いています。
最近は収納のことをよく考えて設計される方が増えてきていますが、ゴミ置き場をここまで徹底的に確保したお宅はなかなかないと思います。ゴミのためにここまでスペースを割くなんてクレイジーだと思われるかもしれませんね(苦笑)
ですが、私がこれまでたくさんのお宅を拝見して分かったことのひとつは、モノが家の中に滞留しやすいと片づかないということです。クライアントと一緒にモノの分別をしていると、「捨てようと思っていたんです」というモノがいっぱい出てくるんですね。ですから、捨てようと思ったときにスムーズに捨てられる仕組みがものすごく大切だと思うわけです。
本当はスーパーに買い物に行くたびに小まめに資源ゴミを捨てればこんなスペースは必要ないのですが、共働きで週末にしか買い物に行かないし、そもそもそんなにマメじゃないもので…。そう考えるとこれは、ある意味で究極のズボラ収納のかたちと言えるかもしれませんね(苦笑)
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