ピッタリ合う大きさの家具が見つからない、けれどもオーダー家具というのは予算的にちょっと…。そんなときに最適なのがフジイのセミオーダー家具「すきまくん」です。
すきまくんは幅の狭い、いわゆる隙間家具だけではありません。たとえば下写真のようにカウンター下にピッタリ収まる収納家具もセミオーダーできるのです。
兵庫県宍粟市にあるフジイの工場見学に伺って10年余り。すきまくんのことはよく知っているつもりでしたが、知らない間に色々進化していたのですねー。今回はその点についていくつか紹介したいと思います。
※価格および仕様はすべて2022/07/12現在
引出しが箱組構造に
すきまくんは3段カラーボックス同等サイズが1万円台からという低価格でオーダーできるというのが魅力です。しかし、以前に工場を見学させていただいたときに見た引出しは前板が二重になっていない構造でした。そのときは「まあ安いから仕方ないか」と思ったものですが、知らない間に箱組(はこぐみ)に改良されていたのですね(上写真参照)。
箱組構造なら前板を内箱手前の面全体で支えるので、前板がパカッと外れてしまう心配がほとんどありません。つまり、丈夫で長持ちするということです。
ちなみに、スライドレールも以前から決して悪くなかったのですが、基本的にフルスライドレールに変更されているようです(2014年頃から?)。奥行がコンパクトな家具でも奥まで引き出せると、モノの出し入れがしやすくて良いですねー。
「3Dすきまくん」爆誕!
以前は「スリムすきまくん」に始まり、「ワードローブすきまくん」や「シューズすきまくん」など全部で9ラインが用意されていましたが、現在は7ラインとなり、さらに2019年には「3Dすきまくん」が加わりました。幅だけでなく、奥行も高さも1cm単位でサイズオーダーできるという、もはやセミオーダーではなくフルオーダーと言っても過言ではないシロモノです。
こちらの3Dすきまくんは上写真のようなニースペースを設けたキッチンボードや、リビングのデスクコーナーなども作ることができます。
1冊のカタログでまるっと分かる
以前のすきまくんのパンフレットはラインナップごとに分かれていて、自分に合ったものを見つけるのが大変でした。スリムすきまくんとブックすきまくんなんて、パッと見た目では違いが分かりませんからね。
その点、今年5月に発行された新しいカタログは素晴らしいです。すきまくんの全ラインナップがまるっと分かるようになっています。また、表面材についても巻末のほうに一覧で掲載されており、いろいろウルサイ私でも納得の内容に仕上がっています。
2011年にフジイの工場にお邪魔させていただいたときは古い町工場という感じでした。それが2016年に新築されて立派になっています。また当時、工場を案内してくださった藤井さんという若くて腰の低い方が、たぶん現在の社長なんだと思います。
工場見学から10年余りが経ちましたが、今尚すきまくんと競合するようなサイズオーダー可能な収納家具は皆無です。ここに至るまでの道のりはさぞ大変だったと思います。しかし、だからこそ現在もすきまくんはオンリーワンの存在であり続けるでしょう。
冒頭でも申し上げた通り、収納家具のサイズで悩んだら、すきまくんはオススメです。作りも本当にちゃんとしています。是非ご検討ください。
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