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ニトリで人気!「完成品オーダーラック」はフジイの「すきまくん」!?

前回はニトリの決算説明会資料を見ながら、改めてニトリのスゴイところを分析しました。

ニトリが32期連続増収増益達成!躍進の秘訣は回転率より粗利率にあり
ニトリが2019年2月期の決算を発表しました。まさに破竹の勢いで32期連続増収増益を達成。ニトリの躍進は家具販売店と変わらない粗利率でありながら在庫回転率が高いからと言われることが多いですが、実態はホームセンターよりも粗利率が高いことのほうが大きいと言えます。

ニトリは粗利率がものすごく高い。よそのホームセンターなら1000円で300~400円しか儲からないところが、ニトリでは545円もの粗利益が転がり込むわけですよ。スゴイですねー。

ともあれ、そんなことができるのも消費者が「おねだん以上」と納得して買ってくれる価格の商品を揃えているからこそです。もしくは、よそでは扱っていない魅力的な商品があるからこそですね。その点で、決算説明会資料にニトリの好調を支えたヒット商品の一例として「Nクリック・ボックス」(下写真)が挙がっていたのは納得でした。

一方で、ニトリで見慣れない商品も売上好調と紹介されていました。それは「完成品オーダーラック」という商品です。

 

ニトリ・完成品オーダーラック

ニトリ・完成品オーダーラック

出典:ニトリ

ニトリの「完成品オーダーラック」は幅1cm単位でサイズオーダー可能な木製棚で、なおかつ国産の完成品。サイズオーダーできる木製棚ならニトリには大洋の「エースラック(カラーラック)」がありますが、それは完成品ではなく組立品です。

しかし、私が完成品オーダーラックをニトリの店頭で見たことがないのは無理もありませんでした。なぜなら、ネット限定商品だからです。

「それにしてはどこかで見たような記憶が…」と思いきや、これはフジイの「ブックすきまくん」とほぼ同じ仕様の商品のようです。



フジイ・ブックすきまくん

こちらがその「ブックすきまくん」です。サイズオーダー可能な完成品の収納家具としては超定番で、島忠ホームズやルームズ大正堂でも扱われています。

ニトリの完成品オーダーラックとフジイのブックすきまくんに共通するのは見た目だけではありません。国産、完成品、サイズオーダー、カラーオーダー、ホルムアルデヒド等級F★★★★、棚板耐荷重20kg、ピン付き棚ダボ、コード孔、幅木カット、扉のヒンジはオーストリアのブルム製、プッシュ&耐震ラッチ付き、引出しは全段フルスライドレールなどなど、実物を見るまでもなくフジイの商品であることに確信が持てる仕様となっています。

 

ニトリ版とブックすきまくんの違い

完成品オーダーラックブックすきまくん
幅オーダー幅15~90cmでオーダー可能幅15~45cm(+幅90cm既製)
奥行30cmタイプと40cmタイプ30cmタイプのみ
デスクパソコンデスク(ハイタイプ)デスク(平机)
コーナータイプありなし
ロータイプあり奥行42cmなら関連商品あり
板扉のみ板扉とガラス扉
カラーオーダー10色対応14色対応

ニトリの完成品オーダーラックとフジイのブックすきまくんは共通点が多いのですが、同じサイズであれば基本的には同じ価格なので、楽天市場などでブックすきまくんを買ったほうがお得です。…と言い切れたら良いのですが、そこはさすがのニトリ。オリジナルな特徴を持たせています。

まず、ブックすきまくんは幅45cmまでしかオーダーできないのですが、ニトリは最大90cmまでオーダー可能。奥行もニトリは30cmと40cmの2サイズから選べます。

また、ラインナップが少々異なっており、ニトリにはハイタイプのパソコンデスクがある一方、すきまくんには平机が用意されています。さらに、ニトリには高さ70cmのロータイプがありますが、すきまくんは他のすきまくんシリーズから選ぶかたちとなります。あと、ニトリにはコーナータイプがありますが、すきまくんにはありません。

ここまでだとすきまくんのほうが劣勢なのですが、すきまくんは板扉に加えてガラス扉も選べます。また、ニトリは10色オーダーですが、すきまくんは14色オーダーです。とは言え、すきまくんはベースカラーが7色で、カラー扉が7色選べるというかたちですが。

 

フジイのすきまくんはその名の通り、もともとサイズオーダーできる隙間家具です。そのため、幅が45cmまでとなっています。しかし、最近は以前に比べて隙間家具の需要が減っているところを見ると、ニトリのように幅90cmまで対応のセミオーダー家具という切り口のほうが需要を掘り起こしやすいでしょうね。

もともとすきまくんはコスパが良いですし、ニトリでもこれくらいの価格帯なら売れて当然だと思います。特にプロパーと競合することもないでしょうから、ニトリの店頭で展開しても確実に売れることでしょう。

もっとも、そうすると今度はフジイの生産が追い付かないという問題が発生するのかもしれません(苦笑)

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