今年もハロウィンの飾り付けを片づけたら、すぐにクリスマスツリーを飾りました。こういうのはサッサとやってしまわないと、気が付けばお正月を迎えかねないですからね。
それはさておき、クリスマスツリーの電飾はスマートプラグで電源管理しています。点灯する際はリモコンで操作する必要があるものの、消灯は自動でOK。消し忘れを防いでくれます。
このスマートプラグは洗面脱衣所でセラミックファンヒーターを稼働する際にも活用しています。とても便利なのでもうひとつ買おうかなと思っていたところ、もっとたくさんの家電の電源管理が可能なスマート電源タップがあることを知りました。
「1つの電源タップで複数のプラグを個別に遠隔操作できるの!?」と半信半疑に思い、試してみることにした次第です。
Merossスマート電源タップMSS425FJP
今回紹介するのは「Meross スマート電源タップ MSS425FJP」という商品です。
メーカーは中国・四川省成都市のMeross Technology Co., Ltd.。マイクロソフト、シスコ、TP-Linkなどの専門家が設立した会社ということです。真偽のほどは分かりませんが、スマートプラグやそれを埋め込んだ小型家電などを中心に扱っています。
輸入元は藤原産業(株)となっていますが、工具などでお馴染みのSK11の藤原産業か否かは確認することができませんでした。もっとも、工具などの商社である藤原産業がスマートプラグなどを扱うとは思えず、偶然おなじ会社名だっただけと考えるのが妥当でしょう。
AC×4+USB×4、背面にはネジ穴
スマート電源タップMSS425FJPはACコンセントが4口、USB(type A)ポートも4口あります。ACの出力は1500W以下、USBポートは1口で最大2.4A、4口合計で最大4.0Aとなっています。家庭用としては普遍的かつ十分と言えるでしょう。
電源コードの長さは1.8m、プラグはスイング式となっています。タップ背面にはネジの頭を引っ掛けるための穴が2ヶ所設けられていますから、木質系壁などに固定することも可能です。また、床を保護するためのクッション(円形グレー色のもの)が付いています。
アプリをDLしてデバイスを登録
スマート電源タップMSS425FJPを使うためには、まずアプリをインストールする必要があります。取扱説明書に記載のQRコードを読み込み、merossアプリをダウンロード。インストールが完了すると、メールアドレスおよびパスワードの登録を求められます。
得体のしれないメーカーの製品を使うのに、得体のしれないアプリをダウンロードさせられて、おまけに個人情報を提供しろと言われるのは、非常に不満があるのですが仕方ありません。
登録が済んだら、画面右上の「+」をタップして、デバイス(電源タップ)の設定に進みます。選択肢の中に当該製品を見つけられなかったので、品番(MSS425FJP)で検索しました。なお、この過程で位置情報へのアクセス許可も求められます。
Wi-Fiネットワークに接続
スマート電源タップのプラグをコンセントに挿し込むと電源ランプが点滅します。そこでアプリから「次へ」と進むと、まずスマホと電源タップを無線接続、次いで電源タップをWi-Fiネットワークに接続する流れとなります。Wi-Fiは2.4GHzのみ対応です。
我が家で使っているTP-Linkのルーターは2.4GHzと5.0GHzの両方に対応しているものの、1度目は繋がらず。2.4GHzのみに設定を変更するも繋がらなかったので、ルーターを再起動することで成功しました。
アレクサ等を介して音声操作も可能
ネットワークへの接続が完了すると、アプリでの操作はもちろん、スマートスピーカー(AmazonアレクサまたはGoogleHome)を介して音声で電源のON/OFFを切り替えることができます。「アレクサ、スイッチ3を切って」などと言えば伝わります。
なお、AC4口はそれぞれ個別にON/OFFの切り替えが可能。USBポートは4つひとまとめの操作となります。
コンセント毎に呼称を設定可能
スマート電源タップMSS425FJPはコンセント毎に呼称を設定することができます。アプリの画面右上のメニューボタン(三本線)→デバイス名と進み、各差込口およびUSBの呼称を変更すればOKです。これにより、外出先でも分かりやすくしたり、スマートスピーカーに呼びかけやすくなります。
タイマー、スケジュール、シーンの設定も
スマート電源タップでできるのは電源ON/OFFの遠隔操作だけではありません。スケジュールやタイマーの設定のほか、複数のデバイスを同時に操作するシーン設定も可能です。映画鑑賞をするときに、直接照明をオフにして、間接照明とスピーカーをオンにするといったことを、一発でできるわけですね。自宅を出るときに、接続しているすべての家電の電源を切るといったことも可能です。
以上の通り非常に優秀なスマート電源タップですが、残念ながら我が家では一ヶ所で複数の家電の電源を遠隔操作する必要がある場所は見つけられませんでした。ほとんどの家電は常時接続だったり、主電源を操作できても手動で電源ボタンを押さないと使えないものが多いからです。一般的には水槽やデスクの周りでのニーズが高い製品だと思います。
ルーターを再起動する必要に迫られることが度々あるので、「これを使って遠隔操作できたら便利かも?」と考えましたが、ルーターの電源を切ることはできてもWi-Fiネットワークが切断しちゃうと操作できないんですよね(苦笑)別の使い方を検討したいと思います。
コメント