【スチールワゴン比較】IKEA「ロースコグ」vsニトリ「トロリ」

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【スチールワゴン比較】IKEA「ロースコグ」vsニトリ「トロリ」

昨年末にお知らせした通り、IKEA(イケア)のスチールワゴン「RÅSKOG(ロースコグ)」がリニューアルされました。キャスターがストッパー付きになったこと以外は見た目に変化が乏しいものの、価格を維持するために努力した様子がうかがえます。

IKEA「ロースコグ」ワゴンがリニューアル!小型は高さ61cmに
IKEA(イケア)の「RÅSKOG(ロースコグ)ワゴン」がリニューアルされました。キャスターがストッパー付きに変更されるとともに、フットベースの接続部がなくなり単一部品になったことが主な変更点です。また、ロースフルトがロースフルトのスモールサイズに改名され、高さが61cmになりました。

一方で、実はニトリも昨年夏ごろに「トロリ」をリニューアルしています(現行モデルは「トロリ4」)。もはやどちらが追い掛けているのか分からない状態です。

ともあれ、これまでもロースコグとトロリについて軽く比較することはありました。しかし、両者ともにリニューアルしましたし、トロリは発売以来かなりラインナップを増やしているので、改めて比較してみたいと思います。

※この記事は2025年1月6日時点の情報に基づいています

 

ラージサイズの比較

販売元 IKEA ニトリ
商品名 ロースコグ(ラージ) トロリ4(レギュラー)
商品写真

IKEA・RÅSKOG ロースコグ ワゴン(ラージサイズ), ホワイト

出典:IKEA

サイズ(mm) 350×450×770 315×450×890
税込価格 4,299円 3,990円
耐荷重 6kg 5kg
カラー 5色 5色

まずはラージサイズ(トロリはレギュラーサイズ)から比較してみましょう。

見た目はとても似ていますが、意外とサイズが異なります。ロースコグはダイニングテーブルやデスクの天板よりもちょっと高いくらい。対して、トロリはシステムキッチンの天板と同じくらいの高さと言えます。その点で言うと、ロースコグのほうはダイニングを含めた居室で椅子に座った状態で、トロリはキッチン内で立ちながら使うのに適していると言えるでしょう。

価格はトロリのほうが約7%安いです。ただし、その程度の違いなら決定打にはならないと思います。

バスケット1段あたりの耐荷重はロースコグのほうが大きいですが、これは両社で基準が異なるため一概にどちらが優れているとは言えません。

ロースコグのカラーラインナップはホワイト、ブラック、グレーグリーン、グレーブルー、ベージュイエローの5色。トロリはホワイト、ブラック、グレー、モカ、ベージュの5色です。

ロースコグはストッパー付き

IKEA・【新】ロースコグワゴン ロック機能付きキャスター

出典:IKEA

ロースコグはリニューアル後、キャスターにストッパーが付きました。これにより、体をワゴンにぶつけた際に意図せず移動してしまうということがなくなって、より安全に使えると思います。

一方、トロリも旧モデル(トロリ3)まではストッパーが付いていましたが、リニューアル後はコストを抑えるためか、ストッパーが省かれています。ついでに言うと、同じタイミングで、バスケットに引っ掛ける小物入れも付属しなくなりました。

トロリはバスケットの高さ調節可能

ロースコグのバスケットは全て固定で高さを変えることはできません。一方で、トロリは支柱がいわゆるメタルラックのポールと同じ構造になっており、25mm刻みで高さを調節することが可能です。収納したいモノの高さに合わせてバスケットの位置を変えることができるので、使い勝手が良いと思います。

スモールサイズの比較

販売元 IKEA ニトリ
商品名 ロースコグ(スモール) トロリ4(コンパクト)
商品写真

IKEA・RÅSKOG ロースコグワゴン, ホワイト, 28x38x61 cm

出典:IKEA

サイズ(mm) 280×380×610 300×390×603
税込価格 2,999円 2,990円
耐荷重 4kg 5kg
カラー 5色 5色

今回のリニューアルに伴い、「RÅSHULT(ロースフルト)」は「ロースコグ(スモールサイズ)」に名称が改められました。また、ロースコグのスモールサイズはロースフルトに比べて40mm低くなり、トロリ4コンパクトとほぼ同じサイズになっています。

価格もほぼ同じ。バスケット1段あたりの耐荷重と5色のカラーバリエーションについても、どちらが優れているということはありません。

ロースコグはストッパー付き、トロリはバスケットの高さ調節が可能という点も、ラージサイズ(レギュラーサイズ)に準じます。ちなみに、トロリ3はストッパー付きでしたが、小物入れは付いていませんでした。

 

トロリはスリムやキッズハンガーも

トロリ3 スリム

トロリ1KT キッズハンガーラック

ロースコグはラージとスモールの2タイプですが、トロリにはレギュラーの奥行が半分程度になった「スリム」、上段がハンガーバーになった「キッズハンガーラック」もあります。

スリムはすき間家具として、または狭いスペースで使うのに便利でしょう。キッズハンガーラックは上写真のようにランドセルと制服などをまとめるのに適していると思います。ちなみに、トロリの商品名は付いていませんが、もっと背の高い「ワゴンハンガーラック(DX2s01)」という商品もあります。

なお、これらは旧品番が付いていることからも分かる通り、キャスターにストッパーが付いています。ワゴンハンガーラックも同様にストッパー付きです。

 

トロリは別売パーツが豊富

ロースコグ、トロリともに、フタや、バスケットの縁に引っ掛けられるフックと小物入れが用意されています。ですが、トロリにはもっと多くのオプションパーツが用意されているのです。

バスケットハーフ
ニトリ・スチールワゴントロリ用 バスケットハーフ

出典:ニトリネット

トロリにはレギュラーサイズおよびスリムサイズ用それぞれに「バスケットハーフ」が用意されています。バスケットを追加したいときや、標準のバスケットでは柵が高すぎると感じる際に便利なアイテムです。

回転バスケット

「回転バスケット」はレギュラーおよびコンパクト用。支柱を軸としてバスケットを回転させることができます。小物を整頓したいときや、ワゴンを幅方向に拡張したいときなどに便利です。

バッグハンガー

「バッグハンガー」もレギュラーおよびコンパクト用です。上写真のようにランドセルやリュックなどを掛けたいときに便利だと思います。

フック
ニトリ・スチールワゴントロリ用 フック 1P

出典:ニトリネット

「フック」はレギュラー、コンパクト、スリムともに取り付け可能です。バスケットに掛けるフックと異なり大きいので、手提げカバンなどを掛けるのに便利でしょう。

 

以上の通り比較してみると、トロリのほうが総合的に商品力が上回っていると感じます。ロースコグを選んだほうが良い場面を挙げるとしたら、トロリのレギュラーサイズでは高さが高すぎると感じられる場合や、ロースコグのほうが好きな色があるというときくらいではないでしょうか。

ロースコグならストッパー付きというメリットもあるものの、現時点では旧仕様のトロリ3をセール価格で安く購入することもできます。ただし、一部カラーは既に完売です。

所詮はロースコグのパクリと思っている方もいらっしゃると思いますが、おねだん以上トロリですよ。

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この記事を書いた人

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
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