洋服を掛ける場所をちょっと増やしたいときにお手軽な収納グッズ、「シングルパイプハンガーラック」。収納スペースが足りないときだけでなく、玄関やリビングにチョイ掛けスペースを作りたいときや、子供の制服を掛けるスペースとしても使えます。
今回はそんなお手軽で便利なシングルハンガーラックを、ニトリ、イケア、無印良品、それとプロクルーが扱うプロ用ハンガーラックなどで比較してみたいと思います。
※価格および仕様は2019/11/07確認時点で改定
ドウシシャ・ハンガーラックNGHS-81BK
- サイズ:幅810×奥行440×高さ900~1560mm
- 耐荷重:約15kg
- 材質:本体=スチール、樹脂部=塩化ビニル樹脂
- 価格:税込997円
まずはこちら、amazonベストセラー1位(2019/11/07現在)のドウシシャ「ハンガーラックシングルNGHS-81BK」。今回はこれをひとつの目安に比較していきたいと思います。
最近はホームセンターに行っても1,000円を切ることは少ない中、amazonなら送料込みで997円というのは本当に助かります。耐荷重が約15kgというのも標準的で、コスパだけで言えば最強と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、ハンガーパイプが2本になったダブルタイプもありますが、これは絶対にオススメしません。なぜなら耐荷重はハンガーパイプ2本合計で約20kgとなっており、シングルタイプとほとんど変わらないからです。ハンガーパイプの総延長に合わせて洋服を目いっぱい掛けるとキャスターが壊れます。
ニトリ・縦横に伸縮できるハンガーラック

出典:ニトリ
- サイズ:幅900~1390×奥行430×高さ955~1690mm
- 耐荷重:約10kg
- 材質:パイプ=スチール、キャスターほか=ポリプロピレン
- 価格:税込1,212円
ニトリにも「ロビン(シングル)」(税込1,017円)という先のドウシシャ同様の商品があるのですが、同じようなものばかり紹介しても仕方がないので、もう少し特徴のあるものを紹介しましょう。上写真の「縦横に伸縮できるハンガーラック ロビンEX(EX シングル)」はハンガーパイプが左右に伸縮する構造です。これなら少ない設置スペースでたくさん洋服を掛けることができます。
ただし、耐荷重は10kgです。ハンガーパイプの長さに合わせて目いっぱい洋服を掛けると壊れるので注意が必要です。
ニトリ・高さ調節が簡単にできる棚付きハンガーラック

出典:ニトリ
- サイズ:幅693×奥行446×高さ1135~1520mm
- 耐荷重:ハンガー部分=15kg、棚=5kg
- 材質:スチール、PVC
- 価格:税込3,045円
ニトリではむしろこちらのほうが個人的にオススメ。「高さ調節が簡単にできる棚付きハンガーラック ポッパー シングル」の特徴は主に2点あって、ひとつめは高さ調節の際にピンで固定される仕組みなのでハンガーパイプが洋服の重みでガシャンと落ちることがないということです。
もうひとつは足元がスノコ状になっているので、バッグや衣装ケースを置きやすいということ。価格は普及品の約3倍ですが、足元に何か置きたい方にはオススメです。ちなみに上写真のナチュラル色のほか、ダークブラウン色もあります。
イケア・MULIG(ムーリッグ)洋服ラック
- サイズ:幅990×奥行460×高さ1510mm
- 耐荷重:最大20 kg
- 材質:基本=スチール(ポリエステル粉体塗装)、ポールキャップ=ポリプロピレンプラスチック
- 価格:税込899円
イケアにもいくつかのハンガーラックがありますが、イケアに品質を求める人はいないでしょうからやっぱり価格重視ということで、「MULIG(ムーリッグ)洋服ラック」をピックアップしたいと思います。価格は2019/11/07現在、税込899円となっています。
ムーリッグの最大の特徴は、日本メーカーのにはないシンプルなデザインです。キャスターは付いていないので移動はしにくいですが、逆に言うと壊れにくいというメリットがあります。ほか、高さや幅の伸縮という機能はなく、極めてシンプルです。正直言ってシンプルでもデザインが良いと言うほどのものではないですが、場所を決めて使用するのであれば、コストパフォーマンスが高い商品だと思います。
無印良品・スチールハンガーラック

出典:無印良品
- サイズ:幅860×奥行400×高さ1500mm
- 耐荷重:ハンガーバー・ベースフレーム=各10㎏
- 材質:スチール、ポリプロピレン
- 価格:税込5,490円
以前は無印良品にもキャスター付きの一般的なスチール&樹脂のハンガーラックがありましたが、現在はスチール製の「スチールハンガーラック」のみとなっています。なんだかイケアっぽいデザインで、足元の棚の部分もバッグなどを置くのに便利そうですけど、ちょっと価格が高すぎます。無印良品の信者でないとちょっと買えないでしょう(苦笑)
ちなみに、別売の「スチールハンガーラック用キャスター」を取り付け可能です。
ドウシシャ・ルミナス PROハンガー シングル 100W
- サイズ:幅1005×奥行420×高さ1080~1840mm
- 耐荷重:全体85kg(ハンガーポールは75kg)
- 材質:スチール
- 価格:税込4,980円
5,000円以上も出すならドウシシャの「ルミナス PROハンガー シングル 100W」のほうがはるかにオススメです。ここまで紹介してきたのは最大でも耐荷重が20kgまででしたが、こちらはなんと最大85kgまでOK。PRO用の名に恥じない頑丈さを誇ります。
ぶっちゃけ、10kg程度と言ったらジャケット10着くらいでも達します。一般的なハンガーラックで壊れた経験がある方は、迷わず耐荷重の大きな高級モデルを選ぶべきでしょう。ちなみに、こちらはホワイト色のほか、ブラック色、クローム色の3色展開。ほかにもバリエーションがあります。
プロクルー・プロS900ハンガーラック
- サイズ:幅990×奥行425×高さ1075~1800mm
- 耐荷重:100kg
- 材質:スチール(クロームメッキ仕上)
- 価格:税込18,200円
プロクルーが扱う「プロS900ハンガーラック」がほかと大きく異なるのは、国産品で、完成品であるということです。ネジなどで接合してあるのではなく丁寧に溶接されているため、ネジが緩んでガタつくということはありません。
耐荷重は100kgでかなり頑丈ですが、洋服を掛けるだけならハッキリ言ってオーバースペックです。業務用でも洋服を掛けるのにこんなに耐荷重は必要ありません。ただ、店舗では洋服を掛けたままフロアを移動させるシーンが頻繁にあります。縦方向よりもむしろ横方向への力が大きく掛かるのです。そのためスチールだけで作る必要があり、丁寧に溶接する必要があって、頑丈なキャスターを採用する必要があるのです。
一般的に家の中でハンガーラックを移動させることはあまりないと思いますからこんなに頑丈なものは必要ありません。ですがハンガーラックを移動させたときにキャスターや本体そのものが壊れてしまった経験がある方にはオススメできるかと思います。
というわけで、全部で7つの商品を紹介しました。ぶっちゃけ、お手軽さとコスパで選ぶならアマゾンで冒頭のドウシシャ製ハンガーラックを買うのがもっとも良いと思います。実際に見ていくつかの種類の中から選びたいならニトリに行くのが確実でしょう。手頃なものが複数あります。
イケアのムーリッグは価格とデザインの面でオススメできますが、無印良品は信者専用ですかね。ドウシシャのルミナスPROハンガーはコスパと耐久性を重視する方に、プロクルーのプロ用ハンガーラックはコスパよりもスペックを重視する本物志向の方にオススメと言えます。
是非、ニーズに合ったものをチョイスしてください。
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