近年、様々なモノが値上がりしています。収納用品も例外ではありません。特にかさが張るものは物流コストの上昇をモロに受けています。原料コストや人件費の影響も少なくないでしょう。
では、どこのホームセンターでも扱っているスチールワイヤーシェルフ、いわゆるメタルラックはどういう状況でしょうか。今回はホームセンター各社のメタルワイヤーラックの価格を比較してみました。
※この記事は2022年7月1日時点の情報に基づいています(2024年9月9日一部更新)
※店舗により取扱品および価格が異なる場合があります
メタルワイヤーラックの価格比較
ホームセンター | 税込価格 | サイズ(mm) | ポール径 | キャスター |
---|---|---|---|---|
ニトリ | 5,391円~ | 850×400×1815 | 22mm | × |
コメリ | 6,980円 | 915×460×1785 | 25mm | ○ |
コーナン | 7,678円 | 915×460×1785 | 25mm | ○ |
カインズ | 7,980円 | 907×458×1818 | 25mm | ○ |
ロイヤルホームセンター | 8,239円 | 915×460×1740 | 25mm | × |
ビバホーム | 8,778円 | 915×460×1740 | 25mm | × |
ナフコ | 8,980円 | 915×460×1785 | 25mm | ○ |
DCM | 9,328円 | 915×460×1740 | 25mm | × |
今回は基本的に幅900×奥行450×高さ1800mm前後で棚板5枚のタイプで比較しました。ただし、ニトリだけは棚板4枚かつ、ポール径は22mmとなっています。そのため、価格が一番安いとは言え、「おねだん相当」のスペックと言えます。
なので、スペックの低いニトリを除くと、実質的にもっとも安いのはコメリ。「アテーナライフ・システムラック5段ポール径25mm」はキャスターも付いています。棚板1枚あたりの耐荷重は65kg、ラック全体では最大325kgということで、ドウシシャのルミナス互換ラックの同等品と思われます。ちなみに、次点のコーナン「システムラックα5段90W」も同等品です。
なお、価格が高かったロイヤルホームセンター、ビバホーム、ナフコ、DCMもルミナス互換ラックの同等品。スペックがほぼ同じなら単純に安いほうを選べば良いですね。ただし、いずれの店舗オリジナルモデルもクリアコーティング(防錆加工)については明示していないので、不安に感じる場合はルミナス互換ラックをお買い求めください。
amazonで一番安いメタルワイヤーラック
では、amazonでもっとも安いメタルワイヤーラックはどれでしょうか。多少の価格変動はありますが、概ねドウシシャのルミナスラック互換品とアイリスオーヤマのメタルラック互換品が8千円前後となっていることが多いです。
8千円前後であればどこのホームセンターで買っても変わらないか、むしろ安いくらいです。約16kgと重いので、玄関先まで届けてくれる方がありがたいと思います。ただし、このグレードは輸送中にぶつけて棚板が変形していることも少なくないので、そこはあらかじめご注意ください。
楽天市場で一番安いメタルワイヤーラック
楽天市場でも同様に、ルミナス互換ラックとメタルラック互換品が安いという結果になりました。ちなみに、メタルラック互換品はルミナス互換ラックと違ってクリアコーティングが施されていないので、ルミナス互換ラックのほうがサビの心配が少ないと思います。
ちなみに、ドウシシャには「WR22-85175」というポール径22mmでクリアコーティングを施していない廉価モデルもあります。ニトリと同等のクオリティで問題ないという場合は選択肢になり得るかもしれません。
いずれにしても、セール中などのポイント還元も考慮すれば楽天市場のほうが安く買えるはずです。よほど急ぎでない限りは、ホームセンターで買う理由はありませんね。
10年ほど前は幅900×奥行450×高さ1800mm前後で棚板5枚のタイプのメタルワイヤーシェルフが税別3,980円くらいで買えることもありましたが、近年はドウシシャとアイリスオーヤマの2強による寡占が進んだこともあってそこまで安くはなくなりました。
もっとも、単に価格が上がったわけではありません。コーティングやメッキの品質が向上するとともに、寡占化によって各メーカーの拡張パーツが使える機会も増えています。以前よりも棚板が変形しているということも少なくなっているのではないでしょうか。つまり、より安心して購入できるようになっていると思います。
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