我が家はリビングの隅にドライルームを設けており、天井にホスクリーンもどき(ホセタ=タカラ産業「吊下げ室内物干しショートTA4560-BPA」)を取り付けています。
ホスクリーンやホセタを天井に取り付けるには下地が必要です。そのため、それらを取り付ける前提で建築時に天井下地を作っておくか、天井下地がある場所を探して取り付けるしかありません。つまり、持ち家であっても希望する場所に取り付けできないということがよくあります。
もちろん、一般的には賃貸住宅での設置は不可。天井にネジ穴をあける必要があるからです。
でも、天井にホスクリーンなどがあれば洗濯物を干しやすいし、床に物干しを置かなくて済むから見た目がスッキリします。なので、何とかして取り付けたいと考える人は少なくないでしょう。
そんな方に朗報です。ベルメゾンから天井下地を必要としないホスクリーンのような室内物干しが発売されました。
※この記事は2025年1月16日時点の情報に基づいています
ベルメゾン・ピンで設置できる天井付け物干し
ベルメゾンの新商品「浮かせて干す!ピンで設置できる天井付け物干し」は、石こうボードでできた天井であれば下地がなくても設置可能な天井付けの室内物干しです。語弊を恐れずに言えば、賃貸OKのホスクリーン(みたいなもの)です。
石こうボード用ピンで取り付け
商品名の通り、ベルメゾンの天井付け物干しは石膏ボード用のピンで取り付けるようになっています。
天井を見上げながら合計32本のピンを専用工具で押し込む作業は首が痛くなると思います。でも、これでホスクリーンのようなものが取り付けできると考えればこの苦行にも耐えられることでしょう。
本体はネジ込むだけでOK
ベースさえ天井に取り付けてしまえば、あとは本体をネジ込むだけです。仕上げに付属の竿をセットしましょう。
なんと昇降式!
下地がなくても、賃貸住宅でも取り付けできるだけでもありがたいのですが、なんとこの天井付け物干しは竿が昇降式になっているんです。両端のボタンを押しながら竿を上下させることで高さを調節することができます。
ただし、こういう構造ですから、天井いっぱいまで竿を上げるときは脚立を使う必要があります(天井高が2.4mかつ身長が約2m以下の場合)。
耐荷重オーバーもすぐ分かる
私はこの商品を見た瞬間、「耐荷重は大丈夫なんだろうか?」と思いました。石こうボード用のピンを天井に刺した場合、垂直方向の力にはどうしても弱くなるからです。石こうボード壁にピンを刺した場合、垂直方向には強くても、水平方向に引っ張れば簡単に抜けてしまうのと同じ理屈です。
しかし、こちらの商品は厳しいテストを繰り返したうえで耐荷重を8kgに設定。そのうえで、耐荷重をオーバーすると上写真のように赤い警告マークが表示されるようになっています。これなら安心して使えると思います。
というわけで、ベルメゾンの「ピンで設置できる天井付け物干し」を紹介しました。
耐荷重が8kgしかないというのは心許ないですが、オーバーしたら警告マークが表示されるので安心して使うことができると思います。何より、無理だと思っていたホスクリーンみたいな天井付けの室内物干しが設置できるのはありがたいことでしょう。
ベルメゾンでは今回の新商品を含む「エア干し」シリーズを5アイテム揃えています。取り付けたい場所に応じて選択肢が複数用意されているのはうれしいですね。
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