今年は暖冬でしたが、それでも3月に入って春の訪れを感じることが増えました。新型コロナウィルスの騒動さえなければ、あちこちお出掛けしたいのに…と思っている方も多いことでしょう。
一方で、春と言えば花粉症の季節でもあります。せっかく春らしい良いお天気でも洗濯物を外に干せず室内干しを迫られるというのは、二重の苦しみとも言えるかもしれません。
そんな方の気持ちを和らげてくれそうな新商品が発売されました。石膏ボード壁にピンで付けられる室内物干し「cupen(クーペン)」です。
※この記事は2020年3月5日時点の情報に基づいています(2023/10/16一部更新)
森田アルミ工業・cupen(クーペン)
「pid 4M(ピッドヨンエム)」でお馴染みの森田アルミ工業から発売された「cupen(クーペン)」は、上写真のように斜めに設置できる物干し竿と竿受けのセットです。竿受けは石膏ボード壁専用となっており、付属のピンで壁に固定します。ピンを抜いた痕が目立たないので、賃貸住宅でも使用可能です。
ホワイトとブラックの2色
カラーバリエーションはホワイトのほかにブラックがあります。スクエアなデザインでスタイリッシュなだけでなく、竿受け部分は折り畳んで収納することも可能。さらに、約120度回転するようにできているので、斜めに竿を渡すことができます。
竿掛けも付属
竿を渡さないときは付属の竿掛けに竿を掛けて収納することもできます。竿にはそのための紐も付いています。
竿はアルミ製で1040~1860mmまで伸縮可能。竿受けはABS樹脂よりも耐候性が期待できるASA樹脂でできています。耐荷重は10kgです。
ベルメゾン・ピンで設置できる「渡せる物干し」
「クーペンはどこかで見たことのある商品だなー」と思ったら、ベルメゾンにありました。以前にもご紹介した「浮かせて干す!ピンで設置できる渡せる物干し」(上写真は後継モデル)ですね。
実はこちらの渡せる物干し、千趣会と森田アルミ工業で共同開発した商品です。クーペンと同様に石膏ボード壁にピンで取り付けし、耐荷重は同じく10kg。価格はベルメゾンのほうが少し安いですが、いずれも税込で7千円台です。
ただし、違いもあります。渡せる物干しはホワイトのみ。竿は175~275cmまで伸縮でき、クーペンよりもワイドサイズです。また、竿掛けは竿を紐で吊るすのではなく、カチッと留めるタイプになっています。
そのような違いがあるわけですが、耐荷重は10kgしかないんですから実際のところ長さはあまり関係ないかもしれません。それよりもクーペンのほうがスタイリッシュで良いのではないかと思います。
ベルメゾン×森田アルミ工業の「渡せる物干し」は2018年度グッドデザイン賞を受賞しましたが、インテリア性はちょっと微妙だと思っていました。その点、新商品のクーペンはスタイリッシュで良いですね。竿を渡していないときに目障りではないデザインに仕上がっています。
機能的にも申し分ありません。ただ、そうするとオリジナルである「渡せる物干し」は存在意義が薄くなってしまいますね。ベルメゾンのほうでも順次切り替えとなるのでしょうか…?
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